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デュエル・マスターズ キング 第2話「鬼のキング登場!?キング・オブ・デュエマッチ開幕!」感想

開戦の狼煙をあげろ!

ホビーアニメで前作キャラ退場の理由が明かされているだけまだマシという事実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 夜逃げという名のリストラ

 ジョー宅に普通に居座るモモキング&モモダチたちと、それを平然と受け入れている相変わらずのるるママという中々にインパクトの強い絵面から始まった今回のデュエマキング。ジョーカーズが普通の人に見られてはいけないという設定はどうしたのかと突っ込みたくなりますが、喫茶店でそれぞれの持ち味を活かしたお手伝いをしてくれる微笑ましい光景を見ていると割とどうでもよくなっていくような気がします。そもそもクリーチャーワールドとかの諸々の設定自体作品ごとにコロコロ変わるし気にするだけ無駄ですね!

 また今回の前半で気になったのがキャップが喫茶店の下の部屋に住むことになったという点。るる曰く前に暮らしていた者たちが夜逃げしたらしいのですが、前作までのことを考えるとその夜逃げした連中というのはウサギ団と見て間違いないかと思います。これまでのジョー編の日常パートを盛り上げてくれた彼らがそんな理由で退場してしまったのはかなりショックですが、何の説明もないまま前作のキャラクターの存在が消失する現象が新シリーズ開始の度に発生するのがホビーアニメ世界の常。デュエマにおいてもこの現象は例外なく存在するので、いなくなった理由が一応明かされているだけで十分マシだと思ってしまうのが複雑なところです。紗雪ちゃんの存在を『ゼロ』で消した件に関して僕はまだ半分納得してないからな・・・・・・

 

 

コスパンダメソッド 水文明 (7)
クリーチャー:トリックス/チームウェイブ
パワー9000
▪️<バズレンダ>[無色(2)](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[無色(2)]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのBR能力を1回と、追加で[無色(2)]支払った回数、使う)
▪️BR-相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
▪️W・ブレイカ
▪️このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのBR能力を4回以上使った場合、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。

 今回のゲストキャラであるモヒ男が使用したチームウェイブの切り札。(ゲストキャラもチームカードを使っているのは地味に驚きです)水文明でありながら陸上の生物であるパンダがモチーフなのが面白いです。

 スペックはコスト7、パワー9000のW・ブレイカーに加え、cipで相手クリーチャーをバウンスする能力付き。ここまで見ると若干微妙ですが、チームウェイブのバズレンダ能力でバウンスする回数を増やすことが出来ます。さらにこのカードの目玉となるのがバズレンダ能力を4回使用することによって発動する追加ターン獲得能力。これらが組み合わさることで、相手の場のクリーチャーを一掃した後に自分は追加ターンと合わせて安全に攻撃出来るという、追加ターンの利点を活かした安定したワンショットキル性能を見せてくれます。

 問題は追加ターン獲得のためには通常のcipに加えて3回追加でバズレンダをする必要がある点。普通に使う場合、このカード自身のコストである7マナ+バズレンダに必要なコストである2マナ×3=13マナとかなりのコストがかかってしまいます。コスト軽減を駆使するのもありですが、どうせならばマナを十分に貯めてから使う方がいいかもしれません。幸い他のチームウェイブのカードをはじめとして、マナブーストの手段は豊富な現環境において13マナを貯めるのはそれほど難しいことではないでしょう。様々なカードの組み合わせが考えられますが、中でも注目すべきなのが劇中で見せてきた≪ドルツヴァイ・アステリオ≫とのコンボ。コスト6のこのカードを召喚してすかさずマッハファイターで相手クリーチャーを撃破すれば、能力でマナを2倍にすることで12マナになり次のターンには必要な13マナが貯まるという、狙ったかのような抜群の相性を発揮してくれます。追加ターンを得るカードの中でも格段に使いやすい1枚だと思うので、このスペックを最大限活かせるデッキを組んでみたいですね。

 

 

  • 愉快なアバクさん

 また本作のライバルキャラである鬼札アバクの今回の行動が個人的に印象に残りました。前回巨大な自分の映像を出してキング・オブ・デュエマッチ開催を宣言し、さらに今回のアバンでジョーを名指ししつつ自分が頂点に立つ発言までしていてここまでは非常にライバルらしかったのですが、テレビに出た時には敬語で話していたので思わず吹き出してしまいました。最初「そして切札ジョー、覚えておけ。頂点に立つのはお前じゃない、この”俺”、鬼札アバクだ!」とあれほど威勢よく自身の勝利を宣言しておいて、いざテレビ出演すると「腕に覚えのある方は、ぜひ全世界からご参加下さい!もちろん”私”も参加します」と丁寧になっていたのはかなり腹筋に悪かったです。(♪ル~ルル、ルルルル~ルルというBGMが聞こえてきそうな白い部屋にいるのがまたシュール)僕が当初抱いていたアバクの凶悪そうなイメージが一気に崩れてしまいましたが、同時に公の場とそれ以外で顔を使い分けている様子から見た目以上に知略的なのではないか?とも感じました。未だに健在の強敵の雰囲気と合わせて油断ならないライバルキャラになりそうな予感がするので、今後のアバクの動向に注目したいところです。

 

 

 そして次回はそんなアバクがキラを指名して勝負を挑んでくる模様。ゲーム的に考えるとシールドを減らさなければならない鬼タイムに対してシールドを増やせるギャラクシールドは天敵になるのですが、アバクのデュエマの実力は今のところ不明なのでどうなるかまだわかりません。というかキラが負けそうな気がするのですが、彼には頑張ってほしいところです・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。