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2023年冬アニメ簡易感想 その2

 

 

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 25年以上の歴史を持つゲーム『ポケットモンスター』シリーズ。ナンバリングを重ねるごとに新ポケモンが増えていき、その種類も膨大になってきましたが、ついに公式が1000を超える全ポケモンをカウントしていく動画を発表しました。最新作『スカーレット・バイオレット』で1000体を突破したことは知っていましたが、こうして実際に数に表されると驚いてしまいますね。

 動画の内容としては歴代のポケモンを一気に映していく方式で、図鑑のナンバリングではなくいくつかのグループに分けて紹介していたのが意外でした。しかし歴代御三家から始まり、森や海といった生息地に分けたり、化石ポケモンベイビィポケモンといった種別で見せたりするなど工夫が凝らしてあります。(個人的にはブイズだけで集めてくれているのが嬉しいところ)他にもフォルムチェンジや性差、リージョンフォームといったカウントされないものもしっかりと見せてくれている辺りに愛を感じますね。

 何より動画の構成が見事の一言。UBや伝説ポケモンでテンションを少しずつ上げつつ、パルデア地方に入ってからグランドフィナーレの雰囲気を醸し出すのが非常に上手いです。僕自身、この辺りのパートで一気に見入ってしまいました。そうして記念すべき1000体目であるサーフゴーを映し、ラストに1008体目のミライドンで締めるラストも最高です。9分という動画時間でしたが、体感時間ではもっと短く感じるほどでしたね。ポケモンのワクワク感を詰め込んだ素晴らしい動画だと思いました。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

シュガーアップル・フェアリーテイル

第1話「かかしと妖精」

 女性向けラノベを原作としたアニメでその雰囲気に惹かれて視聴しましたが、予想を反した重い設定とエグい描写に面食らってしまいました。不思議な力を持った「妖精」が人間と仲良く暮らしているのではなく、人間に奴隷同然の扱いを受けていることにはショックを受けてしまいましたね。妖精にとっての命である羽を片方もいで使役する話や、鳥かごの中に入れられ売られているシーンなど想像していたほんわかファンタジーとは程遠いシビアさが何とも恐ろしいです。(戦闘シーンの流血描写も並みのアニメより激しいですし)

 そんな閉塞感のある世界で自分の夢を叶えようとする主人公「アン・ハルフォード」は良くも悪くも元気でお人好し。この世界観で人間と妖精が仲良くなれることを信じている点は甘ちゃんとも取れますが、個人的には決してめげない性格も含めて好感が持てます。彼女が目指している「銀砂糖師」という砂糖菓子職人の称号が如何なるものなのかも気になるところ。

 そんなアンと彼女が用心棒として雇った「シャル・フェン・シャル」との少女漫画チックでほろ甘い……と最初は思っていたのですが、シャル側の感情がよくわからないのが色々と不穏です。単にアンをおちょくっているようにも見える一方、人間への恨みと警戒心らしきものも読み取れます。表向きは彼女を「かかし」とからかう中、本気で寝首をかくつもりなのではないか?とつい思ってしまいました。

 

 

吸血鬼すぐ死ぬ2

第1話「ドラルク・ともだち・ひとりだち未遂」「それ行けゴーストハンターズ」「ドラルク・ザ・サイレントジャマー」

 一昨年大いに笑わせてもらった吸血鬼ギャグアニメがついに帰ってきた!始まり方がいつも通りで、さもつい先日まで普通にやっていたかのような錯覚を覚えましたね。ずっと待っていた身としては、実に嬉しいスタートでした。

 内容に関しても1期と変わらず、ロナルドとドラルク(とジョン)のドタバタした日常を映してくれるのが素敵の一言。ドラルクの家出から始まった序盤が何だかんだで元の形に収まったり(ドラルクにも料理の役割があることが明かされたのが個人的なここすきポイント)、ロナルドの原稿の締め切りでてんやわんやだったりと、いつも通りのノリには安心感を覚えました。

 また中盤の廃病院に乗り込むエピソードがお気に入り。幽霊騒ぎが吸血鬼「下半身透明」によるものだと判明してからの本物の幽霊が出てくる流れは定番でしたが、そこからその幽霊が下半身透明とお化け屋敷を営む三段オチには驚きつつも感心しました。吸血鬼だけでなく幽霊にも居場所が与えられる内容に、本作のハチャメチャなようで実は優しく丁寧な作風が感じられてほっこりしましたね。(カメ谷の記者精神は色々と笑ってしまいますが)

