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2022年春アニメ&特撮簡易感想 その29

 

 

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 Netfilxにて制作中の実写版『ONEPIECE。その撮影に使われるセットやコンセプトアートをまとめた動画が公開されました。短い時間に様々な情報が詰め込まれていますが、中でも原作で有名な海上レストラン「バラティエ」の紹介パートはインパクト抜群の一言。あの魚が大きく口を開けたデザインの船を1から制作し、巨大なセットを作り上げてしまうという予算のスケールに驚かされます。あまりにも精巧なので、ドラマ撮影が済んでからはそのままテーマパークのアトラクションに転用しても良さそうに思えますね。

 そしてそれ以上に気になったのがルフィたち麦わらの一味が乗る船「ゴーイングメリー号」について。上のリンク先の記事や動画の00:35辺りでその確認出来ますが、船首のヒツジが妙にリアルになっていることにギョッとなりました。(またヒツジというよりはヤギに見えるのも特徴的)あのデフォルメ可愛らしいメリー号がこのような厳ついビジュアルと化していることには、どこか複雑な気持ちにさせられますね。

 とはいえ原作のワンピース自体、キャラクターデザインのほとんどがデフォルメが入っており、メリーもその影響を受けていることを忘れてはいけません。あの独特のデザインを実写に落とし込むのはかなり難しいでしょうし、実際になるべく違和感なくまとめていることは素直に見事だと思います。他にもどうなっていくのかわからない部分も多いですが、実写版のワンピースの今後をこれからもちょっとずつ見守っていきたいですね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

SPY×FAMILY

第9話「ラブラブを見せつけよ」

 ユーリの無茶振りからキスを見せつける羽目になった前回のラスト。どうなることかと思っていたら、酔っぱらったヨルがユーリを張り飛ばすシーンが炸裂して爆笑してしまいました。しかも一度ならず二度もビンタが炸裂したので腹筋に悪かったです。それでいて酒に弱い(あと血塗れなところもそっくり)といった共通点を見せつつ、仲の良さを見せる姉弟の姿にはほっこりしましたね。そしてユーリが何だかんだでチョロそうな雰囲気を出してきたのでちょっと安心しました。

 後半は母親として、妻として悩むヨルがメインでした。上述の件も含めてまともに家庭を支えられていないことに悩むヨルでしたが、秘密警察(に変装したロイドたち)相手に毅然と立ち向かうシーンはカッコ良かったです。何より彼女の本質を見たロイドが「そのままでいてください」とお願いするシーンが印象に残りました。人生のほとんどを演技で貫いている彼にとって、ありのままでいてくれる妻の存在が少しずつ大切になってきていることが伝わってきます。弟来訪の話は何だかんだありましたが、ラストのアーニャの言葉もあって暖かい気持ちで終わりましたね。

 

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)

第10話「かすみん☆ワンダーツアー」

 今回は何とかすみが主役のエピソード。嵐珠&栞子&ミアが加入してさらに盛り上がってきた同好会の親睦を深める名目で、自身の部長としての威厳を見せつけるためのお泊り会を企てる姿に早速ほっこりさせられました。入念に計画していたものの、中々自分が活躍出来ない状況に歯噛みする様子がまた可愛らしかったですね。

 そんな不憫なところはありつつも、努力を欠かさない一面を見せてくれたかすみは何より素敵でした。自分の存在感を高めようとしつつも仲間たちを楽しませることも忘れない……自分もみんなも幸せにしようとする欲張りなスタイルはとても素晴らしいです。同好会のメンバーもかすみのそんな頑張りやなところを知っているからこそ、彼女が部長として認められていることがよくわかる回でした。

 また嵐珠のいじらしい一面が多く見られたのも大きなポイント。みんなとの写真を撮りたいものの、中々言い出せないシーンにギャップ萌えを感じました。自信家でありながら他人との距離感に戸惑う姿こそ、嵐珠の本質なのかもしれません。そんな嵐珠の背中を押してくれる栞子の的確なフォローも見事で、親友同士の絶妙な距離感にときめいてしまいしたね。

 

 

