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ウルトラマンX 第6話 「星の記憶を持つ男」 感想

黄金の出会い
ワクワクが止まらない!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・謎の青年
 冒頭公園の謎のオブジェの前で佇む謎の青年から始まった今回の『ウルトラマンX』。その青年はいきなり頭を抱えたと思ったら森に向かって歩き出して、突然体を輝かせるなどとんでもない行動を連発します。
 一方その以前青年に助けられたという女子高生が青年の後を追って光る彼を目撃するという珍事まで発生。今回はすごい急展開ですね。
 
 
・宇宙人の迫害
 青年を目撃した若者が投稿した動画を発見したXioのメンバー(今時の防衛チームは動画もチェックしなくちゃいけないのか……)は早速現場に急行して青年が異星人なのか、目的は何なのか調べ始めますが、金色の粒子から青年はゴールド星人だということが判明します。グルマン博士曰くゴールド星人は「他の星を侵略しようなんて野蛮で下等なことは考えない」温厚な宇宙人(さらりと今までの侵略者を罵倒してるww)とのことです、青年の方も祠からSD<スパークドールズ>を取り出して何かをやるべきことを果たそうとしていました。
 それに対して一般人の青年への反応が気になりましたね。動画を取るだけならまだしも、青年を蹴るなどしてイジメ始めた時はびっくりしました。やめんかお前ら!!また偶然通りかかったお巡りさんが手から光線を出してSDを取り出しているのを見て発砲したのも気になりました。宇宙人に対して差別的な態度を取る地球人、なんて描写は過去のシリーズでも散々やっていました(『怪獣使いと少年』とかね……)が、グルマン博士のような異星人の協力者が普通にいる世界でこのような問題が起こるのには疑問を感じました。しかもイケメンの青年より博士の方がずっと宇宙人じみた姿をしているのにこの差は一体…?
 もしかしたら、博士のような存在は世間一般にはあまり明かされていないのかもしれませんね。
 
 
メカ守護獣 ルディアン
 さて撃たれたゴールド星人の青年は身を守るためか先程取り出したSD、ルディアンを起動させます。球体の体に手足と犬のような顔が付いていて面白い姿です。特にこの丸さは『メビウス』に出てきたリフレクト星人を彷彿とさせます。
 青年が中に乗り込み、街に繰り出したルディアンを止めるため大地はエックスとユナイトしてルディアンと戦うことに。出てきた瞬間ルディアンを投げ飛ばしますが、途中で気を失った青年に反して自動操縦に切り替わったのか勝手に攻撃し始めたルディアンに逆にふっとばされます。とりあえずあっち飛んだりこっち飛んだりしているルディアンとエックスに目を泳がせる一般人が面白すぎるww
 駐車場の車とかを犠牲にしながらもルディアンの動きを止めようとするエックスですが、青年がとっさにルディアンを停止させて戦いは終わり、青年はXioメディカルに運ばれることになりました。やはり青年は地球人と戦うことが目的ではないようです。
 
 
・惑星ゴールドの記憶
 青年が治療されている中、Xioの上位組織であるUNVERの日本支部長がやってきました。青年の持っていた機械から青年の記憶かと思われる「石と化した建物や人々、炎と煙の中に浮かび上がった三つ首の怪獣の影」などの映像を取り出し、隊長は青年が「宇宙難民」の可能性が高い(脳内ホルモンから戦う意志がないことだけでなく、数年間記憶を失っていたことを解析した博士すごい)ことを支部長に説明し、保護を求めましたが、支部長はなかなか納得してくれない様子。
 実は宇宙船だった公園のオブジェからはSOS信号らしき信号も検知(すぐにわかったラボチームすごい)し、助けを求めているのは確かですが、意識を取り戻した青年は看護師を人質にルディアンの返却を要求してきました。どうもこの後地球にやってくるガーゴルゴンという怪獣を倒すために必要なようです。
 ガーゴルゴンはかつて地球に訪れたことがあり、その時都市一つを石に変えて海に沈めたことがあるらしく(ティガ「あれ、それってもしかして……」)その後ギリシャ神話のゴルゴンとして伝承に残った怪獣で今回はルディアンの中にある惑星ゴールドのエネルギーを求めて地球にやってきたそうです。
 支部長の方はその話を聞いて「地球には関係のない話だから青年を宇宙に送り返せ」と言いますが隊長は断固反対します。この支部長、結構ひどいことを言ってるように聞こえますが、「宇宙人を始末しろ」ではなく「追い出せ」と言っているあたりまた優しく聞こえ……るかな?
 
 
・共闘
 そうこうしている間についに地球に上陸してきたガーゴルゴン。一方大地は看護師の代わりに自分が人質になると言い出しますが、その時青年のテレパシー(?)で大地がウルトラマンであることを見抜かれ、共に戦って欲しいと言われます。そして青年に連れ出されるように見せかけて一緒に外に出た大地(何気に追いかけるふりして他の隊員が追いかけられないように壁になった博士グッジョブ)は青年にルディアンを返します。そしてカッコイイ同時変身!!(片方は正確には「搭乗」だけど)ガーゴルゴンの前に立ちはだかるエックスとルディアンという構図がカッコイイです!
 青年から「tE・rU」という名前(表記が面倒なので以降は「テル」と表示します)を教えてもらい、いよいよ戦いへ、。ガーゴルゴンに飛びかかるエックス、というすごく気になる終わり方で次回に続く!
 
 
 というわけで今回は『X』初の前後編の前編でした。2話で隊長が「正義」について語っていたことから今回のようなエピソードはいつかやるとは思いましたが、序盤の一般人の宇宙人への態度など、結構ドキツイものでした。唯一青年を怖がっていなかった女子高生がこの先の展開の鍵を握りそうですね。
 次回の後編は予告の時点でエックスが石にされることが確定。はいはい恒例行事恒例行事。そして新アーマーも登場するようで、中々ワクワクさせてくれる構成でした。次回がすごく楽しみです!
 
 
 ではまた、次の機会に。