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2020年秋アニメ簡易感想 その13

 

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー龍玄 ブドウアームズ

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー龍玄 ブドウアームズ

  • 発売日: 2014/08/09
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

 先日、「俳優の高杉真宙(たかすぎ・まひろ)さんが出演予定だった朝ドラを自主降板する」という中々に衝撃的なニュースが舞い込んできました。高杉さんと言えば特オタ的には『仮面ライダー鎧武』の呉島光実役で知られる人auのCMや「スカッとジャパン」などにも出演していた俳優です。彼のような所謂「特撮俳優」は多くが朝ドラや大河での出演を経て大人気になっていった*1ので、彼もその出世街道を進むであろうことに喜びを感じていました。なので今回のニュースは本当に驚きました。

 上記のリンクから見れる記事によると『アイドル的な役者と僕は違います。やはり共演したくないです。これからは役者の道を極めたい』と訴えたとのこと。有名な作品に出て注目されるよりも、芸術志向の作品で自分の演技力と表現力を磨いていきたいということでしょう。鎧武の頃から知っている高杉さんが朝ドラで活躍し、ゆくゆくは有名になっていく姿を見ることを期待していただけあってそれが見れないというのは正直残念ではありますが、そういったちゃんとした理由があるのであれば仕方ないとも思います。誰もが羨む王道ではなく、自分が信じる道を進むことを選んだ高杉さんがこれからどうなっていくのかわかりませんが、出来る限り応援していきたいですね。

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ひぐらしのなく頃に

第6話「綿騙し編 其の参」

 ラストのブチギレ梨花ちゃんに吹いた。魅音に人形を渡すように頑張って誘導したのに結局分岐を変えることが出来なかったのもあって当たり散らしたくなる気持ちもわかるのですが、圭一への発言の全てがうかつすぎて笑ってしまいます。というか罪滅し編皆殺し編も似たような意味深発言をして周囲を混乱させてきたというのにあれから何も変わってないことに哀愁を覚えます。またラストシーンは初見の人からしたら「純真無垢な美少女が突然豹変する恐怖の場面」に見えたのかもしれない一方で、事情を知っている方からすれば「再走する羽目になって思わずキレるRTA走者の図」にしか見えないのがまた滑稽さを加速させます。

 それ以外にもオヤシロ様の像の頭部が壊れている点や詩音が祭具殿で足音について話していない(=詩音は発症していない?)などの差違が見られましたが大きな変化は見られませんでした。また富竹と鷹野の2人が軽トラを盗んで逃亡したというのが気になります。行方不明に梨花が関わっていないことがわかった今、この2人がわざわざ他人の車を盗んでまで去ったことにどんな理由があるのでしょうか?梨花ちゃんは富竹の失踪を「珍しい」で済ましている場合じゃないぞ)謎は深まるばかりです。それはそれとして真顔で軽トラを盗むシーンのシュールさには笑った

 

 

呪術廻戦

第7話「急襲」

 ついに五条先生の実力が明らかになりましたが、あまりにも強すぎてびっくり。全く苦戦することなくひたすら圧倒して終わってしまったうえ、呪霊とはいえ相手への容赦も一切ないので若干ドン引きです。また隠していた素顔がようやくお披露目となりましたが、端正な顔と透き通るような瞳があまりにも浮世離れしているため、本人の性格も相まってかなり不気味に感じました。顔を隠していた時の方がかえって親しみを覚えるくらいです。

 そんな中でも悠仁の学習のために彼を引っ張り出すなど教師としての一面はしっかりしているのが良いですね。悠仁とのコントのようなやり取りも微笑ましくて五条先生がただ得体の知れないだけのキャラクターにならずにすんでいるのが絶妙なバランスと言えます。敵側も不穏ながら「じゅじゅさんぽ」では仲良くやっているのも楽しめました。(首だけになった火山頭をサッカーボールにするのはさすがにどうかと思いましたが)

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第24話「覚悟」

 ルークら3人が主役のエピソード。ネイルのマキシマム召喚攻略のヒントを手に入れるために、オーティスの試練に果敢に立ち向かう彼らの奮闘ぶりが見られました。勝っても負けてもペナルティ3つという条件の中、”遊我のため”に戦っていることを自覚して覚悟を決めるシーンが良かったですね。その中でも最近デュエルでの出番がなかった会長がクローズアップされたのも嬉しかったですし、オーティスが懐かしの真紅眼の黒竜を繰り出してきた時は興奮しました。

