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2021年秋アニメ簡易感想 その12

 

 

 

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 『仮面ライダーセイバー』の本編後を描いたVシネクスト『深罪の三重奏(トリオ)』の予告映像が先日公開されましたが、予想通りめちゃくちゃ重そうな内容っぽくて思わず見入ってしまいました。剣士たちが次々と消えていく冒頭の映像に加え、「正義」が交差して「犠牲」に変化する文字演出など、不穏な雰囲気を大いに醸し出す要素に鳥肌が立ってきます。

 ストーリーに関しても「戦いで犠牲になった人々」に焦点を当てている模様。ヒーローものではお馴染みの「戦災被害者」との向き合い方を描いていくようですね。本編では一般人の出番が少なかったので少々実感が湧かないところもありますが、十分に考えられる話なので納得もいきます。戦いの傷を負った現実を前に、飛羽真たちはいかなる答えを出してくれるのか楽しみです。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ジャヒー様はくじけない!

第14話「魔法少女は戦わない!」

 サブタイに反して冒頭珍しくガチバトルが繰り広げられてびっくり。魔法少女相手に割といい勝負が出来ている辺り、ジャヒーの実力は本当だったんだなぁ、なんて思ってしまいました。

 そんな戦いも結局あっさり終わってしまいましたが、魔法少女の「誰かに必要とされたい」という願いを叶えてあげる形で和解する流れには感心しました。ジャヒーの器の大きな部分が垣間見える一方で、途端に馴れ馴れしくなっていく魔法少女に辟易する様子がクスッときます。

 そして例の魔王がまさかの魔法少女宅にて復活していた時は驚きました。無口かつ無表情で何を考えているのかわかりにくい、そして大食いというこれまた強烈なキャラクターでしたね。あのジャヒーがひたすらかしこまっているのも新鮮でしたし、今後は傍若無人な魔王に振り回されるジャヒーが見れそうです。

 

 

境界戦機

第6話「旅路」

 ケンブ、ジョウガンに続く第3のメイレス「レイキ」がついに登場。ナギナタを構えた高機動型の機体でしたが、次々と敵機を倒していく仕事ぶりには仰天しました。また搭乗者の「紫々部シオン(ししべ・シオン)」よりも彼女の相棒のAIのキザなキャラクターばかりが印象に残りましたね。

 シオンに関しては冒頭でその過去があっさり語られていました。陶芸家の祖父の夢を奪った勢力を打倒して焼き物文化を復活させるという戦う動機(『やくならマグカップも』かな?)がはっきり描かれていたのですが、今回はその回想だけで彼女の紹介が終わってしまったのが残念でした。現代のシオンの掘り下げは次回のアモウたちとの絡みで行われると期待したいところです。

 またシオンの出番が少なかった分、アモウとガシンの2人旅がじっくり見られたのは良かったですね。ベクトルの異なるコミュ障2人が微妙な距離感を保ちながらも関わっていく様子はどこか微笑ましかったです。(好き嫌いが激しいガシンがあざとい)ガイたちAIが横から茶々を入れてきて空気を和ませてくれるのもあって、見ている間は顔が綻んでしまいました。

 

 

月とライカと吸血姫(ノスフェラトゥ)

第6話「吸血姫

 レフのイリナへの入れ込みぶりがちょっと怖い・・・・・・血を飲んでもらってイリナに元気になってもらうという吸血鬼ものらしい要素がようやく出てきた時はテンションが上がりましたが、躊躇なく自分の血を差し出すレフに驚いてしまいました。前々回などで彼女に親身になる理由がはっきりと描かれていたものの、ノータイムで自分の血を提案していく様子は見ていてかなりギョッとします。

 またイリナを救うために体を張ったり彼女を差別する上司に歯向かうなど、彼の熱い一面も今回見られました。上述の件といい、恐らくレフは思い込んだら自分も他人も気にせずそのまま突っ走る直情型なのでしょう。大切な人やモノのために臆せず怒れる気質は好感が持てます。

 それでいてラスト数分で描写された独房室でのうめき声が興味深いですね。自分の感情のままに行動してイリナを助けたのはいいものの、自分の未来を蹴ってしまったことに対する後悔がそのうめきに込められていると感じられました。彼なりの葛藤が現れたこのシーンは個人的にイチオシです。

