『タケモトピアノ』新CM、財津一郎さんへの敬意を込めて制作 新たなイメージキャラ&おなじみのメロディに注目(写真 全17枚)https://t.co/24oHNcxGkc
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2024年7月28日
#財津一郎 #CM
中古ピアノの買い取り・販売を専門とした企業「タケモトピアノ」の新CMが先日、新たに発表されました。タケモトピアノのCMといえば故・財津一郎氏による「ピアノ売ってちょーだい♪」のフレーズが有名ですが、1997年から約26年流れ続けたCMもついにリニューアルすることに時代の流れを感じます。
そうしたノスタルジーを感じつつ視聴してみた新CMは、タケモット女子の軽快な踊りはそのままにキリンのインパクトが全てを占めていました。上のリンク先によるとAI技術で財津氏のボイスを再現し、それをCGのキリンに喋らせているとのこと。AIの有効活用はまぁわかるのですが、何故そこでキリン!?という点に動揺してしまいますね。氏の歌とネコの鳴き声がチャームポイントだった旧CMから、キリンに変更するセンスはかなりぶっ飛んでいると思います。財津一郎ボイスで喋るキリンもそうですが、ダンスの方も相変わらずシュールで変な笑いを誘います。
といった感じで以前のCMとのギャップが激しい新CMですが、新しい要素を入れつつその勢いのまま攻める姿勢には好感が持てますね。それでいてAI技術によって財津氏へのリスペクトも果たしているのが絶妙で、ある意味で「故きを温ねて新しきを知る」が似合うリニューアルだと感じました。このCMを早くテレビで流れている様子を視聴してみたいものです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
キン肉マン 完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編
第3話「執念のテキサス・ブロンコ!!」
テリーマンの不屈のファイティングスピリッツに感動させられた前半。マックス・ラジアルの巨大なタイヤ攻撃が例によって凄惨を極めており、テリーが血飛沫を上げながら痛めつけられる様子にまず目を逸らしてしまいそうになりました。しかし左肘が壊れる覚悟の攻撃でタイヤを砕き、連続攻撃の末のブレーンバスターでトドメを刺す逆転劇は最高に気持ちが良かったです。直後に駆けつけたキン肉マンとの友情も含め、正義超人の“熱さ”が初戦から感じられる回になっていて大満足です。
一方で完璧超人たちの価値観が描かれたのもこの回の注目ポイント。ラジアルが自害するシーンは中々にショッキングで、強さを追求するあまり「敗北すればすぐ命を絶つ」という侍のような掟に軽く引いてしまいます。ただ正義超人とは相容れないものの、その掟に彼らなりの信念や友情も存在しているのが興味深いところ。(事実武道たちはラジアルを賞賛こそすれ非難はしなかったですし)この辺りから無量大数軍がただの敵キャラではなく、確固たるイデオロギーを持ちえた集団であることが示されたと言えます。
とまぁ胸熱かつ奥深い展開が見どころだったのですが、後半挟まれた謎ガトリングによる謎のリングワープ展開には吹き出してしまいましたね。竹刀とかガラガラとかが合体して出来上がった巨大ガトリングに武道たちが入って発射される絵面と、各所から浮上してくるリングの設備に困惑が止まりません。(特に取組中の両国国技館のど真ん中でリングが出てくるのが迷惑すぎる)こういった意味不明なギャグを大真面目にやるのもキン肉マンなんだなぁ……と有無を言わさず納得させられた気分です。
しかのこのこのここしたんたん
第4話「狙われたシカ部」
前回ラストに登場した生徒会のメンバー。小っちゃい「猫山田根子(ねこやまだ・ねこ)」と超絶ネガティブ思考の「狸小路絹(たぬきこうじ・きぬ)」、無口クールの「燕谷千春(つばめや・ちはる)」とこれまたアクの強い面子ばかりで相変わらずのボケの大渋滞が発生していました。(根子はこしたんに次ぐ不憫枠ですが)この中だと千春が個人的に印象深く、内心ではのこたんファンとしての初々しさに溢れているギャップがたまりません。
今回のこしたん生徒会長はそんなカオスな生徒会に振り回される、という例によってツッコミ役。しかし生徒会メンバーの前では比較的穏やかな態度だったのが少々新鮮でした。未だに猫を被っているこしたんのキャラクターのまま、キレのいいツッコミが出来るのは流石といったところです。それでいて頼れる先輩として注目されたい俗っぽさ、その企みが上手くいかない空回りっぷりが余計にこしたんの面白さを引き出してたと思います。
