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2021年春アニメ&特撮簡易感想 その19

 

 

 

 あの『妖怪大戦争』が妖怪大戦争ガーディアンズとなって8月に公開されることが本日発表されました。妖怪大戦争と言えば個人的には神木隆之介氏が主演を務めた2005年版が懐かしく感じるのですが、当時と同じ三池崇氏を監督に据えていることに驚かされました。2005年版を楽しく見ていた身としては本作も同じように楽しめるだろうという安心感があります。

 そしてそれ以上に強烈だったのがかの大魔神が出演するという情報。スクリーンでは55年以上姿を消していたという大魔神が(一応『大魔神カノン』もありますが。色々言われてますけど僕はカノン好きですよ)まさか妖怪大戦争で復活するとは思いませんでした。巨大な大魔神と妖怪の軍勢は確かに相性がいいと思います。また大魔神は悪い人間たちを懲らしめる存在で相手になるのも基本人間なのですが、どうせなら巨大な怪物と怪獣プロレスを繰り広げてほしい、と以前から思っていたのでそれが叶うかもしれない可能性が出てきたのはとても楽しみです。夏に観に行きたい映画が増えて嬉しい限りです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第69話「はじめてのおつかい見守りたいっ!」

 今回はサルノリとイーブイが主役の「はじめてのおつかい」。イタズラ好きなサルノリとヤンチャなイーブイが行く先々で寄り道しながらも大切な品を持ち帰る健気な姿が見れました。当初は遊んでばかりだったものの、途中で託されたおつかいの重要性を思い出してしっかりとこなそうとする2匹に心打たれました。特にすぐに相手を叩いたり癇癪を起こすサルノリがゴウの自分への期待を果たそうと、転んで泣きながらも一生懸命歩き出す姿には思わずもらい泣きしてしまいましたね。わがままないたずら小僧から着実に一歩成長してみせたと思います。

 それを見守るゴウとコハルにも見どころ満載です。最初は自分の相棒に対して親ばかを発揮していたのが、いつの間にか見守る側としての役目をしっかり果たそうとするようになって感激しました。不安が入り混じりながらも必死に信じようとするゴウの表情が印象的です。サトシも慌てる2人の代わりにフォローしてくれるなど名アシストぶりを発揮してくれました。

 あとはロケット団ペリッパーにもスポットが当たったのが意外でしたね。これまでは単にガチャを届けるだけの存在でしたが、今回の件を以て「おとぼけキャラ」を確立したように思えます。ロケット団の徹底的なフォローを経てようやく届けてくれる点は上記のゴウたちとは対照的で面白いですね。

 

 

灼熱カバディ

 第10話「エースだから」

 埼玉紅葉高校との試合が開始しましたが、いきなり佐倉が王城と同じスタイルを披露した時は驚きました。あの体格で部長と同じ技を使ってくるとか非常に恐ろしいです。相方の右藤も技の多さで相手を翻弄するテクニシャンで、奏和の面々とはまた違った手強さを感じさせてくれます。

 そんなコンビの回想シーンは中々に泣かせてくれます。家庭の事情故にカバディから離れていた佐倉と、またカバディをするために部を作る右藤の人の良さに惚れました。右藤以外にも、例え点を犠牲にしてもショックを受けた佐倉に叱咤激励を送ってくれる部のメンバーにホロリときますね。紅葉高校もいいキャラが揃っています。

 対する能京のメンバーもそれぞれの持ち味を活かして活躍していて良き。部長に至っては体を張った攻めによる闘争心の高さを見せつけてくるので怖いと思いながらもやはりカッコいいです。「簡単に越えられると思うなよ」の表情は見ていて震えましたね。

 

 

ましろのおと

第10話「山颪」

 ようやく個人戦がスタート、なのですが雪のとんでもない家庭事情が明かされそれどころではないほどの衝撃を受けました。これまで存在をうっすらと示していて「神木流絃(かみき・りゅうげん)」が雪の実の父というのはとてもない情報です。しかし若菜と流絃は血が繋がっていないようですし、雪一家の家族構成が非常に気になるところ。

 しかも流絃と梅子で雪を取り合っているようですが、どちらも彼の後ろの松吾郎の音が目当てだというのがこれまたひどいです。親としての子供への愛情が見えない両親に恐怖と苛立ちを覚えます。(舞の雪への執着も恐らくはこれが原因なんでしょうね)亡き松吾郎の音に縛られた“不自由”な家族関係からか、若菜と同じように「しんどい」と思いました。若菜ちゃんがこの一家の良心だなマジで・・・・・・