 

 

吸血鬼すぐ死ぬ

第6話「女帝誕生物語」「ドラルク家の一族」「続・ドラルク家の一族」

 この世界の吸血鬼って妙に庶民的だな・・・・・・と感じた今回。前半のナンパ吸血鬼と彼を追う勘違い女子の激しい攻防に早くも爆笑してしまいました。そんな彼女が吸血鬼化してからは追う追われるの関係が逆転してめでたくバカップルと化すのも面白かったです。

 そして中盤からはドラルクの親族パーティーがメインとして描かれていました。ドラルクの友人とはいえ人間を快く招待する緩さ、スマホなどを駆使した俗っぽさは吸血鬼のイメージとかけ離れていて実にシュールでほっこりします。家族仲が普通に良好な点にも癒されましたね。

 そんな一族のトップである「おじいさま」がこれまたとんでもないキャラクターで笑ってしまいます。本人は無礼講で家族と触れ合いたいだけなのでしょうが、立場のせいでみんないやいや命がけのすごろくをする羽目になる様子は見ていて何とも言えない気持ちにさせられます。ともあれロナルドもすっかり馴染んでいったのでめでたしめでたし・・・・・・・・・・・・なんでしょうか?

 

 

古見さんは、コミュ症です。

第6話「ギャグです。」「買い物です。」「美容院です。」「モヤモヤです。」「テスト勉強です。」「夏休みです。」

 放課後に買い物、期末テスト、夏休み、と学生の定番イベントが高速で消費されていく今回にちょっとたじろぎました。(夏休み編は次回からが本番ですが)古見さんとクラスメイトたちとの日常が本格的に描かれ始めてワクワクしました。「古見さんに選んだ服を着てもらおうコーデバトル」は古見さんそっちのけで外野ばかりが盛り上がるかと思いきや、何だかんだで古見さんも楽しんでいるのが伝わってきたのが良かったです。

 他にも古見さんが美容院を利用するエピソードには思わず不安になりましたが、行きつけっぽいことが判明して驚きました。古見さんの担当である「雁巣真姫(かりす・まき)」の配慮の行き届いたコミュニケーション力には惚れ惚れします。古見さんも少しずつコミュニケーションを取れるようになっていっているのがわかりますね。

 また只野の古見さんへの理解力の高さが印象的でした。上述のコーデバトルでのチョイスはもちろんのこと、夏休みの彼女の思考を図らずも考察してしまうシーンには驚きつつ引いてしまいました。毎回古見さんの感情を読み取ってくれる謎テクニックを披露しているものの、今回は特に際立っていたと思います。

 

 

ガンダムブレイカー バトローグ

第4話「RE:venger」

 大ピンチの中ようやくミサが合流!ということで反撃に移ろうとする様子が今回描かれました。ミサとサナの会話にほっこりしましたが、それ以上に毎回本編後の機体解説をしてくれる「カドマツ」さんがようやく本編に登場したことに注目しました。ランナープリズンのウイルスに対するワクチンを開発してくれる超技術には驚かされます。

 そして仮面の男の目的が今回明かされましたが、案の定1話での屈辱を晴らすためという理由には肩の力が抜けましたね。劇中でサナが「逆恨みじゃん」と言っていた通り、そのためにここまでやってのけることに呆れてしまいます。(ただ敗北した傷を敢えて機体に付けて残す辺りはちょっとだけカッコいいと思ってしまいました)

 そんなしょうもない理由で行われる悪事は前回に引き続き最悪。他人のガンプラのデータを消去するのは悪質すぎてドン引きしてしまいます。他にもガンダムキャラを模したAIを乗せたガンプラを配下として出すなど(ミスター・ブシドーガンダムに乗せるとか何の嫌がらせだ)、技術力だけは本当にすごいので余計仮面の男の残念さが目立っていましたね。

 

 

 Vシネクトといえば、今日は『テン・ゴーカイジャー』の劇場公開日。あのゴーカイジャーが再び見れる時がまたやってきて嬉しい限りです。僕はまだ見れていませんが、早いうちに劇場に足を運びたいと思っています。

 

 

 ではまた、次の機会に。