 

 

あやかしトライアングル

第1話「祭里とすずと妖」

 『To LOVEる -とらぶる-』で有名な矢吹健太朗氏作のジャンプ漫画を原作としたアニメ化ということで、あまりにも予想通りの内容を見せてくれた第1話。」やそれを祓う「祓忍(はらいにん)」など男心をくすぐる設定の数々とバトルシーンに対し、要所要所で魅せてくる性癖全開のエロティック描写にはニヤリとしてしまいました。主人公の「風巻祭里(かざまき・まつり)」がラストに女体化してしまうTS展開など、ある意味で安定感のある内容だったので見ていて実に楽しかったです。

 ヒロインの「花奏すず(かなで・すず)」との関係も個人的にはかなり好みです。お互いに想いあっている幼馴染故のもどかしさに溢れている点にラブコメらしく、何だかこそばゆさすら覚えてしまいます。それを妨害しようとする妖の「シロガネ」が祭里を女子にしてしまったわけですが、この2人ならまぁ女の子同士でもいけそうなきがしなくもないですね。というかそうなったらグヘヘなんですがねぇ……

 

 

転生王女と天才令嬢の魔法革命

第1話「王女と令嬢の魔法革命」

第2話「趣味と実益の助手獲得」

 話題の王宮百合ファンタジー魔法の世界に転生した主人公「アニスフィア・ウィン・パレッティア」が弟の元婚約者である「ユフィリア・マゼンタ」を連れ去る1話ラストには大いにスカッとさせられました。思い込んだら一直線な明るい主人公が、暗い雰囲気を打破してくれるのはやはり素敵ですね。魔法を使いたいのに魔法の適性がないという境遇に生まれながらも、諦めずに「魔学」に打ち込む姿勢がまた好印象です。(そして自由気ままな娘と勝手なことをする息子に振り回される国王が不憫でめっちゃ面白い件

 中でも2話でのアニスのユフィリアのやり取りは興味深かったですね。女の子を侍らせたい!という欲求を包み隠さないアニスの叫びには呆れましたが、その正直さと明るさが次第にユフィリアの心を溶かしていく過程にはほっこりさせられました。1話からずっと暗い顔をしていた彼女が、少しずつ笑顔になっていく様子は何とも微笑ましいです。一方的に婚約破棄され居場所を失った少女が、自ら居場所を作り努力する少女との出会いで救われていくであろう物語に早くも期待が持てます。

 

 

にじよん あにめーしょん

第1話「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』を元にした四コマ漫画である『にじよん』がまさかのアニメ化。(しかも原作にはいなかった侑が追加されているなど、アニメ版に近い設定なのが特徴的)約5分と非常に短いですが、侑たち同好会メンバーが仲良く過ごしている様子に色々と癒されますね。デフォルメされたキャラが違和感のない3Dでヌルヌル動く絵も相まって、かなり好ましい短編アニメ化です。

 1話の内容としては侑が同好会のみんなをビデオ撮影している最中、誰が1番なのか決めることを迫られるというもの。侑の代名詞的セリフである「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!」が炸裂して終わったことには大いに笑わせてもらいました。(さらに主題歌の歌詞にもこのセリフが入れられているので追い打ちを喰らってしまいましたね)”みんな違ってみんないい”をテーマとする虹ヶ咲らしさに溢れながれも、それをコミカルにまとめてくれる始まりとなりましたね。

 

 

 私事ですがポケモンといえばメタレドは現在、最新作であるスカーレットをプレイ中です。しかしそこまでガッツリプレイしているわけではなく、未だに殿堂入りどころかジムなどのミッションを半分も達成出来ていません。やることが多いのもあるのですが、マップが広大でプレイしていく内に疲れてしまうんですよね。すごい勢いでポケモンを進めていた少年時代と比べて、ゲームをする体力が減ってきていることを否が応でも自覚させられます。(おかげで上の動画に映った新ポケモンを見て「何これ!?」となったり
 とはいえ何だかんだでポケモンをプレイすること自体は楽しいですね。新しいポケモンと出会ってゲットしたりバトルしたりするワクワク感は初代からずっと健在です。このワクワクを忘れていない限り、ポケモンを少しでも進めて楽しんでいきたいと思っています。とりあえずはマイペースに、少しずつでも進めていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。