意志を胸に
未来を守れ
キラカッコいい!となる一方でマギが可哀想になってくる回だったな・・・・・・
- 両親の意志、友と世界のために
前回に引き続きドラゴンの力を借りに古代のクリーチャーワールドでの探訪が描かれたデュエマキング!今回はキラとキャップがそれぞれ古代の光文明と水文明に訪れたところから始まりました。ただしキャップの描写が控えめで、ほぼキラがメインとして話が展開されていましたね。(とはいえキャップ側もアアルカイトとタン・ペペンの先祖に道案内してもらうという地味にウルッとくる要素もありましたが)
キラは光文明で《天龍神アークゼオス》の試練を受けることになりましたが、久々に彼の境遇が語られたのが良かったですね。サッヴァークに関するジョーとの出来事(何気に現在のキャラデザで過去のジョーが描かれた回想シーンがここすきポイント)、そして両親の話と彼を構成する懐かしい過去話が次々と出てきて嬉しかったです。
さらにキラがその過去を思い出す中で「両親の想い」に気付く様子が描かれたのが今回のポイント。かつて母に育てられてきたキラが、何故母がここまで厳しかったのかを考えるシーンには見入りました。亡き父が守った世界を同じように守ろうとする姿勢も見ていて興奮させられます。両親が遺してくれた意志を受け継ぎ、ジョーと共に未来を守ろうとするキラに思わず感激してしまいましたね。今回はキラ推しとしてはたまらない、熱い回だったと言えます。
- 英霊の鎧を纏いし気高き正義の真龍
サッヴァーク <マン.Star(スター)> 光/水文明 (4)
スター進化クリーチャー:マスター・ドラゴン/スターノイド/レクスターズ
パワー7500
▪️スター進化:レクスターズ、光のクリーチャー、または水のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
▪️W・ブレイカー
▪️このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにシールド化してもよい。
キラが今回のデュエマで使用した新レクスターズ。30話で既に登場した《煌星龍 サッヴァーク》が「聖拳編」のボスキャラ「五王」の1体である《英霊王スターマン》の力と合体した姿です。スターマンの特徴であった頭部の巨大なツノと目玉、そして武器である光の剣を継承しています。またスター進化クリーチャーの命名法則である「Star」と被るためか、「マン」のみがカード名についているのが面白いところです。
コスト4のパワー7500、W・ブレイカーと進化クリーチャーとして上々のスペック。さらに攻撃時にシールドを表向きで追加出来るアタックトリガーも持っており、攻めと守りを同時に行えるのが魅力的です。元ネタと同じようにビートダウンデッキ相手には滅法強いことでしょう。
ただし攻めながらシールドを追加していくクリーチャーとしては既に《三界 ナラカ・マークラ》という強力なライバルが存在しているのが向かい風。侵略で簡単に出せるあちらは速効性と手軽さ共にこちらを上回っており、単純にシールドを追加するだけならまずあちらに分があります。そのためこのカードを活躍させるならば、このカードのみの強みを生かすべきです。
強みとしてまずあげられるのはやはり、表向きでシールド追加が行えることでしょう。ギャラクシールドやシールド・ゴーなど、表向きでシールドにあることで効力を発揮するカードを設置させられるのは結構便利です。自分で選んでシールドに置けないのは玉に瑕ですが、《「絶対の楯騎士」》や《凄惨なる牙 パラノーマル》といった強力カードを置ければ一気に戦況を有利に進めることが出来ます。もちろん進化前である《煌龍 サッヴァーク》との相性も抜群。あちらのサッヴァークの耐性付与とスター進化クリーチャーの耐性が合わされば、より長く場に居座れることでしょう。
そして極めつけは劇中でも使用された《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》とのコンボ。「出してすぐに攻撃出来る軽量マスター・ドラゴン」という特徴を活かし、早期に龍終ノ裁キのアタック・チャンスを使えます。さらにシールド追加によって唱えた後に確実にシールドゾーンに置けるのもポイントです。シールドがゼロの状況でも、再利用の可能性を残しておけます。過去のサッヴァークと比べて見劣りする点はあるものの、このカードならではの長所を活かせば他サッヴァークに負けない活躍をさせてあげられるでしょう。
