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2023年冬アニメ&特撮簡易感想 その13

 

 

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 先日配信されたアズレンことアズールレーンの生放送にて、メディアミックス作品の1つ『アズールレーン  Queen'sOrders』のOVA情報が到着。一昨年アニメ化決定が報じられてから大分経ちましたが、ようやく本格的な情報が届いて何よりです。ロイヤル陣営の代表にしてわがまま女王様ことクイーン・エリザベスを主役とした原作漫画は僕も良くチェックしていたので、アニメの話が出てきた時は喜びを覚えましたね。

 早速上のPVを見てみたわけですが、クイーン・エリザベスたちロイヤルのメンバーを中心に繰り広げられるドタバタ劇がそのままアニメ化した映像にちょっと感動。作者の槌居氏の絵柄をより柔らかくしたかのような絵が動く様子に思わず顔が綻んでしまいます。クイーン・エリザベスが歌うキャラクターソングも見事にハマっており、見てみたいという欲求に駆られます。

 

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 また原作漫画に声を当てたボイスコミックも同時に公開。クイーン・エリザベスともう1人の主人公・ウォースパイトの主要キャラ2人のやり取りに早速和ませてもらいました。(指揮官が倒れるラストは全く穏やかではないのですが……)また何といっても、両キャラを演じる上坂すみれさんの演技力の高さに驚かされますね。こちらのボイスコミックは全8話、毎週公開とのことなのでこちらも楽しんで見ていきたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター めざせポケモンマスター

第6話(第142話)「そして、おなじ月をみている!」

 今回はロケット団の襲撃で離れ離れになってしまったサトシとピカチュウの再会までを描いたエピソードピカチュウニャースだけで途方に暮れるシチュエーションは過去作で何度かありましたが、それらと比べて両者の関係が比較的良好だったのもあって安心して見ることが出来ました。フシデの毒を喰らってしまったニャースをモモンのみで治してあげるピカチュウの優しさが心に沁みますね。

 サトシたちがピカチュウを探す様子も描かれそれぞれの奮闘が繰り広げられる中、実を割る動作でお互いの位置を察知する展開には驚きました。少々突拍子のない内容のようにも思えますが、2人のこれまでの関係の深さを考えるとそうやって通じ合うのも決して不思議ではないのかもしれません。むしろ最高の相棒だからこそ納得のいく再会だったと思います。

 またオニスズメコラッタキャタピーといった初代世代のポケモンが多く登場したのも今回の見どころの1つ。中でもオニスズメコラッタがサトシたちの手助けをしてくれる展開はかなり意外でした。オニスズメがサトシたちに助けられて彼の肩に乗る構図は、お邪魔キャラのイメージが強かったかつてのことを思うと目頭が熱くなる素敵なものになっていましたね。

 

 

スパイ教室

第7話「File 《草原》のサラ」

 灯メンバーの年少組の1人「サラ」にスポットを当てた今回。これまで主張が弱くすみっこにいるイメージが強かったサラが、「自分だからこそ出来ること」に自信を付けていくまでを描いたエピソードになっていました。スパイの基本技能こそ未熟ですが、調教した動物を駆使したサポート力は見事。それ以上に裏で気配りを忘れない慎ましやかな態度に感心させられますね。

 そんなサラの本質を見抜いたうえで、彼女が輝く屋敷の修繕勝負を持ち掛けたクラウスも流石と言ったところ。以前のエルナやジビアの時もそうですが、彼女たちがそれぞれ活躍出来ることをキチンと証明してくれるのが素晴らしいですね。一方で犬のジョニー氏に噛まれても強がるお茶目な一面を今回初めて見せてきた時は思わずほっこりしてしまいました。(そして初めてクラウスにダメージを与えたのがこのジョニー氏という事実に笑う)

 他にはいつにも増してコミカルな要素が多かったのも面白かったです。肉を求めて猛抗議する少女たちの姿はもちろんのこと、またもや裏切るリリィなどポンコツなチームワークが繰り広げられる光景は実に楽しかったです。作画や動きもひょこひょこしてるのがまた新鮮でしたね。

 

 

お兄ちゃんはおしまい!

第7話 「まひろとロールプレイ」 

 中学1年の勉強なら楽勝♪と思いきやまさかの大失敗するのがまひろクオリティ、な中学生活2話目。期末テストで寝てしまったり調理実習で美夜のフォローをしなければいけなかったりと、例によって大騒ぎでしたが、もみじたち友人に囲まれているおかげで最終的にはほんわかした空気になるのが素敵でした。何だかんだで(肉体的には)同年代の友達と気心の知れた関係を築く様子には安心感がありますね。

 それでもゲームのことなど話題が合わないという問題もあり、まひろが思わずクラスの男子にまで話しかける展開にはハラハラさせられましたね。彼にとっては同性の友達かもしれませんが、男子たちからしたらドギマギが止まらなかったのは言わずもがな。それどころか「男子に優しい女子」として知らず知らずのうちに意識させるオチに変な笑いが出てきました。

 しかし全体を通してまひろが少しずつ更生しつつのあるのが目に見えてわかるのが良かったです。勉強やお菓子作りなど頑張って、人並みな日常を堪能しているだけで心が洗われそうになる内容でした。みはりもお兄ちゃんから手作りお菓子を貰って良かったね!

