【本日12時ご予約開始】
— プレミアムバンダイ 【公式】 (@p_bandai) 2021年11月24日
『ガンダムブレイカー バトローグ』より、
「ウイングガンダムスカイゼロ」がHGキット化☆
「HG グフクリムゾンカスタム」「HG ガンダムアストレイレッドフレームインバージョン」「HG 陸戦型ガンダム(市街地戦仕様)」も同時ご予約開始♪#ガンプラ
https://t.co/0q2aGj58gO pic.twitter.com/ArBYRtQFDH
『ガンダムブレイカー バトローグ』に登場した主人公たちの改造ガンプラ商品化の情報が次々と入っていますが、何と仮面の男が繰り出してきたAIパイロットが操作するガンプラまでもが商品化される情報を先日知って驚きました。後述の最終回で活躍を見せたタイミングで発表する辺りにプレバンの商売上手な面を感じ取ります。
取り扱っているガンプラは全部で4つありますが、個人的に気になっているのが「グフクリムゾンカスタム」。搭乗者のゼハートが好きというのもありますが、「赤いグフ」というありそうでなかった発想にどこか惹かれるものがありました。グフといえば青いイメージが強く残っている中でここまでカッコいい赤グフを魅せてくれたことには感謝したいです。せっかくなので予約してみたいと思いましたね。まぁ既にどの商品も予約在庫が切れているんですが・・・・・・
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ジャヒー様はくじけない!
第16話「魔法少女は遠慮しない!」
引き続き魔法少女きょうこ&魔王のターン。前半はドゥルジと勝手に激戦を繰り広げたり、知らず知らずのうちにサルワの作戦を台無しにしていくきょうこのパワーに圧倒されました。ドゥルジとの戦いはOPの時点でわかっていたものの、サルワまで翻弄してしまう彼女の強烈な個性は本当に凄まじいです。それでいて誰もジャヒーのことを理解していない辺りが実にシュール・・・・・・
そんなきょうこも魔王には振り回されっぱなしなのが面白いところですね。お弁当を届けてくれたかと思いきや中身を全て食べられていたオチは予想していたものの爆笑してしまいました。ひたすら食っちゃ寝ばかりの魔王の様子は、劇中のきょうこの発言通り「ある意味魔王」と言えます。
そして魔王の存在もジャヒーによって祀り上げられていたことがわかりさらに驚愕しました。魔王を妄信するジャヒーの姿はジャヒーとドゥルジの関係に通じるところがありますね。そんなこんなで魔王がただのぐうたらで終わるかと思いきやのラストにも意表を突かれましたし、キャラの乱高下がとにかく激しかった印象です。
境界戦機
第8話「再生の槌音」
今回はロボットバトルは一旦お休み。廃村でひっそりと暮らす人々のために復旧作業に勤しむ八咫烏が見られましたが、戦わずとも困っている人々に手を差し伸べることも日本復興に繋がるという考えを実行しているのが良かったです。内気な若者を外に出して働く活力を与えていくゴウケン隊長など、現地の住人たちが自分たちで村を取り戻せるよう手助けをしてくれているのが素晴らしいですね。でもこの村次回ぶっ壊されそうですね。
アモウたちに関しては戦闘以上に生き生きとした姿を見せてくれて顔が綻びました。ガイたちが作った機械を使う際に必殺技を叫ぶよう強要されるシーンは、何だかんだノリノリでやってくれるアモウにクスッときましたね。他にもパパになったガシン(ただしにんじんは残す)といった彼らのキャラの掘り下げにも繋がっていたのが印象的です。本作の日本の悲惨さをここまで描いてきたからこそ、日本を取り戻そうとする八咫烏の活動の意味が大きく示された回だったと言えます。
月とライカと吸血姫(ノスフェラトゥ)
第8話「乙女の祈り」
イリナの処分はひとまず撤回されて一安心したのも束の間、今回のイリナへの扱いにどこか不信感を覚えました。賞賛されてはいるものの、どちらかというと「実験動物」としてちやほやされている節があるからか少しだけ不快感がありますね。イリナ自身はそれに負けずにいますが、どこまでも吸血鬼への扱いのひどさばかりが印象に残ってしまいます。
さらにレフがイリナの監視係から外されたのもあって余計心配になってしまいます。しかしそこからはアーニャがイリナと友情を育んでいく様子が描かれたので少しだけ安心しました。レフとは異なる、同性との絆を一緒に遊びながら築いていく姿にほっこりします。
一方レフは候補生として訓練に励むようになりましたが、何だかんだで未だにイリナのことを想っているのが嬉しかったですね。道が分かれても心が通じ合ってきている描写から、2人のことをより応援したくなりました。
吸血鬼すぐ死ぬ
第8話「ピスピス危機一髪」「キッドナップ・カプリチオ」「キッドナップ・エレジー」
