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デュエル・マスターズ WIN 第7話「暴け!やつらのイカサマを!!」感想

卑劣な奴らへの逆襲劇

本作は可愛い子(一部の女装含む)が多いこと多いこと

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  • 可愛い子たちが彩る前半

 前回マイハマギャング・マズキたちが仕掛けた謎のイカサマによって敗退してしまったボウイ。彼の無念を晴らすため、ウィンがマズキのイカサマの正体を晴らすことを宣言するところから今回は始まりました。前回の感想でも書きましたが、ウィンがいつになく怒りに燃えているのがカッコよかったですね。

 というわけで決意するシーンそのものは真剣だったものの、マズキたちに近づくためにあれやこれやと策を弄するシーンは例によってコミカルでした。相手が単純に引っ掛かりそうなところを邪神くんやパパリンの思わぬ邪魔で失敗してしまうパターンがほとんどで、味方が足を引っ張ってしまう展開には肩の力が抜けましたね。中でも女装で気を引く作戦今年はジョーが女装してないな~、とか思っていたらウィンの方が女装し出した……ランナーなど一部のガチ具合にびっくりさせられます。不覚にも普通に可愛いと思ってしまいましたよえぇ。

 あとは今回初登場の「エリザ」先生が印象的。カレンに続いて正統派の可愛い女性キャラが出てきた時はかなり驚きました。激辛麻婆丼を作ってくるお茶目な点はあれど、生徒の応援に駆けつけてくれる良き先生ぶりにも感心させられます。そしてパパリンがエリザ先生にメロメロなのが……他にも最初はイカサマ調査に乗り気ではなかったランナーたちがカレンにつられて協力していましたが、まぁこの可愛さなら納得がいきますね。いつものギャグに加え、女子の可愛さが印象に残る回だったと言えます。

 

 

  • 決闘を冒涜する者に鉄槌を

 とまぁ前半はポンコツなところが目立ったウィンですが、ガチデュエバトル準決勝・マズキとのデュエマが始まってからはいつものウィンらしいクレバーさを見せてくれました。イカサマの正体がケンドラの持つ「アホヤガイの香水」であると見抜いてからカレンたちに香水をすり替えてもらい、自分は香水でアホになったふりをする展開にはスカッとしましたね。相手がネタをバラして自爆するまで待っていた辺りが実に狡猾で気持ちがいいです。

 その後のデュエマ描写でも凶悪なハンデス戦術を披露。マズキのデッキが【天門*1であることから《ロスト・Re:ソウル》や《ブック=ラギルップ》で徹底して手札を削り、トリガーによる反撃を許さず攻める姿勢には痺れました。「イカサマ野郎は地獄に落ちろ!」というセリフでトドメをさすシーンにはビビりましたが、ウィンの怒りとマズキが貯めたヘイトもあって気持ちよく終われたと思います。(邪神くんのお仕置きもいつもと違って心が痛みませんでしたし)

 ただウィンがデュエマで勝利した後、マズキが予備の香水を使ってみんなをあほにするシーンで唖然となりました。しかもどさくさに紛れて大会の優勝賞品を盗み出すという暴挙までしてくる始末。ここまでの展開でスッキリしていただけに、最後の最後で後味の悪いラストを見せられた気分です。次回こそマズキたちを懲らしめて、平和に終わらせてほしいですね。

 

 

  • 本の魔力が相手の知識を奪い去る

ブック=ラギルップ 闇文明 (2)
クリーチャー:アビスロイヤル
パワー1000
▪️シビルカウント3:このクリーチャーが攻撃する時、自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計3つ以上あれば、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。

 ウィンが1話から愛用しているアビスロイヤルの1枚。デュエマパートに限らず日常パートでも登場している主要クリーチャーの1体であり、《フォーク=フォック》や《ハンマ=ダンマ》と共に邪神くんにシバかれる三馬鹿ポジションを獲得しています。開いた本と鎖が重なり合ったような不気味な見た目に対し、普段は「ほんまに~」(本=ほんまに……ってこと?)が口癖の関西弁を喋るキャラギャップが可愛らしい奴です。そして余談ですが、邪神くんの理不尽な制裁を受けることが他のメンツより気持ち多めな気がしますね……(今回の「今日のカード」ではフォーク=フォックが紹介されていましたが、デュエマ描写からしてMVPはこのクリーチャーだと思うのでこちらを紹介させていただきます

 カードとしてはコスト2でパワー1000という、コモンカードらしい控えめなスペック。この時点では貧弱もいいところですが、シビルカウント3を満たすことで相手へのハンデスを行うアタックトリガーを獲得します。シールドを削りながらのハンデスは相手の手札を増やさないという意味で強力で、トリガーなどにさえ気を付ければガンガン攻められるビート向きの能力と言えます。さらに《アビスベル=ジャシン帝》でアビスラッシュを得ればこのハンデスを出してすぐに活かせるのが素晴らしいです。シビルカウントも満たしやすいですし、パワーの低さもあまり気にならないのも利点と言えます。

 ただ現時点で登場しているアビスの内、2コストのクリーチャーは他にも《ベル=ゲルエール》《キーロック=デボック》《スプーン=ンプス》が存在しており、対抗馬が多め。中でもベル=ゲルエールとスプーン=ンプスは相手の単体で便利なcipを備えており、使いやすさにおいてかなりの差があります。そのためこのカードはアビスラッシュで出すことを前提として使うことで差別化する必要があります。幸い上の2枚はcipが強制というデメリットもあるので、山札もシールドも消費したくない場合はこちらに軍配が上がるでしょう。今後のアビスの新規次第では真っ先にデッキから抜ける可能性がありますが、魅力的な面もあるカードとしてまだまだ使っていきたいところです。

 

 

 そして次回はマズキたちが盗んだ優勝賞品を取り返すため、ウィンたちが再び協力しながら彼らを探すことに。ただそれぞれ『金田一耕助』に『相棒』、『太陽にほえろ!』や『あぶない刑事』など、古き良き刑事ドラマや探偵ドラマのコスプレをしているのが気になります。そして次回のサブタイの元ネタが『踊る大捜査線』……子どもに伝わらないネタが多すぎて笑いが止まりません。

 それはそれとして、デュエマパートではついにカレンと対戦する模様。シチュエーションからして、恐らくはガチデュエバトル決勝戦で彼女と戦うことになりそうです。予告映像を見る限り、カレンは《恋愛妖精アジサイ》や《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》を搭載した【スノーフェアリー】を使用するようですね。デュエマが好きな彼女の実力が如何ほどのものなのか、実に楽しみです。

 

 ではまた、次の機会に。

*1:マナゾーンや手札のカードから読み取るに、いわゆる【白青赤天門】(【ラッカ天門】)と思われる。