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2021年冬アニメ簡易感想 その22

 

ゴジラ対メガロ

ゴジラ対メガロ

  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 ゴジラガメラをはじめとした怪獣たちのソフビシリーズ「ムービーモンスターシリーズ」にアニメ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』のメイン2体が追加されました。されたのですが・・・・・・そのビジュアルには衝撃を受けましたね。

 まずメインである「ゴジラウルティマ」。以前にもそのショッキングな顔が公開されましたが、それに続いて胴体よりも迫力のある巨大な脚部に目がいきます。一目で強靭だと察せられる分厚い太ももはこれまでのゴジラとは比べ物にならないほどのマッシブぶりを感じさせてきます。(これほどの巨体を支える分足も大きくなる、というのは生物として正しい姿と言えますが)他にも下あごの大きさから不気味にニヤついているようにも見える顔立ちは実に不気味で、デザインを担当した山森英司(やまもり・えいじ)*1氏の「意思疎通など出来ない、畏怖すべき生き物としての威厳」というコメントの意味がここに込められているのだと感じますね。

 そしてそれ以上に度肝を抜かされたのが「ジェット・ジャガー」のデザイン。細長い手とは対照的に非常に短い足がこれまた独特でびっくりしました。以前PVを見た際に「町工場で作られたロボット」という感想を残しましたが、重機に無理矢理手足と頭部をくっつけたような全身像もあって余計そう感じますね。ここまで来ると正直笑ってしまいますが、一方でいくらでも増設出来そうなデザインなのでこの先の展開で少しずつ強化されていくのではないか?という期待も抱かせてくれます。そうして最終的には我々の知るジェットジャガーそのままの姿になってほしいところです。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

Dr.STONE(2期)

第7話「極秘のミッション」

 原作でも回収まで約1年かかった伏線がようやく来ましたが、石にされた人間を石ころから完全に修復していく光景はやはり何度見ても驚きます。手芸部だからという理由を超えた手先の器用さもそうですが、粉々に砕かれた状態でも地道に直していく杠の精神力には感嘆するほかありません。(こういう“忍耐強さ”という共通点からも大樹とお似合いだよなぁ)千空の「全人類を救う」という言葉が決して嘘偽りではないことを実感します。

 そしてここで羽京の心情が判明するのも良いですね。ここまで何を考えているのかわからず怪しい雰囲気を纏っていましたが、「誰にも死んでほしくない」という考えがわかるや否やそれまでの行動の意味がすぐに理解出来るようになっているのは地味に面白かったです。

 

 

ゆるキャン△ SEASON2

第8話「ひとりのキャンプ」

 キャンプ場に着き、本格的にスタートしたなでしこのソロキャンプですが、同じくキャンプをしている家族たちと何だかんだで仲良くなっていく様子には癒されました。知らない人ともすぐに仲良くなれるなでしこのコミュ力の高さと、人と人の繋がりを感じほっこりします。1人だけど1人じゃない、そんな実になでしこらしいソロキャンプでしたね。あと余談ですが野菜のホイル焼きが実に美味しそうでした。特にトマト。

 またなでしこのことが気になるあまり様子を確かめに行ってしまうリンと桜姉さんには笑ってしまいました。当人と鉢合わせしそうになり、とっさに隠れるシーンなども非常におかしいです。それでいて決してなでしこに干渉しない辺りに2人の彼女に対する想いが感じ取れましたね。

 

 

天地創造デザイン部

第8話「案件8」

 ここまで何かと動物の試作を出してはうんうん唸っていた本作ですが、とうとうデザイナー本人が自分の体で試し始めた時はビビりました。自由に体の構造を変えられるのはまだいいとして(よくない)、そうして起きる身体の異常に対しても割と平然としている辺りが非常にシュールです。前々からサイコ染みていた木村だったからこそある程度受け入れられましたが、特に気にしていいない水島たちにはちょっとゾッとしてしまいました。

 その後の各個室での作業シーンではやはり金森の歌唱パートが印象の大多数を持ってういかれました。その後の木村と水島のラップバトルもそうでしたが、求められたらすぐに応じられる下田のスペックの高さに驚かされます。そんな感じで遊んでいるように見えるものの、何だかんだで新しい動物のデザインに繋げる流れが最早お約束となっているのもあって安心して見ることが出来ましたね。

