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2022年冬アニメ簡易感想 その2

 

 

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 星のカービィシリーズの最新作星のカービィ ディスカバリーの最新トレーラーが先日公開されました。シリーズ初の3Dアクションということで初報から話題になっていましたが、今回はさらに様々な情報が明かされました。謎の遺跡や最新鋭の街並みなど、過去作で見られなかったような景色の中でカービィが動き回ることの新鮮さ、「ドリル」や「レンジャー」といった新しいコピー能力にワクワクさせられます。

 中でも驚いたのがワドルディがいつにも増して目立っていることですね。ワドルディたちを助けると言う導入からして彼らが物語の中心にいることは明らかですし、拠点となる「ワドルディの町」でワドルディたちと共に過ごす絵面にほっこりさせられます。(釣りとかが面白そうです)何より協力プレイでバンダナワドルディが操作出来るのが嬉しいところ。バンダナワドルディもすっかりカービィの相棒らしくなったなぁ、と感慨深くなってしまいます。ワドルディがここまで推されている本作、いつものカービィ以上にやってみたいと思いました。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする

第1話「自分とは真逆の世界で生きている人」

 「オタクに優しいギャル」の話かと思ったら、ギャルの方がオタクだったでござる。雛人形好きの職人「五条新菜(ごじょう・わかな)」がコスプレイヤーを目指す「喜多川海夢(きたがわ・まりん)」との出会いを経て変わっていくストーリーに早くも見入りました。

 何と言ってもヒロインのまりんのキャラクターが素晴らしいですね。誰に対しても優しく、それでいて堂々としていてはっきりと意見出来る性格は見ていて気持ちがいいです。好きなものに一直線で、それを馬鹿にすることを良しとしない姿勢もカッコいいの一言。自分の“好き”を表現するためのコスプレを目指す無邪気さも微笑ましかったです。

  そんなまりんに対して五条の方は一見根暗なイメージでしたが(雛人形見てニヤニヤしているところとか)、彼女の衣装にはっきりダメ出しするシーンでちょっと好感が持てました。彼もまた自分の“好き”なことに関しては言葉に出来る芯を持っているようで一安心。凸凹コンビになりそうなこの2人がどのようなコス活動をしていくのか見ものですね。

 

 

怪人開発部の黒井津さん

第1話「世界征服を企てる悪の秘密結社で、人々を恐怖に陥れる怪人が生まれ出るその時、彼女は密かに涙した」

 定期的に見られる特撮ヒーローもののパロディ作品。悪の組織側が主人公というのもベタですが、怪人を作る部署にスポットを当てるというコンセプトが新鮮で興味深いですね。上司や組織の首領の無茶ぶりに毎回ひどい目に遭わされる「黒井津燈香(くろいつ・とうか)」の奮闘がメインとなっており、見ていて笑いつつも不憫に思ってしまいました。彼女だけでなく人格は男のまま女のボディを与えられた「ウルフ・ベート」にも同情を禁じ得ません。

 他にも参謀「メギストス」のアメとムチを絶妙に使い分ける有能っぷりに惚れ惚れしたり、敵ヒーローである「剣神ブレイダー」のむっつりぶりにニヤニヤしたりと、各キャラの個性がはっきりしているため非常に見やすいコメディ作品でした。また冒頭で「超人ネイガー」をはじめとした実在のご当地ヒーローがゲスト出演するなど、ヒーロー好きとしてはニヤリと出来る要素が多めでこの先楽しめそうです。

 

 

錆喰いビスコ

第1話「八十万日貨の男

 最近話題になっているライトノベルを原作としたアニメでちょっとチェックしたのですが、ポストアポカリプスな世界観にいきなり引き込まれました。何がどうして世界が突然荒廃したのか説明が全くないものの(見る限り人体が錆びる奇病が蔓延しているようですね)、その世界で生きる人々の生活が細かく描写されているため一気に興味が湧いてきますね。ディストピア一歩手前の雰囲気をここまで直球に魅せてくれるのは結構珍しい気がします。

 そんな世界で指名手配されている主人公「赤星ビスコ(あかぼし・ビスコ)」が弓でキノコを発生させている絵面が実に独特で、これまた面白いです。ビスコの登場が遅かったため彼の目的が全くわからないものの、恐らくは錆を止めるために戦っているのが何となくですが伝わってきます。町医者の「猫柳ミロ(ねこやなぎ・ミロ)」に会いにきた理由も気になるところ。設定は説明はほとんどなくわからないことだらけですが、それが気にならないくらいには惹かれるパワーがありましたね。

 

 

異世界(ファンタジー)美少女受肉おじさんと

第1話「ファ美肉おじさんとおじさん」

 おっさんと元おっさんの友情(?)を巡る物語。もうこの時点で面白いです。胡散臭い女神に強制的に異世界に転移させられた挙句、片方は美少女に変えられた状態で魔王討伐を命じられる主人公2人の不憫さに早くも笑いが止まりません。

 ポイントは女体化した「橘日向(たちばな・ひなた)」と親友の「神宮寺司(じんぐうじ・つかさ)」の関係ですね。女神に互いを意識させられる呪いをかけられる前から、神宮寺の橘への重い感情がこれでもかと炸裂していて唖然となりました。本人は友情のつもりのはずが、案外悪くないと思ってしまう様子に対する説得力がこれでもかと出ています。

 橘も橘でこの感情は呪いのせいだと思いこむのに必死なのが愉快です。それどころか神宮寺に心理戦らしきものを仕掛けてくるので見ていておかしな気分にさせられます。かぐや様は告らせたい』よりも恋愛頭脳戦っぽいことしている気がする・・・・・・異世界要素よりもこの2人の珍道中が最大に見どころとなりそうで楽しみです。

 

 

 家に籠ってゲームなどをすることが爆発的に増えたと言われている昨今。今回のカービィ新作情報はそういった人たちにとってありがたいニュースでしょう。ただ個人的にはやはり外出もしてみたいところ。今はあまり遠出は出来ませんが、感染対策をばっちり施したうえで観光などにも繰り出してみたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。