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— 【公式】トランスフォーマー情報局 (@TF_pr) 2024年8月26日
T-SPARK が新たに贈る
新シリーズ
『SYNERGENEX/シナジネクス』
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タカラトミーが展開している大人向けホビーブランド「T-SPARK」が新シリーズ『SYNERGENEX/シナジネクス』を開始することが先日発表されました。曰く『トランスフォーマー』『ゾイド』『ダイアクロン』の最大タカトミ商品を中心に、様々なコラボ商品をまとめたシリーズとして展開していくとのことです。上のポストにもあるように、その三大ブランドを合体させたようなロボットが見られるのが面白いですね。
そして肝心の他社コラボも豪華。『ゴジラ』『マクロス7』『モンスターハンター』『スパイダーマン』と、意外な組み合わせが次々と発表されたので驚きが止まらなかったです。特にゴジラの方は個人的に大好きなゴジラ映画『ゴジラ×メカゴジラ』というチョイスであることに思わずガッツポーズを取ってしまいます。ちょっと気になることもありますが、概ねファンなら盛り上がる企画になりそうですね。(その気になることについては下に続く)
というわけで以下、今週の簡易感想です。
キン肉マン 完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編
第7話「衝突!超人たちのイデオロギー!!」
個人的な本作のベストバウトであるアトランティスの活躍がついに到来。“完刺(かんし)”「マーリンマン」との水中超人対決で一進一退の攻防を繰り広げながら、ヒールレスラーとしてのプライドを発揮するアトランティスに惚れ惚れしました。自分は蔑まされて当然と思いながらも、かつて戦ったロビンマスクへの侮辱だけは許さない辺りにアトランティスのリスペクトが感じられますね。ロビンから受けた首の傷を鍛えたり、ロビン戦法を参考にするいじらしさがまた素敵です。
そんなアトランティスが当時繰り広げたロビンとの戦いを、劇中で度々回想シーンとして挿入してくれたのも素晴らしかったです。おかげでアトランティスという超人の掘り下げ、何を想い戦っているのかが大いにわかりやすくなったように感じました。(そしてアトランティスの頑張りを見つめる最大のファン・ポール少年の応援もこの回のここすきポイント)
悪役といえば観戦しているバッファローマンの露骨な態度が面白かったですね。テリーの手を突っぱねる仕草が優しすぎるだけでもおかしいのですが、キン肉マンの「私はバッファローマンを信じておる」発言に喜んでいた時は笑いが止まりませんでしたよえぇ。その後必死に取り繕っていたものの、無理して悪役を演じているのがバレバレでかえって癒しになっていたかと思います。
しかのこのこのここしたんたん
第8話「ゆくシカ、くるシカ」
いつの間にか年始を迎えた本作の世界で、またもやシカの狂気が溢れ出した件。初詣先の神社で待っていたのこたんこと「シカ神様」のインパクトはわかっていても凄まじいです。動物園回の時のように、周囲の人たちが勝手に感動している光景もこれまたカオスで動揺しっぱなしになりましたね。(再登場したシカガチ勢お婆ちゃんが割と存在感を放っていたのもおかしかったです)シカ汁だったり謎のノツッ!だったりに困惑しながら、シカ神と同一人物であることを頑なに隠す、それでいてバレバレののこたんにシュールな笑いを覚えます。
さらに後半は「シカ生ゲーム」という、シカ版人生ゲームのバトルが勃発。参加プレイヤーがシカのツノを付けているイメージ映像は可愛かったのですが、ゲームのイベントそのものはいやにブラックで乾いた笑いが出てきます。やたら暴利を課す動物園やアイドルシカが実はカピバラだと判明するゴシップ展開など、シカとか関係なく真っ黒なのが恐ろしいです。またゲームと連動して現実ののこたんのツノがまたもや突然変異する展開も衝撃的でした。ばしゃめを救う謎パワーを発揮したりと、ドンドンシカの概念が壊れつつあることを実感します。
夜桜さんちの大作戦
第21話「夜桜前線/開花」
タンポポとの最終決戦に向けた前哨戦。「夜桜戦線」という作戦名に対してサブタイにある「夜桜さんちの大作戦」ってもしやこれのことか!?と興奮しながら、各々準備を重ねていく様子に少々癒されました。新キャラがいきなり出てきたりヒナギクの結成理由が判明したりと、新情報が連続かつしれっと出てくるので衝撃も大きかったです。それでいていつもの如くコミカルな部分も多いものの、どことなく緊張感も走っているので結構見応えがありましたね。これまでの登場人物も総動員だったので、余計に終盤に向かっていることを実感します。
そして肝心の太陽の特訓パートは、万爺さんのひょうきんな態度に困惑しっぱなしになりました。太陽の力を引き出すために六美まで取り込んだドッキリまでし出すので、正直タチの悪いいたずらには呆れてしまいます。とはいえこの手の特訓描写同様、太陽の“守る”力を気付かせる過程としては悪くなかったと思います。また夜桜家秘伝の「開花」なる特殊能力も説明され、超人一家としての説得力をより高めていたのも興味深かったです。太陽の開花は「硬化」、万爺さんが「通過」であることが判明したところで、他の兄弟たちがどんな力を持っているのか非常に気になってきました。
遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!
