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デュエル・マスターズ!! 第29話「マスター候補の修練ジョー!ゴールデンマスタージムに入門せよ!」感想

共に強くなる

マッチョになったミノマルのインパクトが強すぎる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回はジョーとその仲間たちがゼーロに勝つために「ゴールデンマスタージム」という謎の場所で鍛えるという特訓回。前作のメインキャラだったガイアハザードたちと久々の再会を果たしたまではいいのですが、マスコットキャラクター的存在だったミノマル筋骨隆々のマッチョと化していたのには度肝を抜かされました。以前から主人公を始めとした登場人物を何の脈絡もなく唐突にマッチョにしてきた前科が多数あるアニメでしたが、今回は今までのそれを上回るレベルのインパクトです。元の姿をあれだけ無視した肉体なのに声は相変わらず内田彩さんの可愛らしいボイスなのが余計腹筋に悪い……

 

 

  • 各マスターたちの成長

 それはともかく、各文明のマスターのために用意された試練(相変わらずデュエルそのものに関係なさそうな修行内容でしたが、TCGアニメではよくあることなので気にしてはいけません)にて、

  • ジョーは力を合わせて一緒に戦ってくれるジョーカーズの仲間たちの存在を再確認する
  • キラは唐突に喋り出したメシアカリバーを相棒にする
  • ボルツは自分のために命を懸けてくるダチッコのために火事場の馬鹿力を発揮する
  • キャップは計算づくで見事クリアしてみせる

といったふうに各々のキャラクター性が存分に発揮されていました。特にジョーカーズたちが自分たちからジョーを守るために動き出すまでに成長した姿を見た時には驚かされました。その後マスター必殺技を手に入れたジョーたち全員のデュエマにおいても、

  • 真のデュエルで命のやり取りを繰り広げたキラとボルツが通常のデュエマでしのぎを削り合うようなライバル関係になる(何気にボルツが初めてキラに勝利しているのが素晴らしい)
  • かつて各々バラバラに行動していたガイアハザードが力を合わせて戦う
  • ミノマルが暴走せず、ミノガミに変身しなくともバラギアラを完全に使いこなしてみせる

と、これまでの未熟だったマスターたちの成長が確かに感じられる描写が多く散りばめられており、以前から見ていた視聴者が感動できる見所が満載でした。ミノマルは見た目のせいで色々台無しな気がするけど

 

 

  • 頂点まで騒がしく、有超天まで楽しんでけ

ガンマスター・超天・マキシマム 自然文明(ジョーカーズ) (7)
呪文:ジョーカーズ/ワンダフォース
▪️バトルゾーンまたはマナゾーンに、自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、この呪文を唱えるコストは5少なくなる。
▪️このターン、自分のクリーチャーすべてのパワーを+5000する。
▪️超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに、自分のジョーカーズが合計10枚以上あれば、このターン、自分のクリーチャー1体に「ワールド・ブレイカー」を与える。

 試練を乗り越えたジョーが手に入れたマスター必殺技。このカードを一言で言い表すなら、ジョーカーズ版≪インビンシブル・パワー≫といったところでしょうか。味方全体のパワーを5000アップするのに加えて超天フィーバーで味方1体にワールドブレイカーを付与する効果の内容に反してコストが多少重いものの、ジョーカーズデッキなら僅か2マナで唱えられるのは魅力的です。

 この5000というパンプアップの数値は地味に馬鹿にできないもので、パワーの低いシステムクリーチャーが多いジョーカーズが最低でもパワー6000になるので≪ハムカツ団の爆砕Go!≫といったパワー参照の全体除去を回避することが出来ます。コスト参照の除去はどうすればいいかって?ガンバレもう一つ、目玉効果であるワールドブレイカー付与もどんなに貧弱なクリーチャーでもフィニッシャーに変えてしまうため侮れません。超天フィーバーさえ発動できれば最低でも攻撃可能なクリーチャー2体でゲームエンドに持っていけるという、ジョーカーズらしいド派手でわかりやすい必殺カードと言えます。

 このカードを語るうえで比較したいのが同じくジョーカーズ呪文である≪ジョジョジョ・マキシマム≫。相手の呪文を封殺出来るため確実にワンショットキルを決めるならばあちらのほうが向いています。しかしこちらにはパワーを上げる効果があるため、相手クリーチャーをバトルで殲滅したり相手のブロッカーなどを突破するなどといった様々な場面で活躍できる小回りの利く1枚として臨機応変に使用するといいかもしれません。

 

 

 今回はちょっと懐かしいメンバーも交えてジョーたちが少しずつ成長していることを実感させてくれるエピソードとしてジョーの「一緒に戦う」という考えが仲間たちにもキチンと伝わっていることがわかり、ジョー編を見続けてきた身としては小さな感動に浸ることが出来ました。ここまで見てきて本当に良かった……!!

 

 

 次回は本編の裏側で零龍に自分を喰わせるという狂った行動に出たゼーロのためにギャップが動き出す模様。狙いはジョーのジョラゴンのようですが、ついに双子キャラ特有の「あの展開」が見られるんでしょうか?さらにジョーがついにギャップとも戦うらしく、キャップがそれに対してどういった行動に出るのか気になります。

 

 

 ではまた、次の機会に。