\2次受注開始/
— デジモンウェブ公式 (@digimonweb_net) 2024年9月27日
『デジタルモンスターCOLOR モンスターハンター 20th Edition』
本日10時より、2次受注の予約受付を開始!
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デジモンこと『デジタルモンスター』とモンハンこと『モンスターハンター』がまさかのコラボ。モンハン20周年記念としてゲーム内のモンスターを育てられる商品がプレバン限定で発売されるそうで、育成ゲームのデジモンの要素も存分に活かしたコラボレーションになっています。何よりこの手のコラボはどちらかというと『たまごっち』のイメージがあったので、デジモンの方でもこうした他作品のキャラを育てられるアイテムを出してくれるのは面白いですね。
特に目を引いたのがこのゲーム内で育成出来るオリジナルコラボモンスター。リオレウスとグレイモンを合わせてレウスグレイモン、ジンオウガとガルルモンを合わせてジンオウガルルモンという意外な合体ビジュアルに驚きつつも惹かれてしまいます。特にジンオウガルルモンの如何にもな獣らしさがドストライクすぎて滅茶苦茶興奮しましたよえぇ。こうしたコラボだからこそ可能なはっちゃけ具合はもっと見てみたいところです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF
第25話(最終話)「奇跡の行方と続く旅路」
テレオの村を救うための大立ち回りが繰り広げられた最終回。毒麦の審議で問い詰めてくるメンデス司教たちを如何にして丸め込むのかという疑問に、ホロの麦に関する力を利用する作戦で応えてみせたことにまず膝を打ちました。司教の立場を利用することで信仰心から説得力を生み出し、エヴァンに毒見役をさせることで彼の名誉回復にも繋がるトントン拍子は見事の一言。またそれ以上に圧倒的不利な状況で啖呵を切ったエルサに感激せずにはいられません。父親が残したものの意味を読み取り、自分たちの信仰への自信を取り戻した彼女の勇ましさには舌を巻くばかりです。
そしてロレンスの交渉術も最後の最後で大活躍。事の発端であるリーンドットを詰めつつ、麦を有効活用することで解決へと導く手腕には大いに感心させられます。麦をビスケットにして村の名産品にする、というのも実にラノベらしいハッタリの利いた展開で実に小気味が良いです。教会側の面子も保ちつつ、村が自力で稼げる状態に導く……まさに商人の理想であるWINWINの関係を成立させた辺りは流石といったところですね。物語の一端の区切りも含めて、スッキリとした読後感で見終わることが出来ました。(ラストの2人の娘は2期で顔を見られるかな?)
総評
ゼロ年代の人気ラノベ作品の再アニメ化として、令和に蘇った本作。キャスト陣はそのままのおかげで、かつて視聴していた時のことを思い出せる貴重な体験が出来ました。中世ヨーロッパ風の世界観故の牧歌的な雰囲気を見事に引き出しており、淡々と進むストーリーと合わせてスルスルと見ることが出来ましたね。ロレンスとホロの洒脱な関係性も素敵で、時にケンカしたりイチャイチャしたりする2人の魅力を改めて確認することが出来た次第です。
ストーリーに関しては旧アニメ以上に原作に忠実だったのが特徴的。原作の絵柄に寄せたキャラデザも相まって、そのままアニメ化したような印象を受けました。旧アニメも無論素晴らしい作品ということを踏まえて、敢えて現代らしい見やすさを追求していたとも捉えています。中盤までの旧アニメとの違いも確認しながら楽しむのがひそかな楽しみだったので、リメイクならではの面白さもありましたね。2期も制作決定したようなので、そちらも是非チェックしたいところです。
かつて魔法少女と悪は敵対していた。
第12話(最終話)「SideB/SideM」
やってきたまほあく最終回はある意味でいつも通り。しかし一連の出来事をSideB(白夜)とSideM(ミラ)といったように両者の視点でそれぞれ進行する演出に見入りました。白夜に気付いていないと見せかけてフリだったりと、ミラの視点に移り変わることでわかる小さなどんでん返しにクスっときてしまいます。特に今回ミラがいつになく強引で、白夜の魔法少女としての名乗りのアンコールを要求するキモの太さに笑わずにはいられません。上の気付かないフリといい、自分の欲望に正直になりかけているのが何とも愉快でしたね。(そのくせ手が届かないといった萌えポイントには弱いという)
