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— 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ (@SEED_HDRP) 2025年1月21日
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』#第48回日本アカデミー賞
優秀アニメーション作品賞 受賞🎊
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福田己津央監督よりコメントが到着✨#SEEDFREEDOM #ガンダムSEED pic.twitter.com/2jiZrzf0mh
昨年1月に上映され大ヒットした『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が、日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞したことが先日発表されました。日本アカデミー賞のアニメーション賞といえば名前の通り、日本のアニメ映画を対象としたもの。その賞にSEED FREEDOMが選ばれたというのは驚くべき事態です。(最優秀賞はまだ発表されていないので、ここからどうなるかも期待出来ますね)
↑当時書いた映画の感想については上の記事を参照。
というのも2006年から始まったアニメーション作品賞を受賞したアニメ映画は数多く存在しますが、ガンダム作品が受賞したのはこれが初めてのこととなります。ガンダムの映画自体がそこまでメジャーではないという背景を加味しても、ここまで話題を呼んだのは間違いなく快挙と言えるでしょう。とにかく歴代ガンダム映画の興行収入ランキング1位を獲ったことといい、本作の勢いの凄まじさをこれでもかと感じるニュースだったと思います。僕自身、本作を非常に気に入っているのでこの受賞も嬉しい限りです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
全修。
第3話「運命。」
収穫祭が行われるなど大分平和になってきたところで、今回はかなりコミカルな内容が繰り広げられました。元のアニメのヒロイン「デステニー・ハートウォーミング」のゆるふわな雰囲気に押されながらも、侵入してきたヴォイドを謎のマスクマン「サーバルキャットマスク」召喚で倒すシチュエーションはあまりにもおかしかったです。特にナツ子の実況はいつもと作画と違いすぎて、ある意味気合いが入ったギャグ演出になっていましたね。
何よりデステニーのキャラクターがやたら印象に残ります。設定どおりのトラブルメーカーながら悪意が全くないのがわかりますし、ルークにとって必要なヒロインであることもそれとなく伝わってきました。ただそれ以上にサーバルキャットマスクに影響を受けまくったラストに吹き出さずにはいられなかったですね。ナツ子の助言を受け快活になったものの、ネタ方面で面白いキャラが出てきたものだと感じました。
またナツ子の介入により、ストーリーが大幅に改変されつつあるのも目に見えて描かれてきたのが気になるところ。本来ならもっと後に登場するはずだった擬態型ヴォイドが早くも登場した辺り、ナツ子の記憶だけでは対処しきれない状況がその内起こりそうな予感がして気が気でありません。他にも「メメルン」が裏で糸を引いているようなシーンもあって、元の作品通りの暗い展開の布石が積まれているように感じた次第です。
天久鷹央の推理カルテ
第4話「火焔の凶器」
前回に続いて、またもや呪い関連のエピソードが登場。伝説の陰陽師・蘆屋道満の関係者である「蘆屋炎蔵(あしや・えんぞう)」のミイラを調べた者たちが次々と体調を悪くという、一見するとただの言いがかりのような話が展開されたのでちょっと面食らいました。しかし話が進むにつれ、原因がミイラに付着していたカビだと判明するくだりは中々にロジカルで唸らされましたね。(ステロイドの使用など、不調の原因にも意味があった点は特に納得出来ました)この辺りはオカルトへの期待を抱きながらも、あくまで科学的に調べ上げた天久先生のスタンスのおかげでだいぶわかりやすく咀嚼することが出来ました。ただ蘆屋家の末裔の人と、ラストの人体発火現象などまだまだ問題は残っているので情緒がおかしくなってきそうです。
