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2024年夏アニメ簡易感想 その35

 

 

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 Fateシリーズの一角である『Fate/strange Fake』のアニメ最新情報が先日発表。テレビシリーズとして放送されることが発表されていたものの、去年放送されたテレビスペシャルからずっと音沙汰がなかったのもあってやっと来たかぁ!!という興奮を覚えました。放送日といった情報は全くありませんが、とりあえずアニメの企画自体は進んでいるという事実が知れただけでも何よりです。

 

metared19.hatenablog.com

↑テレビスペシャルの感想については上の記事を参照。

 

 そうして公開されたキャラクタービジュアルPVでは、物語序盤の重要ポジションであるアーチャー陣営&ランサー陣営の紹介がされていました。こちらもテレビスペシャルから特に変化はないものの、ティーネなどの姿を久しぶりに見ることが出来て嬉しい限り。他にもアーチャー(ギルガメッシュ)の機嫌の良い声色にクスっときたり……ひとまずはこの情報に満足しつつ、次なる発表を楽しみにする所存です。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター テラスタルデビュー

第66話「システム侵入!オレンジアカデミーの危機!!」

 テラスタル研修を終え、今度は研修生同士で覇を競い合う研修生バトル大会が開催。しかし今回は大会中にアカデミーのデータを盗もうとするエクスプローラーズと、それを止めようとするリコたちの激戦がメインとなっていました。急を要する事態ということもあって、大人に頼らずほぼ子どもたちだけで立ち向かっていく展開には大いに興奮させられます。また異変に気付いたボタンがドットに伝えるきっかけが、これまでのちょっとした交流の末だと思うと結構エモく感じますね。リコとロイがそれぞれ単身でサンゴたちを退けた結果も驚きですし、研修の中で彼女らも強くなったことを実感しました。

 中でもリコの奮闘ぶりが印象に残りました。オニキスのキョジオーンの鉄壁ぶりに最初こそ押されていたものの、追い詰められてからの「絶対に負けられない!!」と啖呵を切る姿には惚れ惚れします。普段とは異なる、勇ましい声色の変化などからもリコの本気が伺えました。過去のエピソードを思い返してもわかりますが、他の誰かや大切なものを守るための戦いでこそリコの底力が発揮されることがはっきり示されましたね。グルーシャが以前指摘した「負けられないバトルへの気概」もしっかりと示し、改めて応用テストの合格を貰うラストがこれまた感動的。ここまでの旅が実を結んだ結果として、実に鮮烈な活躍をしてくれたと思います。

 

 

グレンダイザーU

第12話「ルビーナ」

 宇宙での最終決戦と同時に繰り広げられる衝撃の昼ドラ展開!テロンナが以前から度々ルビーナに変装していたことが判明したり、デュークが彼女への同情もあって無意識に目を逸らしていたこともわかったりと、さらにドロドロしてきて困惑しつつ変な笑いが出っぱなしになりました。甲児たちが必至に戦っている最中、大介の方は双子との恋愛に終止符を打とうとする構図も温度差が激しすぎて風邪を引きそうになりますね。(そんな状況でも大介を対等に慮って手伝ってくれる甲児は本当に素敵な前作主人公何やってるの!?とツッコみたくなる気持ちもありますが、それ以上に激動すぎて目が離せなくなっているのも事実です。

 そんな状況でルビーナがブラッキーたちの凶弾に落ちる展開が中々にショッキング。薄々読めてはいたものの、デュークを庇って倒れる瞬間に思わず顔を覆ってしまいましたね。姉のやったことに一度は怒りを見せつつも、彼女もデュークも愛そうとする気高い精神性にも感服せずにはいられません。これまでは少々冷静すぎて感情移入しにくかったルビーナですが、ここにきて人間味溢れる一面を見せてきたのでこの最期は素直に悲しくなりましたね。

 またベガ星連合軍にメッセージを送ってきた「ヘル」なる存在が目に留まりました。十中八九マジンガーZの敵ボスであるDr.ヘルなのでしょうが、ここにきて新勢力の登場を匂わせてきたことに仰天してしまいます。次回で最終回の中、ヘルがどのように絡んでくるのかも注目したいところです。

 

 

逃げ上手の若君

第11話「死にたがりと逃げ上手」

 悪徳国司「清原信濃守(きよはらしなののかみ)」に苦しめられる領民を逃がすための戦いに身を投じることとなった時行。なのですが、川中島の武士たちが変な覚悟を決めちゃっている状況に劇中のキャラ同様面食らうこととなりました。「死にざまこそ武士の本懐」とはよく言うものの、どう戦って死ぬかを嬉々として語る彼らに対して価値観の断絶を感じずにはいられません。前回とは打って変わって、理解は出来るもののどうにも肌に合わない、そんな戦の時代の血生臭い在り方を見せつけられた気分です。(特に涼しい顔して1番怖い発言を連発してくるモブ顔の武士が怖かった件)

 それ故「保科弥三郎(ほしな・やさぶろう)」率いる武士たちの価値観を、時行が一蹴するシーンには爽快感を覚えました。目先の名誉よりも残された側や未来の功績を優先してほしい、といった説得には大いに頷かされます。時行が珍しく感情的になっているのも新鮮でしたが、こうした命を粗末にする行為に憤るのも当然と言えるでしょう。北条の滅亡を目の当たりにした彼だからこそ、惨たらしい“死”への忌避感があることも読み取れますね。この時代では異端の考えではあるのでしょうが、視聴者が気になることをハッキリと言い切ってくれたことに好感が持てました。

 

 

 Fateといえば現在FGOこと『Fate/Grand Order』では本編に続く大規模なイベントが開催中ですね。こちらに関しては僕自身、奏章を進めている真っ最中なので参加しきれていないのがもどかしいです。とりあえずはマイペースにやりつつ、無理せずストーリーに合流していきたいと思っています。

 

 

 ではまた、次の機会に。