 一方で個人戦荒川と梶の2人が印象的でした。中でも荒川は荒々しくも面白い演奏を見せてくれたのでかなり好印象です。何よりとても楽しそうに演奏しているのが素敵で、周囲の反応や伝統に縛られない姿に惚れ惚れします。対する梶は自分の殻を破ろうとするものの、弦が切れてしまうアクシデント発生で終わってしまったので唖然となりました。ともあれ、上記の親子関係とは対照的な“自由”な演奏が見れて満足です。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第35話「決勝戦の異変」

 ロモス王国主催の武術大会の決勝戦にて、黒幕である「ザムザ」が本性を見せた回。妖魔士団の研究者としての卑劣なマッドサイエンティスト、という印象が強かったザムザですが、改めて見てみると自分の身で「超魔生物」の実験を行う辺りに好感が持てますね。ダイの猛攻にも喜びながら耐えてみせますし(この書き方だとドMに聞こえる)、原作を読んだ時以上に強敵としてのイメージがつきました。

 他にはそんなザムザに騙されたロモス王が印象深かったです。にせ勇者の件と言い、悪い奴に何かと騙されてしまう見る目の無さが玉に瑕ですが、逆に言えば他人をすぐに信じてくれる人の良さこそがこの王様の優れた部分と言えますね。(実際モンスターにもすぐ差別なく受け入れてくれましたし)

 あとはやはりチウとマァムがそれぞれ如何にして状況を打破するのかが見ものです。それにしても謎の参加者ゴーストくん、一体何キーナ老師なんだ・・・・・・

 

 

ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ

第22話「きたぞ!すすめ!時のゲート開けて」

 今回は仲間のピンチに駆けつける先輩ウルトラマンたちの様子がフィーチャーされましたが、紹介された作品の3分の2にゼロが出演していたので思わず吹いてしまいました。この登場率の高さは流石と言えます。『Z』でのゼット、ジードとチームを組んだり(もうこの時点で半ばゼットのことを弟子と認めてるよね)劇場版『X』で助っ人ウルトラマン軍団を率いたりと、10年以上愛されるのも納得の活躍ぶりを再確認しました。

 後半は懐かしの『超ウルトラ8兄弟』。ティガ&ダイナ&ガイアが揃い踏みする貴重な映画として気に入っている作品なので、見せ場をこうして見られて嬉しいです。相変わらず長野君が映らないのが残念ですが。本作に登場する合体怪獣ギガキマイラ相手に8人のウルトラマンが画面狭しと飛び回って活躍するシーンは見ていて爽快感抜群です。いつ見ても豪華な映画だと思いますね。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第51話「ロードvsドーロ」

 待ちに待った遊我とルークのデュエルがようやく開始。2話以来の対決となりますが、当時の盤面を思い起こさせる展開もあり早くも懐かしい気分に浸れました。(モンスターが1体しか出せずに焦る遊我とか貴重な一面ですね)ルークに関しては遊我のヴァスト・ヴァルカンの猛攻を紙一重で受け止める様子にドキドキしました。前回のガクトのように、強大なマキシマムモンスター相手に戦略を駆使して立ち向かう構図は燃えますね。何より遊我とルークの気心の知れた関係からくる全力勝負にワクワクします。

 そんな中、大会の裏側で行われていた黒幕の目的が「ラッシュデュエルのアンインストール」だと判明した時は驚きました。というかゴーハ社のメインサーバーが月面にあるという中々に仰天な情報には最初唖然となりました。しかしネイルの説明もあってか割と合理的に思えるのが面白いですね。(この作品はトンチキな展開にきちんと理屈をつくてくれるのが素晴らしいです)しかし黒幕であろうオーティスの真意が未だ見えてきません。もしやオーティスの裏側にまだ誰かいるのでしょうか?

 

 

 ここ数日の気温の高さからか、最近は夏の訪れを感じ、同時に夏に公開される映画の数々に心が躍ってきています。上記の妖怪大戦争の他にもセイバーとゼンカイジャーの映画など、楽しみな作品が多く待ちきれません。感染対策にはしっかりと気を付けながら、夏も映画と楽しみたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。