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デュエル・マスターズ キング! 第37話「古代の5文明へ向かえっ!ももちゃんのハリキリ自然文明ツアー!」感想

共に助け助けられ

ももちゃんの健気さが胸に響きましたねぇ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 古代からの力を求めて

 今回のデュエマキング!はいつも通りカフェで仲間たちと集まっている場面からスタート。ジェンドルに敗北してその強さを実感した中、如何にしてあの男を倒すかが目下の課題となっていました。そうして巻き物の情報もあり、モモキングのさらなるパワーアップを狙うことに決まったのがある意味で予想通りでしたね。

 光文明の予言書とゼーロJr.の助言の元、力を失った伝説のカードを復活させるため、古代のクリーチャーワールドに行って伝説の5大ドラゴンの力を貰うことになったのが今回のポイント。興味深いのがドラゴンたちに力を貸してもらおうとする展開ですね。ヴォルゼオス完成のためにドラゴンを無理矢理合体させたジェントルとは真逆で、無理強いせずドラゴンたちの意志を尊重しようとしているのがジョーたちらしくて結構好みです。

 そして一緒だったジョーとももちゃんを除けば、キラたちがそれぞれ古代の各文明に到着したのも気になるところ。これは彼ら1人1人の戦いが見られるチャンス!だと思うと、胸が躍ります。ジェンドルも負けじと各文明にガットルズを送り込んでいるので(余談ですが、ハイドの裏切り行為は既にバレていそうですね・・・・・・)、彼らと戦うキラたちの活躍に期待出来ます。今回ジュニアが描写もないうちにマスオ部長に勝ちましたが、続くキラたちの勝利も楽しみです。

 

 

  • 桃姫友情劇

 今回は何と言ってもももちゃんの奮闘が最大の見どころでした。自然文明の姫としての能力を最大限に活かし、太古の自然文明にて座す《龍神バラフィオル》との対話を果たすなど、今回のMVPと言っても過言ではない活躍ぶりだったと思います。同時に自然文明の女王様とガイアハザードも登場し、ももちゃんのサポートをしてくれたのも嬉しいところ。

 また今回のももちゃんは「ジョーの力になりたい」一心で行動していたのが素敵でしたね。今まで助けられていた分、今度は自分がジョーたちを助けたいと頑張る彼女の健気さに心打たれます。バラフィオルから与えられた試練を果たすため、ジェレミーとのデュエマにも果敢に立ち向かう姿には燃えました。

 そして極めつけはジョーがモモキングをももちゃんに貸してくれたこと。ももちゃんがモモキングを使うというまさかの展開には仰天しました。「もも」の名前繋がりという点もそうですが、それ以上にジョーが見ているだけでなく、ももちゃんに力を貸してくれる構図が素晴らしいです。劇中でバラフィオルが言ったように、「互いに助け合う熱き友情」を見事に示してくれたと思います。やはりジョーとももちゃんの関係は友達だよなぁ(※個人の感想です)

 

 ただモモキングを使ってくれたこと自体は嬉しかったのですが、そのままフィニッシャーとして最後まで使ったことにはちょっと残念に感じました。モモキングJOの攻撃自体がワンパターンでかつ既にジョーが何度かやっているので、正直味気なかったですね。何よりガイアハザード側のカードがあまり活躍しなかったのが惜しいところ。マナゾーンなどに《スターダム ・オウ禍武斗》が確認出来、それらを使うことを期待していただけに肩透かしを喰らった気分です。(カブト鬼のカードだけ出番がなかったのも可哀想)モモキングを使わせる中で、彼らに関しても配慮してほしかったところです。

 

 

  • 時空をも切り裂く、勇者と魔王の合成覚醒

覚醒連結(かくせいれんけつ) XXDDZ(ダブルクロスディーディーゼータ) 光/闇/火文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/ワールド・コマンド
パワー8000
▪️EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
▪️W・ブレイカ
▪️自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を与える。
▪️このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの「EXライフ」シールドを墓地に置いてもよい。そうしたら、次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。

 ジェレミーが使用した新ディスペクター。「覚醒編」のクライマックスにて激戦を繰り広げた2体のサイキック・クリーチャー《超覚醒ラスト・ストーム XX》と《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》を合成しており、その姿はラスト・ストームをベースにデビル・ディアボロスのパーツが繋がった連結ディスペクターらしいものになっており意外とヒロイックな見た目をしています。過去のディスペクターとは異なり、冠詞がそれぞれのものをくっつけたものではなく、登場したエキスパンションの名前に寄せている特殊なディスペクターでもあります。

 その基礎スペックはコスト7のドラゴンとしては控えめなところ。(とはいえコスト7の光のドラゴンなので《ドラゴンズ・サイン》に対応しているのは嬉しいですね)パワーも8000と低いので若干見劣りするかもしれませんが、味方全体にスピードアタッカーとスレイヤーを付与してくれる能力は強力です。特にスレイヤーはパワーの低さをカバーするのに最適であり、見た目以上に活躍してくれるでしょう。

 そしてこのカード最大の特徴とも言えるのが特殊な呪文ロック。攻撃時に自身のEXライフシールドをコストにして相手の呪文を封じることが出来る強力な能力です。1回限りの制限付きなものの、封じる呪文にコストや文明の指定は一切ないのでロック範囲は非常に広いです。敵のS・トリガーはもちろんのこと、万が一ターンを渡してしまったとしてもある程度反撃の芽を摘んでくれるので安心でしょう。

 その性質上、ワンショットキルを狙うのに持ってこいなクリーチャーと言えます。このカード以外にもクリーチャーを並べつつスピードアタッカーを付与することで一斉に攻撃することが可能です。先にこのクリーチャーを攻撃させることで、後続が安心してシールドを割りに行けます。上述のドラゴンズ・サイン以外にも踏み倒せる手段が多く、早期に出しやすい点もプラスとなっています。

 そしてEXライフシールドを犠牲にするため革命チェンジがしやすいという、他のディスペクターにはなかった強みもあります。ドラゴンとコマンドを持っているのでほぼ全ての革命チェンジ持ちクリーチャーに対応しており、呪文ロックと合わせて幅広い戦術に活用出来るでしょう。手札に戻った後は次のターン、再び出して呪文ロックを仕掛けられるのもグッド。

 総じて攻撃的な能力に特化しており、一度盤面を敷いてからの一斉攻撃は目を見張るものがあります。とはいえ呪文ロック以外に防御能力を持ち合わせていないのがネックなので、反撃に出られた場合も想定して立ち回る必要性もありそうです。魅力的なワンショット適性もあって、使いこなしてみたいところですね。

 

 

 さて次回はキラ&キャップが主役の模様。それぞれ光と水のドラゴンに会いに行く中でガットルズとの激戦を繰り広げるようです。

 しかしキラの相手をするらしいマギについて気になることが。予告映像を見てみるとマギの目つきが激しくなっており、何かパワーアップしているように思えます。しかも光の龍神であるアークゼオスがキラのクリーチャーたちと戦っている映像も見られますが、これはもしや・・・・・・!?どうやら一筋縄ではいかない戦いになりそうでドキドキが止まりません。

 

 

 ではまた、次に機会に。