また前回登場した墨田先生が活躍したのは意外な見どころでした。医療保護入院で連れていくために呼び出した時はハラハラしたものの、墨田先生が思った以上に事務的かつ冷静に対処してくれたおかげで何とか解決して一安心。何より天久先生のことは蛇蝎の如く嫌っている一方で、彼女の見る目は信用しているからこそ対応してくれたのが素敵でしたね。2人は普段は犬猿の仲でも、いざという時は協力し合える関係にあるのがよくわかります。こういったシチュエーションが大好物な身としてはたまらない回でした。
グリザイア:ファントムトリガー
第4話「ファントムブレード#1」
狗駒邑沙季(ムラサキ)の姉「狗駒悠季(いこま・ゆうき)」に色んな意味で圧倒された件。あのムラサキが地味なツッコミに回るほどのボケと天然を振りまき、周囲を翻弄する様子には驚かされました。おっとりとした風でその実核心を付いてくる発言も多く、意外と油断も隙も無い点はなるほどムラサキのお姉ちゃんといったところでしょうか。そして何よりおっぱいがデカくて艶やかな入浴シーンも気合が入りまくっていて最高でしたね!!それでいて記憶障害を患っており、ちょくちょくムラサキとの関係を擦り合わせている描写も印象的。ハルトとの会話で触れられたキャラ変も、その記憶にまつわるものなのかなとつい勘ぐってしまいます。
そんなユーキお姉ちゃんの登場によって、ムラサキの内面も同時に明かされていったのが今回の大きな見どころ。優秀な姉に対するコンプレックスと、そんな姉に事あるごとに忘れられてしまう境遇からムラサキの複雑な心情を察せずにはいられません。ユーキのキャラクターを見るに今のムラサキは姉の真似をしているのも読み取れるので、単純な好き嫌いでは収まらない姉妹の関係性にどこかため息が出てしまいます。ただムラサキがやや感情を見せたのは個人的には見逃せないポイントですね。これまで掴みどころのない印象だった少女にも、人間味溢れる部分があることがわかって少しだけ安心しました。
ちびゴジラの逆襲
第56話「金欠怪獣ちびギドラ」
3つ首なせいで何かと困っていることが多いちびギドラが、今度はお金に悩まされている模様。曰くバイト代は1人分なのに食費や歯医者の手術台は3人分と、中々に切実な背景が明かされてきたので早くも同情を覚えてしまいます。まぁ例によってどちらかの首が無駄遣いしているのが早々にバレたので、いつも通りのケンカ→自爆の流れに発展するのは相変わらずで変な笑いが出てきますが。
それはそれとして今回は「独特なたぬきの信楽焼」が妙に推されていたのが笑えるポイント。普段は意見が合わないちびギドラの各首が、これだけは満場一致で喜ぶというのですから意味不明です。最後にちびゴジラたちが用意してくれた3人分のプレゼントも信楽焼でしたし、本当に独特すぎてコメントに困るビジュアルなので困惑も止まらなかったです。
SEED FREEDOMに関してもう1つ鮮烈なニュースとなったのが、本作に登場するズゴックのガンプラ情報。そのインパクトのある登場シーンから何かとネタにされてきたズゴックがキット化されるに辺り、事前にパッケージデザインを投票する企画が行われていました。その結果……
パッケージデザイン解禁📢
— BANDAI SPIRITS ホビー事業部 (@HobbySite) 2025年1月24日
HG 1/144 ズゴック(SEED FREEDOM Ver.)
発売予定:2月22日(土)
価格:3,520円(税10%込)
投票で決まったシーンをイメージしたパッケージデザインが完成✨
本商品はガンプラSNSキャンペーンの景品対象ですので、是非ご参加ください!https://t.co/ddQUvU4BDM#ガンプラ… https://t.co/MqhDPxVkx7 pic.twitter.com/oJP3mIZLm7
あのユラァ……とした動きを再現したパッケージに決定したとのこと。ネタ要素も強いですが、普通にカッコいいので子のガンプラも地味に欲しくなってきますね。もし手に入った時は、無論インフィニットジャスティスを内部に入れる遊びをやりたいところです。
ではまた、次の機会に。