 

 

ひぐらしのなく頃に

第21話「郷壊し編 其の四」

 沙都子の愛憎が天元突破した回。何か変なコスプレおばさんにループする能力を(半ば無理矢理)貰ってやり直そうとしたけど、結局ループ前と同じになったので梨花も巻き込んで心中する展開のジェットコースターにはもう唖然とするほかありませんでした。ラストのシャンデリア百合心中のシーンのスピード感といったらもう凄まじかったです。

 沙都子が如何にして梨花を“裏切り者”と認識するかまでが実に丁寧に描かれていたので彼女の気持ちも理解出来るのですが、その結果あの惨劇の数々に繋がっていると思うとやり切れない気持ちになりますね。また沙都子は自分だけが過去に戻っているだけと思っていて、そのせいで梨花がループに囚われていることに気付いていないのが余計に辛いです。そう思いながらEDを聴き直すと歌詞がそのまんま今の沙都子のことを歌っていることがわかりますね。

 そして今回で沙都子の目的が大体見えてきたのが面白いです。普通にループしてもルチーアで梨花と離れ離れになる運命からは避けられないと判断したからこそ、何度もやり直して梨花に「雛見沢から出ない」と決断させようとしているのでしょうね。その結果が猫騙し編だと考えると実にしっくりきます。問題はこれまでの惨劇に沙都子がどう関わっているのかですが、その辺りは次回に期待したいです。

 

 

呪術廻戦

第20話「規格外」

 東堂の術式がついに判明。「対象の位置を入れ替える」という至極シンプルなものですがそれだけに使い勝手が良く、相手からしたら厄介というのが恐ろしい。その術式をブラフを交えたりして見事に使いこなす東堂本人もとんでもないです。他にも恵の手負いの状況から敵の攻撃のカラクリを瞬時に解き明かす様子にも驚かされます。ただの筋肉ゴリラかと思っていたら技術も頭脳も優れているので見ていて面白かったですね。脳内の高田ちゃんとの会話シーンはドン引きしつつ爆笑しましたが。

 そしてそんな東堂の強さすら凌駕する五条先生のインパクトにはさらに驚かされました。MAP兵器染みた術で一掃とかいくら何でも規模が違い過ぎて苦笑いしてしまいます。ここまでくると手足を吹っ飛ばされた呪詛師や今回ボコられてばかりだった花御が気の毒に思えてきますね・・・・・・

 

 

ポケットモンスター

第57話「恋はコダック

 コハルとキクナの女子回、もとい女子会。片付けられない女キクナさんのちょっとした過去を知り、彼女のために奮闘するコハルが実に可愛かったです。結局のところ勘違いでしたが、それでもキクナが再び笑顔になれたことですし良い話だったな~、という余韻に浸れましたね。中華街のような場所で買った料理やマカロンで楽しむ2人とイーブイの様子も普段のアニポケではまず見られない光景だったので新鮮でした。

 また今回のゲストであったコダック特に印象に残りました。寒がり故にマフラーを常に巻いているビジュアルが非常に可愛らしかったですし、何よりそんな大切なマフラーを落ち込んでいる人にかけてあげる優しさには心打たれました。ゆりやんレトリィバァ*2の演技も中々に良かったのでその内また再登場してほしいですね。

 

 

 それにしてもここまでジェットジャガーが推されている状況に少々困惑してしまいますね。ゴジラ映画では初の人類側のロボット兵器でありMOGERAや機龍たちの偉大な先達というのはわかるのですが、正直かなり意外なチョイスです。しかしウルトラマンZ』でセブンガーが癒しキャラとして人気になったように、ゴジラSPでジェットジャガー知名度が上がって人気なれば中々の快挙だと思うのでぜひそうなってほしいところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:日本のアニメーター。平成狸合戦ぽんぽこ』や『千と千尋の神隠し』などのスタジオジブリ作品を手掛けてきた。

*2:吉本興業所属のお笑いタレント。「第1回女芸人No.1決定戦 THE W」の優勝経験を持つ。