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2022年冬アニメ簡易感想 その15

 

 

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

 4月から始まるデュエマアニメの新シリーズの情報が先日、コロコロ最新号の発売と共に公開されました。その名もデュエル・マスターズ キングMAX。過去のジョー編のタイトルの法則からして『デュエル・マスターズ キング!!』になるとばかり思っていたので、このタイトルには最初驚かされましたね。

 タイトルだけでなくキービジュアルも驚きの要素が多いです。これまでジョー編のアニメのビジュアルはジョーを中心に様々なキャラが所狭しと詰め込まれているデザインが特徴的だったのですが、今回のビジュアルに描かれている人間キャラはジョーとアバクの2人のみ。加えてそれぞれ異様に濃いキャラデザになっており背景も黒一色と、これまでとは“何かが違う”ことを予感させてくれます。他にも前々作で激闘を繰り広げたアバクの再登場に、ジョーの最初の相棒であるジョニーの帰還にも目がいきます。(アバクの頭上にいるドラゴンのようなクリーチャーは一体・・・・・・!?)

 

 そして何よりも本作が「ジョー編のクライマックス」であることが1番の衝撃ですね。思えばジョーが主役になってから今年で6年目。父・勝太が6年で主人公の座から降りたことを考えると、ジョーにも卒業の時が迫っているというのは何ら不自然なことではありません。

 とはいえ2017年から今までずっとジョーを応援してきた身としては、彼の活躍がもうすぐ終わるということに一抹の寂しさを抱いてしまいます。ジョーとジョニーらジョーカーズの魅力に惹かれて同年にデュエマに復帰しましたし、僕にとって非常に思い入れの深い主人公になっていることを改めて実感します。彼の卒業は悲しいですが、ここまで来た以上、最後までジョーたちを見届ける所存です。ジョーたちの最後の戦いを展開するであろう、4月からの新シリーズを楽しみに待っていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする

第6話「マ!?」

 前回の感想で「これからは時々攻守が逆転しそうなんじゃないか」と書き込んだのですが、実際は終始五条の無自覚攻めにまりんが悶えまくっていて唖然。予想の何十倍も彼に惚れこんでいるまりんの姿に思わず変な笑いが出てしまいます。しかも五条との「やらしいこと」にも興味あるようですし、想像以上に脳内ピンク色のヒロインだったのだと感じました。そんな五条ガチ勢と化したまりんの今後や如何に。

 それはともかく、今回もう1つの見どころだったのが「ジュジュ」こと「乾紗寿叶(いぬい・さじゅな)」の登場。以前からまりんの憧れの人物として名前だけがあがっていたコスプレイヤーが、まさかの年上という話には驚きました。物言いはキツいものの、彼女なりに優しく配慮が行き届いている性格なので安心して見れますね。それにしても、五条とジュジュの初遭遇での「ツルツルのお雛様」の表現には感嘆すら覚えましたね・・・・・・

 

 

怪人開発部の黒井津さん

第5話「深淵に住まいし魔物との契約は、その身の破滅を対価とするも、一抹の笑みによって救われる、ソロモン王の指輪が如く」

 アガスティアの幹部がどれだけ個性的であるかがよくわかった前半。拠点やらポリシーやら何もかもがバラバラな幹部からハンコを貰うため、奔走する黒井津さんとウルフくんの苦労をまたもや堪能しました。(個人的に黒井津さんとタイマンを繰り広げた「ウォーリア・オブ・ジャガー」とウルフくんを口説く「ロングレンジ・アンクル」が印象的)結局のところハンコの種類の違いが問題になったオチだったので、ハンコ文化は大変だなぁ・・・・・・という内容だったのだと思いましたね。

 後半では謎メガネの博士のカッコいい素顔に驚かされたと思ったら、別の悪の組織の博士までやってくる展開に。しかし最後には彼女「峰円小春(ほうえん・こはる)」の不遇ぶりが印象に残りましたね。彼女の所属するブラックロアが文字通りブラックだったことを考えると、アガスティアが如何にホワイト企業なのかがよくわかります。というかドクター峰円の境遇には全体的に胃が痛くなってきましたねはい。

 

 

錆喰いビスコ

第6話「道連れと得物

 前々回に続いてまたもやチロルと遭遇した今回ですが、彼女の過去と生き様が強く印象に残る内容に仕上がっていました。1人で生き抜くために、手段を選んでいられなかった彼女の悲痛な声に胸が痛みます。それだけに、途中までの同行を経てビスコたちと親交を深めていく様子に癒されましたね。過酷な世界だからこそ成り立つ義理人情がここでも感じられました。(劇中でビスコが語ったジャビとの関係のように、相手がチロルだからこその関係性を築けたとも感じましたね)

 他にもミロがビスコに支えられながら弓を放つシーンが素晴らしかったですね。弓が当たらなくてもどうにでもなる工夫をしていたミロが、土壇場で怪物に当ててみせる展開には唸らされます。怪物との戦いでは、アクタガワのサポートを見せてくれたもグッド。ビスコとの相棒としての関係も大分様になってくる光景に興奮しっぱなしでした。

 

 

異世界(ファンタジー)美少女受肉おじさんと

第6話「ファ美肉おじさんと自由人」

 シュバくんを召喚した「夜の女神」(中二セリフの解読がめんどくさいですが、恐らく愛の女神よりは大分まとも)により、勇者召喚のシステムや「願い」の話云々が判明した冒頭。神宮寺が橘の武器扱いである可能性が浮上してきた時は大笑いしてしまいました。卒業アルバムの記述からして橘が神宮寺のことを頼りにしているのは明らかなので、この説の信憑性が高いのが余計笑えてきます。しかも満更でもなさそうな神宮寺に対し、橘がその説を全力で否定したがっているのが面白いところです。

 劇中のギャグに関しては相変わらず2人のコントが素晴らしかったですね。(表情がコロコロ変わる頭目のギャグパートも好きです)上述の件でケンカしたかと思えば、何だかんだで仲直りする関係は相変わらず安定感があります。橘の失踪でいつになく動揺しまくる神宮寺のシーンは、思考自体は間違っていないのに行動の出力がおかしくなっているのが実に愉快でした。

 また今回橘と神宮寺は互いに互いを「幼稚」と言い放っていましたが、これを「わがまま」という言葉に変換すると個人的にしっくりきました。表面上のわがままが目立つ橘に対し、神宮寺も橘を守っておきたい点では大いにわがままに見えます。ベクトルが違うだけで、両者は結構似た者同士なのかもしれませんね。

 

 

 デュエマとは言えばアニメとはまた別に、衝撃的な商品の情報が公開されました。それがこちら。

 

dm.takaratomy.co.jp

 

 『デュエル・マスターズ超全集 20thパーフェクトBOX』と銘打たれたこちらの書籍は全カードカタログに美麗なイラスト集、原作者・松本しげのぶ大先生の資料などデュエマの様々な魅力が詰まった豪華な全集とのこと。限定カードやポスター、大先生のサイン色紙などの付録も魅力的ながら、最も目を引くのが《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》のゾイド。デュエマのクリーチャーの貴重な立体化をゾイドという形で実現したことに度肝を抜かれるほかありません。

 そんなデュエマファン垂涎の内容から是非ともゲットしたくなるのですが、問題はその値段。税込み28,600円というとんでもない金額は上述の豪華さを考えると納得ではあるのですが、いざ出されると結構尻込みしてしまいますね。とはいえこんな貴重な資料は後にも先にもここだけのチャンスでしょうし、どうにかして手に入れたいです。これからこの本を手に入れるために、自分のお財布と相談しようかと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。