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2024年夏アニメ簡易感想 その23

 

 

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電撃マオウで連載中のギャグ漫画まったく最近の探偵ときたらのアニメ化がついに決定。結構人気の作品として以前から話題になっていましたが、アニメがついにやってきたことに驚きと納得を同時に覚えました。ニコニコ静画などでちょくちょく読んでいた身としても、ようやくアニメが来たか……!という気持ちになりますね。アニメで動くマキちゃんがついに見られるのね……!

 

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↑気になる人はリンク先の原作漫画をチェックだ!

 

 上の特報PVも早速見てみたのですが、声優さんの気合の入った演技が炸裂していたことにいきなり吹き出してしまいました。特にヒロイン(?)の真白を演じる花澤香菜さんの可愛い声と野太い声のギャップはわかっていてもおかしかったです。顔芸のシーンも散見されており、この時点でアニメに期待が持ててきます。凄まじい勢いと狂気で笑わせにくるパワープレイな原作から、どのようなアニメになるのか早くも楽しみになってきました。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター テラスタルデビュー

第62話「ホゲータとぼくの歌」

 惨敗を喫した応用テストに再度挑むため、ネモの発案でロイとホゲータの特訓が繰り広げられることに。リコたちも積極的に協力してくれており、ロイの懸命な姿と相まって大いにほっこりすることが出来ました。原作通り体力のなさを見せたネモも、ロイの歌についてしっかりと物申してくれたことにまた好感が持てます。時には全力で応え時には異を唱えながら、成長を促してくれる仲間の存在に暖かいものを感じましたね。(またロイが到着するまでの時間を稼ぐために、謎の芸を披露するニャローテとウェルカモの挑戦もここすきポイント)

 それらの経験と歌の特訓を経て、ロイが「歌う理由」を見つめ直したのが今回の見どころ。両親との思い出から楽しんでいた歌を、いつの間にかバトルの道具にしてしまった話には納得がいきました。ライムさんのように歌を心の底から楽しむことが重要だったのは当然と言えるでしょう。歌でみんなの心を1つにして、ホゲータの力になるという答えもなるほどロイらしい楽しい在り方だと思います。結局ホゲータが進化しなかったりダブルバトルではなかった(タイカイデンもバトルで活躍してほしかったなぁ……)ことなどは残念ですが、ロイとホゲータの確かな一歩は間違いなく描かれたので満足度は高かったです。

 

 

異世界スーサイド・スクワッド

第8話「Episode8」

 シンカーたちを倒して帰ってきたハーレイたちに待っていたのは、女王の冷酷非道な罠。前回の時点で女王の敵意がこれでもかと仄めかされていた中、こちらか手を挙げさせることで処刑の大義名分を得るやり口には憤りを覚えましたね。ナナちゃんを奪われたハーレイたちに同情も覚えたのですが、酒場での悪酔いっぷりに色々とドン引きしてしまいました。ただケンカに下ネタを典型的な酔っぱらいの暴れっぷりのおかげで、前半のフラストレーションもいくらか紛れたと思います。(何より酔ってしまうほどのハーレイたちの無念も読み取れます

 そのうえスースクを送り込んできた「アマンダ・ウォラー」の無慈悲な切り捨てを受けて、本格的に彼らだけで戦う決意を固めるくだりは素敵でしたね。特に監視役に過ぎなかったリックが、犯罪者とはいえ不当な扱いを受けていいわけない!とばかりに憤慨する姿を見せてくれたのが嬉しかったです。悪党にも悪党なりの絆や矜持を持った面々が、上から見下す連中に一泡吹かすために一致団結するための決起のエピソードになっていたと思います。(余談ですがクレイフェイスは案の定首輪の爆弾が効かないことがわかってちょっと吹いてしまいました。敢えて乗っていた理由からしてエンジョイ勢すぎるぞこいつ……)

 

 

グレンダイザーU

第8話「浅草の邂逅」

 大介(デューク)の真意を確かめたいルビーナの観光回。浅草寺で待ち合わせる微笑ましい光景に対しての、ブラッキーの襲撃が開始されたからの落差が非常に激しくて視聴中は興奮しっぱなしでした。特にテロンナが乱入してからのてんやわんやが本当にハチャメチャで、付いてくるだけでもかなり大変でしたね。またルビーナたちを排除する大義名分を探しているガンダルたちや、大介のことを疑う弓教授など、敵も味方も内部で疑心と謀略に満ち溢れているのが興味深いポイント。どの陣営も一枚岩ではないということなのでしょうが、後者に関しては警戒する気持ちはわからなくもないので複雑なところです。

 そんな中ルビーナだけが純粋に大介の話を信じてくれたのはある意味で救いになってくれました。彼と共に生きていける世界を作ろうとする覚悟といい、優しさと度量に溢れたヒロインとしての存在感に発揮してくれたと言えます。テロンナが頑なすぎて有耶無耶になってしまった印象は否めませんが、少なくともルビーナは過激な行動に出ないだろうという安心感は得られました。上述の通り誰もが相手のことを疑っている中で、デュークとルビーナの互いを信じあえる関係は良い清涼剤になってくれたと思います。

 

 

逃げ上手の若君

第8話「かくれんぼ戦争」

 子どもだけの村で始まった攻防では、敵側の外道っぷりに引いてしまうほどの衝撃を受けました。前回の時点で品性がねじれていた瘴奸ですが、「売り飛ばした子どもの不幸を酒のつまみにする」宣言でさらに下劣さを見せつけてきたのが大きかったです。子ども相手にあやすような口調をしておいて、その実堂々と値踏みしている様子にも嫌悪感を抱かずにはいられません。自分たち以外は気持ちよく酔うための道具としてしか見ていない、正真正銘の邪悪さがこれでもかと伝わってきた次第です。(表情の作画なども迫真で、瘴奸たちの気持ち悪さがより強調されていましたね

 それでいて腕っぷしも相当強いというのがまた厄介。時行との一騎打ちで短い刀に切り替える瘴奸など、こと戦闘においてはクレバーな一面を覗かせる辺りに実力者としての風格が感じられます。この手の悪党にありがちな油断も一切ないので、子どもだからと舐めてかからない姿勢だけでも脅威に思えてきますね。(貞宗といい、敵がその地位に違わず優秀というのが本作の面白いところ)そのためこの強敵相手に繰り出した、時行の“優しさ”を武器にした一太刀がどのようなものなのか非常に気になってきました。

 

 

 唐突ですが、ギャグアニメの存在はアニメ視聴において結構重要だと個人的には思っています。様々な作品が放送され中には深く考えさせられるアニメも多い昨今、難しいことを考えず笑い飛ばせるギャグアニメは無くてはならない存在です。アニメが娯楽である以上、そうした楽しめる時間を用意してくれるのは本当に大切だと考えます。毎クールに最低1作品、頭を空っぽにして笑って楽しめる作品があるだけでアニメ視聴の日々は充実したものになるので、今後もギャグアニメの視聴に全力を尽くしていきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。