第122話「はぐるまんが上城くん」
六葉町の超絶インフレーションといったインパクト強めな状況の中、ルーグ大王がまさかの漫画暴君大先生となる展開に唖然。ちょっとズレているけど寛大で優しいルーグが、上城ギアカンパニーを乗っ取って働かせる絵面は中々にショッキングでした。「漫画は効率」とまで言い出しますし、漫画を描くことの楽しさまでも忘れてしまったのが少々悲しかったです。(まぁ消しゴムかけとかを罰にする辺りは本作らしくて微笑ましいのですが)
そんなダークマターでおかしくなってしまったルーグに対し、「愛」で一喝するユウディアスや覚悟を決めたエポックの反撃が効いたのが今回の見どころですね。特に後者はゴーハ堂の揺さぶりで迷いを見せていた中で、氷を突き破るほどの力を発揮したので爽快感も抜群です。その後考案された歯車に漫画を描くという解決策も、トンチキながらルーグとエポックそれぞれの生きがいを合わせた良き折衷案と言えるでしょう。
あとは今回の騒動を引き起こしたゼイエトが割といつも通りだったのが意外でした。前々回で性格が悪くなってしまったかと思いきや、ポンコツ可愛いのは相変わらずで安心を覚えます。それどころか遊歩への反感も抱いている辺り、ダークメンたちの成長と言ってもちょっとした思春期みたいなものかな?と思えてきましたね。
トランスフォーマー アーススパーク
第47話「しょっ!しょっ!ショックウェーブ!」
助けた人たちに銃を突きつけられる展開はやはり辛い……子どもたちだけで操られたショックウェーブを倒すまでは普通に興奮したのですが、その後彼らが非難される様子に胸を痛めずにはいられませんでした。しかしこの辺りの描写で一般人が、トランスフォーマーはみんな狂暴なディセプティコンと認識してる事実がわかったのが興味深いですね。ロボットというだけで一括りに見てしまう先入観と、される側の溜まったものではない感情が読み取れた次第です。
その後もドット母さんが流れ弾に当たったり連行されたりで辟易しますが、アレックス父さんの言葉で少しは納得がいったでしょうか。「この世界は難しい場所」「何か正しいのかわからないことがある」という難題を突き付けながら、正しいことのために頑張る子どもたちの力になろうとする姿勢にウルっときます。正義か悪か簡単に分けられない難しさに対して、子どもたちに真摯に問いかけている点に好感が持てますね。
またマルト家とは別ベクトルで散々だったショックウェーブも印象に残りました。洗脳を解いてもらって暴れるかと思いきや、意外と協力的だったのは嬉しいところ。クロフトへの復讐のために利用している節もありますが、味方になってくれると心強い存在かもしれません。
さてそのシナジクスのトランスフォーマー×ゴジラのコラボですが、肝心の商品の写真を見た時は思わず吹き出してしまいました。それがこちら。
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— 【公式】トランスフォーマー情報局 (@TF_pr) 2024年8月26日
TRANSFORMERS SYNERGENEX OF THE FIRST
OPTIMUS PRIME TYPE MFS-3 KIRYU
MEGATRON TYPE GODZILLA
Coming in 2025 SUMMER
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #ゴジラ#トランスフォーマー… pic.twitter.com/0MkPMtrxfQ
こちらのポストにもある通りゴジラカラーのメガトロン&メカゴジラ(三式機龍)カラーのオプティマスプライムの商品写真が載っていますが、どう見ても既存の商品のリカラー版なのが驚き。前者は黒く塗ったグリムロックなのに頭部だけメガトロンだったり、後者は変形後の肩の部分を青く塗ることでバックユニットを装着した機龍を再現しているのが面白すぎます。これでゴジラコラボだと言い張る度胸に慄きますが、この思い切りの良さもある意味でトランスフォーマーらしいのかもしれません。ひとまずはちょっとネタになる話として楽しかったとしたいところです。
ではまた、次の機会に。