ドラルクがようやくまとも(?)なコウモリになれても特に日常は変わらない。ヒナイチの胸にしまわれたり半田の雑な誤魔化しに翻弄されたりと散々な目に遭っていて、ドラルクのギャグはある意味で安定感があるなと感じました。つけヒゲ隊長の粋な助け舟にキュンときたものの、ラストは閉まらないのがドラルククオリティと言ったところでしょうか。
そして中盤から今回のメインと言えるジョン失踪が描かれて見入りました。「ヌー」だけで感情豊かに表現するジョンの苦難の帰り道は可哀想ながらもちょっと癒されます。(それにしてもあのダチョウは何なんだろうか)しかし最初は勘違いから始まったジョン誘拐の疑いが本当になってしまう展開には胸がキュッとなりましたね。
このまま珍しくシリアスに突入するかと思いきや、そうはならずに一安心。むしろ以前ひどい扱いしかされていなかった辻斬りナギリがクールに活躍したことに驚きました。ジョンを使ってロナルドに復讐するはずが、逆にジョンを助けて彼にとってのヒーローになってしまう憎めないダークヒーローぶりはちょっとカッコよかったです。
古見さんは、コミュ症です。
第8話「お盆です。」「お祭りです。」「夏休みも終わりです。」
夏休み後半戦は古見さんの親族が集まる里帰りから始まりました。家族だけでなく親戚たちも無口な人と饒舌な人にはっきり別れている辺り、古見さんのキャラはこの一族特有のものなのかなとか思ってしまったり。またお祖母ちゃんは厳しさと優しさを両方持ち合わせたような人物で見ていて心が温まりますね。
古見さんが家に帰ってからは夏休みの定番イベント「夏祭り」に突入。玲によって例の如く濃いクラスメイトが勢揃いしてワチャワチャ大騒ぎしていたので見ていて飽きませんでした。なじみのサウザントブッキングや紐くじの屋台のお婆さんの強烈さなど、目に焼き付くギャグシーンも多かったです。
そして夏休み最終日は只野の家でのお話に。すぐ打ち解ける只野妹や宿題終わっていない問題など印象的な点は数あれど、古見さんが「夏休みが終わってほしくない」と思えるようになったことが最も心に残りました。これまで古見さんにとって何でもなかった夏休みの日々が、友達との日々に変わることで惜しいと感じるようになったことにウルッときてしまいましたね。
ガンダムブレイカー バトローグ
第6話(最終話)「UNDER THE MASK」
最後の最後でお祭りの如く大暴れしてくれた最終回でした。巨大化した敵相手に主人公たちが一致団結して戦い、「ガンプラの楽しさ」を説く内容は「ガンダムビルド」シリーズのオーソドックスなテーマに沿っていてかなり興奮しましたね。満を持して登場してくれたタクマと彼の「ガンダムダブルオーコマンドクアンタ」もしっかり活躍してくれて良かったです。
そして仮面の男ことマハラにフォローが入った展開も見事でした。やらかしてしまったことはとんでもないものの、彼もまた「ガンプラやガンダムが好き」だということはここまでで十分に感じ取れていたので最後は救われたことに安心感を覚えます。サブタイにある通り、必死に自分のプライドを守っていたマハラの仮面の下を明かすことこそ今回の話のテーマだったのだと感じましたね。
他にはマハラが作ったAIが反逆するシーンが印象的。敵役だけでは終わらせずガンダムのキャラを味方として戦わせてくれたことはかなり嬉しかったです。(グラハムとゼハートの仮面が脱げるのがここすきポイント)
総評
『ガンダムブレイカー』を原作とした短編アニメでしたが、ゲームの方を知らない身でも十分に楽しめる内容になっていて非常に面白かったです。各キャラの背景などゲームの地続きであることを感じさせる描写があるものの、それらの知識が無くても楽しめるように作られていたのはかなりポイントが高いですね。
ストーリーに関しても上述のマハラの件を主軸に「ひたすらガンプラバトルを魅せていく」内容になっていたので、すんなり見れたのも大きかったと思います。1話につき十数分という短い尺を利用しているとも感じました。(もっと見てみたいとも思いましたが、この内容で30分やったら確実に間延びして冗長なことになるのでこれが正解とも思いましたね)細かいことを気にせず、ガンプラの激しいバトルに熱くなれるアニメだったと言えます。
ガンプラといえば『SDガンダム ヒーローズ』の発売予定ガンプラの発売が延期されたちょっとだけ悲しいニュースが先日発表されたのも記憶に新しいです。原因が何なのかはっきりしていませんが、それよりも窮奇といった魅力的なキャラのガンプラを手に入れるまでまだ時間がかかることにはショックを受けました。アーサーやロビンフッドなどの発売も来年以降ですし、未だに手に入らない状況にちょっとモヤモヤしてしまいますね。
ではまた、次の機会に。