現在も公開中の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。今もなお多くの人に見られている本作ですが、先日2月24日の時点で日本の観客動員数が200万人、興行収入が40億円を突破したという記念すべきニュースが流れ込んできました。全米だと846億円と、とんでもない数字を出していることに驚きを隠せません。
↑本作についてのメタレドの感想は、こちらの記事を参照。
僕も先月の始まりにこの映画を観に映画館に足を運んだわけですが、予想を軽く超えてきた内容は本当に衝撃的でした。あの時の興奮は今でも思い起こされます。そんな本作がこうして人気であるという事実にも嬉しくなってしまいますね。
こうして話題になったことでまたテンションが上がってきたので、スパイディたちのもう一度活躍を見ておきたいところです。もうすぐ公開も終了してしまいますが、同時に配信やレンタルもすぐに始まるらしいので、そちらでチェックしておこうと思います。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする
第7話「しゅきぴとおうちデートやばっ」
まりんが無自覚な時は五条が照れて、五条が無自覚の時はまりんが照れる。なんだこのバカップル・・・・・・と思いながらも2人のやり取りに相変わらずニヤニヤさせられました。まりんたちが好きなものをきちんと見て知っていこうとする五条の真摯な姿勢は、劇中のまりんのようにどこか応援したくなってきます。彼の祖父が言っていた「いい人形を作りたいなら色んなものを見とけ」をきちんと実行している辺りに好感が持てますね。
そんな五条を支えようとするまりんのいじらしさもたまりません。絶妙に下手な料理シーンからお出しされたオムライスには笑ってしまいましたが(まぁ卵をつつめるようになるまでがどれだけ大変かは痛く理解出来ますが)、彼女なりの頑張りが見て取れてこれまたほっこりしましたね。あと五条のフォロー力の高さに唖然。
またジュジュと合わせコスをしていくまでの過程も印象的です。これまで妹と一緒にやれていればよかった彼女が、まりんと五条の真摯さに惹かれていく様子が手に取るようにわかりました。ここから彼女たちと仲良くなっていくと思うと楽しみです。
怪人開発部の黒井津さん
第6話「見えざる力に虐げられた純朴な魂は、たぎる怒りと焦がれる想いによって結実し、悪しき魔物となり顕現する」
いつもと違うナレーションにもしや・・・・・・!と冒頭からダメージを喰らった今回。バレンタインデーに因んだ怪人を開発しようとして「納期に遅れた期間限定怪人の末路」を見せられた時の衝撃は凄まじかったです。外注先の不祥事に、それによる世間体の問題と悪の組織にしてはセンシティブすぎる話題に唖然としつつも笑わせられました。謎のサービスカット多めでせっかく作ってもらったのにお蔵入りとなった新怪人「メルティ」の不遇っぷりも印象に残ります。(対して黒井津さんにチョコを貰ったブレイダーうらやま・・・・・・良かったね!)
後半は前回登場したドクター峰円らが所属する悪の組織「ブラックロア」が登場。恐怖の50分朝礼など、想像よりもストレートなブラック企業描写にはドン引きさせられました。しかも中間管理職の悲哀まで扱っており、見ているだけで胃が痛くなってきます。そんな組織にいながらもライバルへの対抗意識を絶やさない峰円って実は結構たくましいのではなかろうか、とちょっと思い始めてきましたね。
あと組織の怪人同士を対決させるテストでは「幻覚の中の黒井津さん」に解釈違いを起こすウルフくんに笑わせられました。幻覚の中でも女子の姿のままとか、もう男性の体を諦めてないかこの子・・・・・・?
錆喰いビスコ
第7話「奪われた錆喰い」
パウーのビスコへの疑いもあっさり晴れ、一件落着かと思いきやそうでもなく・・・・・・黒革知事に囚われた家族を救うため、それぞれ単身乗り込もうとするビスコとミロの対立が始まった時はハラハラさせられました。相手を引き離してでも行こうする様子は、互いに相手のことを想っていることがわかる故に見ていて辛かったです。特にビスコは錆の進行度合いが危ないということでますます心配になってきますね。仲間を見捨てない人情深い彼を見てきたからこそ、この先の展開でどんどん無理をしていきそうです。
そんな辛い展開が起きた後半でしたが、逆に前半は燃える要素が多かったのが特徴的。錆喰いを宿した筒蛇相手に繰り広げられた空中戦は、これまで見せてきた巨大生物との戦いの集大成のような趣きがありました。最初は戸惑っていたばかりだったミロの成長ぶりに感動を覚えます。アクタガワの手を切り離して難を逃れたミロがビスコと空中で手を取り合うシチュエーションは、ここまで築いてきた信頼関係を見事に表現しきっていると感じ、興奮しましたね。
異世界(ファンタジー)美少女受肉おじさんと
第7話「ファ美肉おじさんとイカファイヤー」
生け贄にされそうな橘を救うため神(イカ)殺しが決行された回は、頭目が終始愉快でした。自分が1番美しくなければ気が済まない面倒くささ・陰湿さがマックスになっていく一方で、周囲からの扱いがどんどんぞんざいになっていく様子に笑いが止まりませんでした。それでいて包丁を得てからのイカ瞬殺、と意外と強かったことにも驚かされます。頭目は意地汚さと見苦しさが最高に輝いているキャラクターだなぁ、と再認識しました。(また今回は信仰の対象をあっさり変える村人たちに対し、頭目のような「別の何かに左右されない生き様」を貫いている人の強さを感じ取ったりしなかったり)
一方主人公コンビは例によっていつも通り。「人の見かけのレッテルしか見ない」連中に文句を言う橘に加え、彼の言葉にどこか安心感を覚える神宮寺のやり取りは相変わらずでした。この2人は喧嘩しようが変わらない、互いに影響を与え合う関係であることがわかりましたね。しかし橘が離れると神宮寺の能力の出力が落ちることが今回判明したわけですが、これは「神宮寺が橘の武器扱い」と関係していそうですね。(橘が近くにいる=橘に装備されていないと力を発揮出来ないとか?)
さて本作ノー・ウェイ・ホームでは先日ネタバレ厳禁だった内容が、公式によりようやく解禁されました。こちらも色々話題になっていますが、個人的に嬉しかったのが下の動画です。
※念のためネタバレ注意!!
ネタバレまで含めた舞台裏を映した動画ですが、まずトリプルピーターが並んだサムネ画像の時点で涙が出てきます。役者・撮影スタッフたちがにこやかでいる撮影風景に、映画に隠された小ネタ(エレクトロの原作マスク風のエフェクトなど)と、たまらない内容がこれでもかと詰め込まれていて、何度でも見たくなってきます。このような微笑ましい光景をYouTubeで見せてくれて、本当にありがたいですね。
ではまた、次の機会に。