ウルトラマン クロニクルD

第19話「ウルトラマンの正体は?」

 今回はデバンの「何故ウルトラマンの変身者は正体を隠すのか?」という疑問から話が始まりました。ウルトラマンであることを公表してしまうことのデメリットを話しつつ、正体を隠すことで不便な事態に陥る点にもしっかりと触れていたのが良かったですね。『ダイナ』からグレゴール人が化けたニセダイナと、ジオモス戦でのリーフラッシャー紛失の2つのエピソードからアスカの苦労、そしてダイナの本質を見抜いて助けてくれる一般人たちの頑張りを見せてくれていたのもグッド。

 何よりマルゥルが「自分たちが一生懸命頑張っているからこそウルトラマンも助けてくれる」ことをデバンに教えてくれるラストが素敵でした。トリガー(ケンゴ)がいなくなった後も、GUTS SELECTの仲間たちと共に地球を守ってきたマルゥルだからこそ言えるセリフにグッときます。ウルトラマンに頼りきりになるのではなく、共に戦う道を模索していくことの大切さをデバンが学ぶ内容には素直に感動させられましたね。(あと余談ですが、久々に登場したハネジローがSUPER GUTSのメンバーやアスカと再会したことが明かされた時はニヤリとしましたね)

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第80話「チェックメイト」 

 ヒュンケル、最後の戦い!は彼のバグのような強さが早速お披露目され、鮮烈な印象を残していきました。少しでも攻撃を受ければ死ぬはずの体で立ち上がり、オリハルコンの兵士を一撃で粉砕していく光景には劇中のマキシマム同様唖然としてしまいます。マキシマムの視点で“HP(体力)1”とハッキリ明示されていたので、余計このシーンのヒュンケルの異常さが際立っていたと言えます。一方で「魂のない戦士には負けない」という、これまで戦ってきた相手を尊重したヒュンケルの固い決意は純粋にカッコよかったですね。

 そしてヒュンケルのピンチにあのラーハルトが現れたことも忘れてはいけません。マキシマムを瞬殺するシーンは彼がここまで強かったのか!と驚愕してしまいましたね。というか当時のヒュンケルはよくこいつに勝てたなぁ……

 あとはマキシマムのシーンがやたらと目に焼き付きましたね。戦術家としての技量はあるものの、慢心と油断でどんどん追い詰められていく様子は何とも言えない脱力感を覚えました。ラーハルトに斬られたことを認めず間抜けな最期を遂げるラストも含め、見事な小物っぷりだったと思います。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第10話「魔法羊女メェ~グちゃん」

 今回はまたもやチュパ太郎が大暴れするかと思いきや、彼の愛するメェ~グちゃんが途中から大暴れする展開に愕然となりました。モンスターが実体化する展開は過去作でも何度か例がありますが、デュエルを引き継いでくるのは今までになかったのでかなり新鮮です。同時に作品世界のメェ~グちゃんがそのままこちら側に来たかのような異様さに、得体のしれない戦慄を覚えます。(相手を敵組織の先兵だと決めつけて襲い掛かってくるのは中々に怖いです)

 モンスターに命を吹き込んだかのような力を与える遊飛のアースダマーの力にも驚かされますが、それ以上にズウィージョウの目的が気になりますね。もしやこの力でモンスターたちを実体化させ、戦争の兵器として使うつもりなのでしょうか。

 しかしそんな恐ろしい状況下でも、デュエルのルールに則って戦うユウディアスが今回輝いていました。リアルダイレクトアタックを喰らっても、自分は正々堂々デュエルで勝つ姿勢に好感が持てます。そんなユウディアスの成長に合わせ、彼がついに効果モンスターを使用したのも印象深いですね。(ただその効果も通常モンスターサポートで、ユウディアスがバニラ主体の戦法になることは変わらないのがグッド)

 

 

 ワンピースといえば原作の漫画ではワノ国編がいよいよ終わりを迎えようとしているという情報を聞きました。同時に最終章に向けて約1か月ほど救済するという話も聞き、原作がいよいよ完結に向かっていることを実感します。長いこと連載しているワンピースの終わりが近づいていることに驚きつつ、今後の展開を楽しみにしていきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。