新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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仮面ライダーエグゼイド 第1話 「I'm a 仮面ライダー!」

患者の運命は、俺が変える!!
ここ数年で一番度肝を抜いたライダー(色んな意味で)





















 と言うわけでブログ再開一発目に最新の仮面ライダーである『仮面ライダーエグゼイド』の感想を書いていきます。『ゴースト』の方を途中でやめてしまったので(かといって『ゴースト』が嫌いなわけでは断じてありません。むしろここ数年のライダーの中でもかなりのお気に入りです)、こちらは何とか完走したいと思っています。


・主人公について
 さて本作の主人公である「宝生永夢<ほうじょう・えむ>」はゲームが好きな研修医、というこれまでにない設定でかなり新鮮です。医療関係の仕事に就いているうちの母曰く「研修生に結構いそうな奴」とのことですが、実際に見てみると仕事にも真面目取り組んでおり、子供相手にかなり優しくて好感が持てますね。それでいてゲームになると一人称が「僕」から「俺」になって口調もかなりノリノリになるという設定も「医者」から「ゲーマー」へと”変身”するって感じで面白いキャラクターに仕上がっていると思います。
 1話の後半でヒロインの仮野明日那<かりの・あすな>が探していた「天才ゲーマー・M<エム>」の正体がこいつと判明する展開にも驚きですね。というかMにゲーマドライバーを渡すつもりなのに肝心のMについてなにも調べてない明日那って……


・バグスター
 本作の怪人であるバグスターはゲームウイルスが現実の世界に進出したということでゲームと医者の2つの要素がここで繋がっているとわかったのですが、序盤から感染した子供からCGの怪物になって暴れまわる姿を見て驚きとかよりも「途中で予算の都合で出てこなくなりそうだな…」と思ってしまいました…………
 また奴らの目的がはっきりしていませんが、パラドという青年(初期のアランみたい)を見ていると単にゲームをしたいだけなのでは……と考えています。でもやっぱりちゃんとした目的を別に持っているようですし判明するまで気長に待つとします。


・か、仮面ライダー…………?
 中盤5年と言う製作期間をかけて(5年かけてこのクオリティかよ!とかツッコんではいけない)ついに発表されたアクションゲーム「マイティアクションX」をやりたい少年のために永夢。患者のメンタルを大事にする考えには賛同しますが勝手に連れ出すのはさすがにどうかと……
 案の定ウイルスに感染した少年はバグスターになってしまい、永夢は少年を救うためにゲーマドライバーとライダーガシャットを使って変身しますが…………

 レッツゲーム!

 メッチャゲーム!

 ムッチャゲーム!

 ワッチャネーム!?

 I'm a 仮面ライダー!!

 PVとかである程度知っていたものの、やっぱりあのゆるキャラのような体型にはビビりますね。明らかに仮面ライダーに見えない姿に対して変身音に「I'm a 仮面ライダー!」と入れる辺り狙っているようには見えません。しかしいざ戦闘になるとゲームらしくアイテムを取ってパワーアップして反撃する姿は中々面白いです。CGを使って頑張ってカッコよく見せようとしているのが伝わってきますし悪くないですね。
 そしてバグスターと少年を切り離し、実体化したバグスターを倒すために”説明書を読まない主義”らしい永夢(伊達さんといいライダー世界の医者は説明書くらい読みなさい)は遂に真の形態に……

 大変身!!

 レベルアップ!

 マイティジャンプ!

 マイティキック!

 マイティマイティアクションX!!

 レベル1からレベル2にはどうやって変身するのか気になっていましたが、まさかキャストオフの如く鎧を脱ぎ捨てた時は驚きました。そうして現れた仮面ライダーエグゼイド。こうして見るとピンクの配色やファイターロアを彷彿とさせる髪型と目が強烈な印象を残していきますね。それでいて動くとカッコよく見えてくるのは僕が毒されて来ているのでしょうか……?
 アクションシーンに関しては飛んだり跳ねたりといった動きや攻撃を当てるたびにHit!と出る演出など既にゴーストの映画で先行登場した際に見てましたが、こうして改めて見ると画面が賑やかになって楽しいですね。戦闘員の方もコミカルな反応を見せてくれますし面白いです。必殺技も何度も回転蹴りを繰り出す迫力のある技で最後に「会心の一発!」と音声が出るのも地味にテンションが上がります。とことんゲームという要素のポップな部分を使い倒している戦闘でした。


 というわけで始まったエグゼイド。発表時の衝撃はフルーツ被った鎧武に対してもあまり動じなかった僕でさえ動揺を隠せませんでした。しかし「ゲーム」と「医者」という一見ミスマッチな組み合わせを上手いこと融合させ、徹底して明るくコミカルな要素を打ち出している作風はかなり好みです。変にシリアスとギャグを混在させるよりどちらかに突き抜けていくのはいいことだと思います。
 さて次回は早くも2号ライダー登場。「失敗しない天才外科医」って肩書きからして元ネタは”あれ”ですよね……ともあれライダー自体は騎士らしい風貌でカッコイイので楽しみです。


 ではまた、次の機会に。