そして前回に続いてまたもや謎のオリジナル挿入歌パートが導入されてびっくり。今回流れた「家族になろうよ、日野で」は、のこたんとシカせんべいの意味不明な生活風景に頭の中で疑問符が浮かびっぱなしになりました。そのうえタイトルに日野とあるくせにちょっとだけ日野をディスりつつ奈良公園にシカせんべいを投げ捨てるので腹筋にも悪かったです。日野市民はちょっとだけ怒ってもいい。
夜桜さんちの大作戦
第17話「七悪のくすり」
前回のシリアスから一転し、いつも通りの日常回に再突入した今回。末っ子の七悪がメインということでしたが、冒頭から可愛らしい素顔を晒して仰天しました。薬の影響で肥大化した体を抑えつけると、ある程度普通の男の子であることがわかったのは面白いところです。それでいて体の異常性を理解し、自分が化け物染みていることに内心心を痛めている七悪のいじらしさに涙が出てきてしまいます。特に塩基配列を数えて自分は人間だと言い聞かせるルーティーンとか見ていられなかったです。
それだけに七悪の体の暴走を止めようとする、太陽の義兄としての矜持には感動しました。七悪の変化に合わせて薬を即投入していく手際の良さにはクスっときますが、その必死な姿勢は真面目そのもの。弟を受け入れて彼の幸せを考えてやれる良き兄を遂行する太陽は、前回とはまた違った形で主人公として輝いていたと思います。
あとは七悪のクラスメイトの「北里りんね(きたさと・りんね)」も印象的。動物が好きで人間に興味がないというキャラクターはともかく、七悪とのやり取りにはこそばゆいものを覚えます。変人故に七悪の変化も受け入れる辺りも微笑ましく、ちょっとしたボーイ・ミーツ・ガールに似た空気を感じ取った次第です。
遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!
第118話「地球へ…」
竹宮惠子作品みたいなサブタイに反して両陣営速攻で地球に帰ってきた件。死者蘇生を探すダークマター帝国と、それを止めようとするユウディアス陣営の熾烈な争いに少々ハラハラしました。ユウディアスVSサビュアスのラッシュデュエルと平行して、死者蘇生を巡ってのリアルファイトも行われているので目まぐるしいことこの上なかったです。どちらの戦況も気になるので、それぞれの戦いを把握するのにかなり苦労しましたね。
そしてカギとなる死者蘇生のありかについて、まさかのダマムーが所持していることが判明しこれまた衝撃を受けました。アサカの態度などからもしや……?と思っていましたが、彼に預けるというのは結構な奇策ですね。デュエルの結果分離する能力を活かしてカードを守り切る戦法にも舌を巻きましたし、タネ明かしとしても面白かったです。(最も回想シーンで渡したカードの絵柄が映されなかった辺り、ダマムーが持っているカードはブラフの可能性もありますが……)
デュエルパートに関しては守備表示がメインになっていたのが見どころ。ダークメンが影守備を多用するのはいつも通りとして、ユウディアスもアドバンスセットといった珍しいセットを使っていたのが驚きです。そしてトランザム・アサルトライナックの貫通効果で決着を付ける、というオチも綺麗で中々に痛快でした。
トランスフォーマー アーススパーク
第43話「ときをかけるモー」
時をかける少女というよりパラレルワールドじゃねえか!とサブタイにツッコみたくなった回。ロビーを心配するあまり「こんなことになるならエンバーストーンなんて触らなきゃよかった」と嘆くモーが見た、謎のヴィジョンはショックの大きいものばかりでした。共通点としてモーの腕がサイバースリーブなっていないことから、このヴィジョンは「モーがエンバーストーンに触らなかった場合の未来」を見せているということでしょうか。エンバーストーンあるいはクインタスプライムは、モーに今の状況が奇跡に近いことを教えたかったのかもしれません。
ただ年端もいかない子どもに見せる映像ではなさすぎるので首を傾げずにはいられなかったですね。弱っていく兄を見てただでさえ不安でいっぱいなのに、バッドエンドの数々を見せてくるのは正直ハードにもほどがあると思います。気休めの空気に当たり散らしたり、スラッシュを傷つけたことに胸を痛めるモーに同情を覚えるだけに余計に辛いものを感じました。オラー出てこいやクインタス!子どもにこんな重い責任背負わせるんじゃねぇ!などと内心毒づいてしまいましたねハイ。
エンバーストーンに関してもマンドロイドが手に入れてしまうという最悪の状況もあってドキドキしっぱなしでした。何よりトランスフォーマーへの復讐に燃えるあまり、自分の体をドンドン機械に変えていくマンドロイドの本末転倒っぷりには苦笑いせずにはいられません。「木乃伊取りが木乃伊になる」とはまさにこのことだとつくづく思いますね。
タケモトピアノのCMといえば毎週火曜に放送している『開運!なんでも鑑定団』の放送で流れるイメージが強いですね。僕自身鑑定団はちょくちょく視聴しているので、旧CMを見かけることは何度もありました。上の新CMも、どうせなら鑑定団の放送中に見てみたいところです。
ではまた、次の機会に。