エックス・ユナイテッド!!
新ウルトラマン、ついに登場!
前置きはここまでにしてさっそく書いていきたいと思います。
・始まりの日
冒頭で早速赤い玉と青い玉の激突から始まり、そのあと最初に姿を見せた怪獣がベムラー!続いてバニラにアボラス!マグラーやペスター!さらにペギラまで!と初っ端から懐かしい面々で掴みは上々。新しい世界観を数分で最低限説明することで視聴者を引き込むことに成功していると思います。これは期待できますね。
・大空大地
今作の主人公・大空大地は防衛チーム「Xio」の隊員兼開発チーム所属しており、初登場の場面でもサイバー怪獣の開発をしていました。こういう科学者タイプの主人公は『ガイア』の我夢以来だと思います。しかも怪獣が出たらきちんと出撃するのもいいですね。
ところで大地の回想シーンで彼の両親はビルごとどっかへ飛ばされてしまうシーン、某特命戦隊を思い浮かべたのは僕だけでしょうか?これで終盤ラスボスと一体化している状態で登場したら笑っちゃいますね(本当にやったら笑えないけど)。
・溶鉄怪獣デマーガ
1話目からいきなり完全新規のオリジナル怪獣が出たのにはびっくりしました。しかもこのデマーガ、平成シリーズのゴルザやゴッヴのような正統派の怪獣らしさがあってかっこいいですね。日本の歴史書に記されているって設定も個人的に好みです。
・合体<ユナイト>
メインヒロインのアスナを置いといて瓦礫に埋まったゴモラのSDを助け出そうとしてピンチに陥る大地でしたが(あれ、この作品のヒロインって誰だっけ?)、突然謎の光と一体化=ユナイトしてウルトラマンになりました。ウルトラマンになった大地の感想は……!?
大地「俺高いとこダメなんだよ!ムリムリムリムリ、高いよー!」
エックス「高くない!巨大化したんだ!だから落ちない!」
なにこの反応wwww高所恐怖症の主人公とか初めて見ました。そのうえへっぴり腰とかどんだけ怖いんだ!ユナイトしてきたエックスのほうも詳しい説明を省いてそのまま戦わせようとしたりと結構ひどいですね。まぁこの点に関しては初代の時点で……
ウルトラマン「ベータカプセルだ。困った時にそれを使え。それを使うと……」
ハヤタ「使うと、どうなる?」
ウルトラマン「ヘッヘッヘ、心配することはない……」
これですからね。光の巨人はみんな説明するのがめんどくさいんでしょうか?
でもエックスの態度自体はフランクでいいですね。これまで誰かと一体化してきたウルトラマンは無口だったり頭が固かったりしましたから、ここまで和やかに話しかけてくるのは新鮮でいいですね。(ゼロ?あいつは相手が悪かった…)
・戦闘シーン
序盤は大地がへっぴり腰だったせいでデマーガに押され気味でしたが、途中から普通に戦えるようになりました。さらにXioの援護もあってかなり優勢に。
しかし今回のチームの腕に人形を乗っけてそうな隊長はすぐにウルトラマンを援護するよう命令したのはよかったですね。なかなか優秀な隊長とチームのようです。(どっかの脱出TACも見習ってほしいものだ……)
そしてラストに決まった必殺光線・ザナディウム光線!これは怪獣を倒すのではなくSDに戻す効力があるようです。怪獣を無闇に倒さない設定はコスモスファンの僕としてはうれしいですね。しかしSDは元々『ギンガ』で登場したダークルギエルの力によるもの。さらに言うと(※ここからネタバレ防止のため反転)ルギエルとギンガはかつて同一の存在だったもの……
エックスも何か関係があるのでしょうか?
・未知の超人=ウルトラマンX
こうして戦いが終わって、シュワッチ!→大地はどこだ!?→おーい!とシリーズの伝統もバッチリ消化しつつ、例の巨人を「ウルトラマンX<エックス>」と名付ける大地で1話は終わり。なるほど「X」は「未知の」ウルトラマンという意味だったんですね。地球人側がウルトラマンの名称を決めるのは久しぶりな気がします。
1話目から大興奮の内容ですごく面白かったです。ストーリーはきちんとシリーズの王道を踏襲していると同時に新鮮さを感じさせる登場人物と設定の数々、ジオラマやミニチュアも往年のウルトラシリーズを彷彿とさせるほどの精密さと壊しっぷりで、非常に大満足です。これは期待できますね。
ではまた、次の機会に。