そんな相変わらずなイチャイチャを繰り広げた2人ですが、その日々に小さな幸せを感じている独白でさらにこちらの感情を揺さぶってきたのが最大の見どころでした。出会ったばかりの頃は各々の感情に気付かず振り回されていたので、自覚したうえで受け入れつつあるだけでも大きな成長を為したことが読み取れます。何より日々の幸薄い面を諦めている白夜が、ミラとの談笑だけは幸せであることがはっきり認めているのが素敵ですね。異常だけれども変わり映えしない日常と化した、想い人との出会いを噛みしめているのだと感じて悶えずにはいられません。
ストーリーの終わり方に関してもED→OPで締めるラストが最高の一言。大勢の個性豊かなキャラたちも交えたミラと白夜の日常は続いていく……という構成は、原作が未完だからこそ「終わらない物語」として解釈しているのがわかるのでグッときますね。最後のENDマークが“ENDLESS”になる点も含め、原作者の故・藤原ここあ氏への最大限のリスペクトが感じられました。
総評
ありがとう……それしか言う言葉がみつからない……原作者の逝去で急遽終わってしまった作品のアニメ化ということで当初は不安もありしましたが、いざ始まった時の華やかな映像美と内容で一気に心奪われました。柔らかくも繊細な作画や演出が印象深く、魔法少女たちの美しさを見事に引き出していると感じましたね。(やたら気合の入った変身シーンもここすきポイント)また基本であるシュールなコメディ部分も静かに進めるので、フフッと笑いつつも楽しめたのが大きかったです。
ストーリーに関しては原作の内容ほぼそのままですが、だからこその作品本来の良さも引き出されていたと考えます。特に御使いをはじめとしたサブキャラの扱いが丁寧で、ミラと白夜の関係に踏み込みすぎない塩梅で目立っていたのが見事でした。時にもし作品が続いていたらあのキャラの意外な一面もわかったのだろうか……といった一抹の寂しさを抱きつつも、主人公2人に集中した作風のおかげであまり気にならなかったです。そして上述にもある通り、未完だからこその終わり方など原作読者ならウルっとくる気遣いの連続に感動が止まりません。個人的にも今季のアニメで最も楽しめた作品だったと思います。
【推しの子】(2期)
第23話「再会」
B小町の撮影旅行も兼ね、訪れた宮崎県・高千穂。アクアとルビーにとっては今世と前世双方で関わりの深い地で、とうとうその前世についてが触れられることとなりました。特にアクアの前世の生い立ちが中々壮絶で、母が自分を産んですぐ亡くなったという話だけでも絶句してしまいます。母の顔も知らないのに母の影に引っ張られ続けた人生を送り続け、両親の愛無きさりなを思いやってきた雨宮吾郎という青年の物語を改めて思い知った気分です。
対するルビーの方もさりなの頃からの仄かな恋心を語るなど、先生に愛を求めていた事実をこれでもかと見せつけていましたね。この辺りは吾郎からは本気にされてなかったことをわかったうえでの本音だからこそのいじらしさがあります。親の愛情を知らないからこそアイという完璧な存在に惹かれたのも納得の理由であり、彼とさりなが彼女の子どもに転生したことにも大きな意味が込められている可能性が示されたのも意味深でした。(そしてついに出たなカラs……謎の少女!)
そんなルビーが吾郎の白骨遺体を見つけるという衝撃的なラストで今回は終わり。サブタイの「再会」の意味が最悪すぎてわかっていても唖然としてしまいますね。長いこと放置されていた自分たちの前世と向き合ったことで、知りえなかった真実を知ってしまう流れはかなり残酷と言えます。ここから先の怒涛の展開も含めてドキドキしっぱなしですよえぇ。
ちびゴジラの逆襲
第39話「怪獣爆走族」
子どもの頃に多くが経験するであろう自転車の練習も、ちび怪獣たちにかかればあれよこれよとシュールなことに!というわけでちびミニラの練習にちびゴジラやちびチタノが付き合ってくれた今回ですが、揃いも揃って乗れない事実に吹き出してしまいました。特にちびチタノは単車呼びで改造しまくっているのにその自転車で転ぶ、そんなギャップが意外過ぎましたね。そんな彼が「立ち向かった方が楽になることもあるんだぜ」という名言を、コケた大勢のまま口にするのがおかしかったです。
あとちびラドンがちびチタノの子分を気取っていたのがこれまた笑えるポイント。「ヤンキーの子分だったらいい思いが出来る」という打算まみれで行動している点も最高にゴマすりクソバードをやっていましたね。何かと横から口を出してきてウザかったのですが、ちびチタノからは差し置かれている辺りにいつもちびラドンの成分を感じたり。
モンハンはデジモンの他にも『トランスフォーマー』とのコラボ玩具も発表しており、ここぞとばかりに様々な作品との関わりを見せてきます。20周年という節目に来て、今もなお愛されているゲーム作品だからこそのフットワークの軽さと言えるかもしれません。一時期モンハンにハマった身としても、こういった形で懐かしむ機会が来るのは嬉しかったりしますね。
ではまた、次の機会に。