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第31話「ヘビー・ウェザー その②」

 プッチとウェザーにまつわる過去がついに明かされましたが……辛い。原作を読んで既に知っていた身としても胸が痛む過去編でした。双子の弟の死の意味を知るために神学校に進んだプッチに待っていた衝撃の真実と、彼の間違った選択によって妹の「ペルラ」の命が失われる展開は何度見ても残酷に思えてなりません。(個人的にはこの過去もあってプッチ神父のことが嫌いにはなりきれないんですよね……)

 神に仕える身であるが故に人の悪意を知らず育ってしまった男が、この悲劇をきっかけにDIOの「天国」を求めだしてしまうのがまた救いようがないですね。「妹に向かって十字を切ること“なんか”やめろ!」のくだりからして、聖職者としてのプッチはここで終わってしまったことが読み取れます。同時にウェザーもペルラを失った怒りと憎しみで暴走するなど、絶望から逃れるために他のものに縋るしかなかった者たちの末路が描かれていると感じました。

 またナレーションで「あなたに判断していただきたい」と視聴者(読者)に問いかけるのが意味深に思えます。これは「誰の罪なのか」と見ている側に判断を委ねることで特定のキャラに肩入れしない、作者なりの配慮だったのかもしれませんね。キリスト教の教えや人種問題といった要素を絡めたからこその表現と言えるかもしれません。とりあえずあの探偵は間違いなくギルティ!

 

 

ブルーロック

第19話「Dancing Boy」

 前回の勝利の末、潔たちが引き抜いたのは千切。互いのプレーを喰らい合って洗練させていくチームにはなるほど彼が適任だと納得すると同時に、選ばれなかった玲王の姿には思わずため息をついてしまいました。知らない内に約束を違えてしまったことで凪に見限られたシーンは、凪の落胆と玲王の縋るような表情の対比もあって絶望感が半端なかったです。國神がしっかりと支えてくれていましたが、玲王がこの後這い上がれるかどうかがまず気になってしまいました。

 そんな波乱の3rdステージが終わった一方(わがまま凪&お嬢VSメイド馬狼の構図がまた愉快)で、未だに4thステージに残っている凛たちに焦点が当たったのが今回の見どころ。特に蜂楽の過去が明かされたのが印象的でした。絵に描いたようなサッカー小僧であると同時に、自分の思い描くプレーを求める蜂楽の孤独な姿にどこか切ない気持ちを覚えます。彼の「かいぶつ」はまさに理想の存在であり、それを叶えてくれる存在を探している事実は何ともいじらしかったですね。そんな蜂楽の本質を「1人で戦うことを恐れている」と見ぬく凛と、見抜かずとも感覚で察しているであろう潔。蜂楽が彼らに満足出来るかどうか実に楽しみになる溜め回でした。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第46話「地球からの侵略者」

 ランランたちと共に六葉町に落下したアースダマー。今回はそれが誰かに取り憑いている可能性があるということで、マナブによる捜査が開始されました。最初こそ怪しい者を手当たり次第に疑っていくマナブに難色を示したものの、ロヴィアンとのデュエルを通じて犯人をいぶり出す活躍を見せたのが良かったですね。(ランランの忠告をしっかりと活かしていたのも良き)新エースであるアルケミカライズ・サラマンドラのカッコよさもさることながら、何よりも「アースダマーはフュージョンが好き」という情報を理解したうえでの作戦であることに感心するばかりです。

 そんなマナブの協力プレーで判明したアースダマーの憑依先がまさかの遊歩だった事実には驚きました。(しかし振り返って見てみると、普段の遊歩と比べても若干テンションが高いし楽観的なんですよね)そのうえミューダのせいでマナブとロヴィアンが宇宙に投げ出されるという洒落にならない緊急事態に陥るなど、ラスト数分の怒涛の展開に唖然とさせれるばかりでした。特にマナブたちの安否について、心配になってしまいますね。問題は次回のアースダマー遊歩がどう見てもアラレちゃんみたいになっているのが……

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第4話「共に戦う者たち」

 ギンガとビクトリーの紹介が終わったということで、場面は変わって再びゼットへ。相変わらずディメンションナイザーで自分の紹介が出来ずにいる様子に笑ってしまいました。すぐに話が脱線してしまう光景には呆れてしまうものの、自分のことよりも周囲の仲間たちや先輩後輩たちを立てるのはゼットらしいと言えます。また一体化しているハルキにツッコまれている様子も微笑ましかったですね。ハルキ本人の声は無かったものの、ゼットが喋るだけで彼が“そこにいる”ことが実感出来ました。

 そして『Z』でお馴染み特空機が紹介された他、『トリガー』のメカニックや『デッカー』のディメンションカード怪獣たちにもスポットが当たっていたのが良かったですね。特にミツクニ会長が操縦するガッツウイングの発進シーンと活躍シーンは何度見ても惚れ惚れします。他にもデッカーが使うウインダムとセブンのウインダム、特空機のウインダムの違いと関連性について触れたことなどにもニヤリとさせられる内容でした。

 

 

 アズレンは他にも本家ゲームの新情報を生放送で一気に紹介していました。中でも目玉である新イベント「黙示の遺構」の情報にはワクワクさせられましたね。「インプラカブル」をはじめとした新キャラのエロティック魅力的なイラストにも惹かれます。(生放送やネット上でも様々なワードが飛び交い、ついには「清純スケベ系サキュバスお嬢様」とかいう謎のパワーワードまで爆誕してしまった時には笑いが止まらなかったです)そんなアズレンの新イベントも実に楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。