 またすっかり意気消沈してしまった遊我にロアが叱咤をお見舞いする展開には驚きました。遊我に対する対抗心を持っていたのは以前から知っていたものの、飄々とした彼がここまで声を荒げる辺り自分を倒した遊我を認めつつあるように感じましたね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第7話「マァムの想い」

 紆余曲折を経てマァムがダイたちのパーティーに加入するまでが描かれましたが、前回男勝りな面ばかり見せていた彼女の臆病な内面が今回明らかになりました。アバンと共に戦った仲間を両親に持つものの、戦いそのものはあまり好まない彼女が彼との修行の末に「守るための力」を手に入れた過去が描かれ、彼女の優しさとそれを支える強さがわかりました。特に彼女の才能を見抜いて専用の「魔弾銃(まだんガン)」を作り出すアバン先生の万能選手っぷりには驚かされます。

 他にも今回魔王軍の妖魔司教「ザボエラ」が登場。正面から戦うことを好む人物が非常に多い本作では珍しく智謀策謀に秀でたタイプです。汚い手を使ってでも自身の地位と命を死守しようとする姿勢を最後まで捨てなかった卑怯者ではあるのですが、その生き汚さが個人的にはかえって清々しく感じますね。クロコダインを煽って自分の作戦に協力させようとする辺りも実に悪役らしくて好みです。

 

 

ポケットモンスター

第44話「ソード&シールドⅣ「最強の剣と盾」」

 4週にわたり展開されたソード&シールド編も今回で完結。1話とは思えぬほどかなり内容が盛り沢山で見ていて楽しかったのですが、一方でやらなければならないことを詰め込み過ぎた結果どのシーンも印象が薄いまま終わってしまったように感じてしまいました。ローズの心情なども掘り下げ不足に感じましたし、ザシアンとザマゼンタが助けに駆けつけるシーンもサトシたちの接点が少なかったのもあって情緒が感じられませんでした。この辺りは話数を増やしてもっとやってほしかったですね。

 しかしリオルとラビフットの進化シーンなど要所要所は見事でした。サトシたちを庇う中進化を果たすルカリオに、1つの技にこだわって勝利を掴むことで進化したエースバーンと、サトシとゴウそれぞれの相棒の積み重ねがここにきて一気に昇華されたので非常に熱かったです。特にルカリオはこの調子だと今期のサトシのエースになるかもしれませんね。

 そして次回は何とミュウツー登場!しかもミュウツーの逆襲』の時と同じ個体らしいので、サトシとの再会からどんな言葉を紡ぐのが非常に気になります。あとやっぱり市村さんが声を当てるのでしょうかね?

 

 

憂国のモリアーティ

第6話「ノアティック号事件 第一幕」

 これまで犯罪相談役としての一面を貫いてきたウィリアムたちの目的とそのための手段がようやく判明。「貴族社会の歪さを世間に知らしめるため、ロンドンを犯罪都市に変える」という計画はこれまでとはスケールが桁違いで一気に話が壮大になってきたと感じました。小悪党を利用して殺人の常習犯である悪徳貴族に殺しをさせる手口はとてもいやらしく、「”犯罪界のナポレオン”としてのモリアーティ教授」という個人的なイメージに近づいてきたと思います。

 そして今回ついに宿敵である「シャーロック・ホームズ」が出てきて興奮しました。チンピラのような見た目で女性を侍らせているだらしのない男で、しかし粗暴さを感じさせない姿はこれまでの創作に出てくるホームズ像とは大きく異なっていてちょっとした衝撃を受けました。邂逅を果たしたウィリアムとこのホームズがどのような戦いを繰り広げていくのか楽しみです。

 

 

 朝ドラということで思い出しましたが、現在放送中の『エール』は中々面白いとのこと。物語の内容はもちろん、視聴中のメタレド母曰くナレーションを務める津田健次郎(つだ・けんじろう)さんの声も見どころの1つのようです。機会があればその内見ておきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:これまで朝ドラ出演の後人気になった特撮俳優に「松坂桃李」「福士蒼汰」「竹内涼真」などがいる。