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仮面ライダーセイバー 第39話「剣士よ、信じる道を行け。」感想

明日への道を紡ぐため

元マスターロゴスのキャラが最近癖になってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 雷の帰還、風の行く道

 26話で元マスターロゴスに肉体を消されてからの間、長いこと語り部としての席を空けていたタッセルですが、今回ようやく復活!彼の代表的なあいさつである「ボンヌ・レクチュール♪」を再び聞くことが出来て思わずテンションが上がってしまいました。何だかんだでタッセルのことが好きになっていることを実感しましたね。

 それはそれとして本編ではようやく賢人がノーザンベースに戻ってきてくれたのでこれまたテンションが上がりました。ここ最近ずっと暗かった態度が消え、本来の賢人に戻ったことが何よりも嬉しかったです。こうして見てみると、賢人は本来明るくて穏やかな青年であることがよくわかります。

 そんな賢人を迎え入れるメンバーに関しても心が暖かくなりました。彼の前に飛羽真たちが桃太郎コスで出てきた時は思わず面食らいましたが、キジ役を誘う構図には唸らされます。3話にて「幼い頃に物語のキャラクターになりきって遊んでいた」という話を考えると、この一連の流れを以て2人の友情が完全に戻ったことを表現していると感じましたね。彼ら以外も恨み言を一切言わない尾上さんなど、実に気持ちいい関係を見てほっこりしました。何度も言っていますが、本作の主人公勢の仲の良さは本当に素晴らしいですね。

 

 そうして賢人は戻ったものの、一方残った1人である蓮は未だ帰ってこないので全員集合とはいきません。賢人の説得でも戻ってこなかったのも意外でした。

 しかし蓮が「自分の求める本当の強さを見極める」とはっきり目的を持ったことは良かったですね。自分にとっての強さが飛羽真との戦いで不明瞭だったことを自覚し、強さについて考え始める様子は前向きになってきたと言えます。発言の節々から飛羽真のことを認めているのがわかるのもグッドです。

 また賢人の言葉に動かされなくなった点も、裏を返せば彼に依存しなくなったとも取れます。自分の気に入ったもの以外には興味を示さなかった彼が、こうして様々なものに目を向けるようになったのは確かな成長と言えるでしょう。正直蓮がここまで精神的に大きくなるとは思っていなかったのでちょっとした感動を覚えます。相変わらず彼の保護者をしているデザスト共々、どんな答えを見つけ出して戻ってくるのか楽しみになってきましたね。

 

 

  • 神を名乗る道化

 今回もう1つの見どころとして印象的だったのが元マスターロゴスもといイザクと飛羽真の会話。世界を滅ぼそうとする理由を聞き出しに来た飛羽真に対し、どこまでも自分本位な暇つぶしでしかないことを明かすシーンには少々見入りました。以前にも使命に飽きたことを理由として語っていましたがまさかそのまんまとは・・・・・・対した過去も信念もなくただただ世界を作り変えてみたいと騙る様子は実に道化染みています。「かつて私にも愛する人がいた・・・・・・とでも言えばいいですか?」といった煽りもキレキレです。

 それ故に飛羽真に「未来を作れるのは、今を一生懸命生きている人たちだけだ!」と返されて倒されるシーンはかなりスカッとしました。使命を放棄して自分のやりたいままにするイザクに対して非常に効く言葉でしたね。勝敗の結果も自分の運命を受け止めている飛羽真が勝つなど、ある意味彼の言葉通りになっている点も面白いです。(そして今回の話を見たことで、やはり本作は「与えられた役割を全うすることの大切さ」を説いているように思えました)

 そんな感じで情けない面も増えてきたイザクですが、周囲を気にせず自分のやりたいことだけをやっていることにどこか元気づけられます。他の誰か引っ掻き回す点からも迷惑極まりない存在なのですが、毎回毎回楽しそうにしている姿を見ていると何だかポジティブになれるんですよね。(この感覚、最近だと『ゾイドワイルド ZERO』のランド博士を見ている時にも味わったな・・・・・・)外道には違いないものの、明るく愉快な絵面をお届けしてくれる様子から一気に彼のことが気にいってきました。出来る事なら最期を遂げるまで笑顔で暴れまわっていてほしいです。

 

 

  • 蒼い銀河を紅蓮に染める猛火

 

ブレイブドラゴン!

 

ストームイーグル!

 

西遊ジャーニー!

 

聖刃抜刀!

 

クリムゾンセイバー

銀河の果てに飛び立つ!

 

広がれ上がれコスモ!

甦れ world once more!

光 真実(まこと) 愛 希望

時空はとっくにRock on!

 

クロスセイバースリー!!

 

豪華三冊!!

 

 神代兄妹から返してもらったストームイーグルと西遊ジャーニーと組み合わせて変身したクロスセイバーの派生形態「仮面ライダークリムゾンセイバー」。基本であるクロスセイバーがブレイブドラゴンをベースとしていたのに対し、今回はクリムゾンドラゴンがベースとなっています。クリムゾンドラゴン自体がブレイブドラゴンの正統強化形態のようなフォルムだったため、こちらもクロスセイバーを純粋にパワーアップさせたような姿になっています。個人的には青いボディがクリムゾンドラゴンの時よりも統一感を出している印象を受けます。

 戦闘では高速で飛行したり竜巻を出したりするなど、能力の面でもクリムゾンドラゴンの強化版と言ったところ。中でもソロモンが投げつけてきた巨大な岩を華麗に避ける空中戦はCGのクオリティの高さもあって見応え抜群でした。クリムゾンドラゴンは個人的にセイバーの数あるフォームの中でも特にお気に入りなので、そのパワーアップ版で活躍してくれたことが何よりも嬉しかったですね。

 

 

 さて次回はイザクがルナの持つ力を狙い、彼女を守るために飛羽真だけでなくタッセルも動き出す模様。予告を見る限りだとタッセルとルナのやり取り傍から見ると「いたいけな子どもに近づく不審者」の構図であるから彼女の秘密について触れるようなので、そこらへんに期待がかかります。

 そしてソロモンに対抗するためにセイバー、ブレイズ、エスパーダの3大ライダーが集結!特に賢人がエスパーダに再び変身してくれることに興奮が止まりません。オロナミンCのCMと同じように3人が並び立つ時が来たと思うと嬉しくて嬉しくて・・・・・・さらに今度はクロスセイバーで3ライダーのコンボを披露するようなのでより見逃せなくなりそうです。

 

 

 ではまた、次の機会に。