- 光の龍神は、輝きを以て栄光を照らす
天龍神(てんりゅうじん)アークゼオス 光文明 (10)
クリーチャー:ファイブ・オリジン・ドラゴン
パワー15500
▪️ブロッカー
▪️T・ブレイカー
▪️自分のドラゴンが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。その後、光のコスト9以下の、「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
▪️相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
かつてクリーチャーワールドに君臨していたという伝説の5体のドラゴン「五龍神(五大龍神)」の一角。「ファイブ・オリジン・ドラゴン」という龍神たちだけの種族を持っており(何気にオリジンの種族カテゴリに入っているのが意味深)、これまでのドラゴンとは一線を画す存在として扱われています。*1
アークゼオスはその中でも光を司る龍神で、そのロボットのような鋭角的なフォルムは《聖霊王アルカディアス》といった初期のエンジェル・コマンドを彷彿とさせます。他にもその名前からアルカディアスや上述のサッヴァークとの関連性が伺えるなど、興味深い要素が満載です。
カードとしては龍神の名に相応しい超大型ドラゴン。光のブロッカーなので《ヘブンズ・ゲート》で踏み倒すことが可能です。他にもコスト10であることを活かして《流星のガイアッシュ・カイザー》でコスト軽減するなど、重そうな見た目に反して意外と出す手段には困りません。アンタッチャブルも持っているので場持ちも良く、パワーの高さと相まって巨大な壁として相手に立ち塞がってくれるでしょう。
そして最大の特徴といえるのが味方ドラゴンの攻撃時に発動する1ドロー&ブロッカー踏み倒し。光のコスト9以下に非進化と制限が細かいものの、このカード自身も含めてドラゴンが攻撃する度にドンドンブロッカーを出していけるのはわかりやすく強いです。このカード自身は踏み倒せませんが、その分他の光ブロッカーとの組み合わせでカバーしていきましょう。
踏み倒し候補としてまずあげられるのは《光の兄妹 るる&ルシファー》や《闘門の精霊ウェルキウス》などによるさらなる展開。前者は《覚醒連結 XXDDZ》などの非ブロッカーに繋げられますし、後者は2枚目のアークゼオスを出すことも可能です。他にも《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》を出して一斉攻撃したり《電龍 ヴェヴェロキラー》でもう一度踏み倒しを狙うなど、自由度はかなり高いですね。
その特性からブロッカーを多く搭載した【ヘブンズ・ゲート】などでの採用が見込めます。それ以外でもヘブンズ・ゲートを採用していれば【5色ディスペクター】辺りでも使えることでしょう。龍神としての豪快さを備えたカードなので、是非使ってみたいところです。
今回は他にはアークゼオスやクリスドといった龍神、そしてガットルズに関しても見どころがありました。前者はアークゼオスがキラの試練となって立ちはだかってくれたのが素敵でした。キラの想いを聞いたうえで「力なき意志は無意味」と彼の力を試してくれる、中々に粋な龍神だったと思います。(クリスドはほぼ出番がなかったのですが、意外にも丁寧な口調でびっくりしましたね)
後者に関してはマギがひたすら可哀想・・・・・・という印象が残りました。アークゼオスを操ろうとして逆に操られるのは自業自得ですが、今回通して操り人形のまま終わってしまったのは残念なところ。初メイン回からずっと不憫な目に遭っている彼に涙が止まりません。そしてハイドはまたもや何かしら学んだようなシーンがあって気になりましたね。何もせずに帰ってしまってジェンドルに制裁されないか心配です。
というわけで残るは火文明に行ったボルツのみ。火の龍神ヴォルジャアク相手にボルツが勝てるか非常に気になります。
しかし次回はまたもや再放送でズッコケてしまいました。前回の再放送から1か月も立っていないので、呆れを通り越してため息が出てしまいます。ただここまで高頻度で本編が追いついていないと、製作側に何かあったのではないかと心配になってしまいますね。ひとまずは新モモキング誕生回を見ておこうと思います。感想の方はまたもやお休みする予定なので、申し訳ありませんがご了承ください。
ではまた、次の機会に。