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2021年夏アニメ簡易感想 その5

 

 

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 ゴーカイジャー10周年記念として作られたVシネクトテン・ゴーカイジャーの特報映像が先日公開されました。されましたが・・・・・・・・・・・・ショッキングな映像が展開されて唖然となりました。

 冒頭から「10年の月日が~~」という不穏なナレーションが流れ、お互いに争い合うゴーカイジャー(ついでにボコられているゴーオンジャーとジャッカーが可哀想)、変わり果てた仲間、そして「この星に守る価値はあるのか?」でシメ、と15秒に気になる内容がこれでもかと詰め込まれていました。僅かな映像で中々の密度ですね。

 個人的に目を引くのが仲間同士で戦うマーベラスたちの様子です。あれだけ仲の良かった海賊たちが何故争っているのか非常に気になります。というか数年おきにやっている気がする“ヒーローの内輪揉め展開”がまたもや発生してしまったのか・・・・・・とちょっと思ってしまいました。どうなっていくのか現時点ではまだよくわかりませんが、ひとまずは見守っていきたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第73話「ピカチュウ隊長!進めタイレーツ!!」

 2週間ぶり(夏休みスペシャルを除けば3週間ぶり)となるアニポケはガラル地方のタイレーツが主役の回。仲間をまとめあげる兵長タイレーツの自信を取り戻すために奮闘するゴウの様子が描かれました。ライチュウといった手持ちが後ろについてくれる構図が微笑ましく、頑張る兵長の姿もあって終始ほっこり出来ました。ゴウサイドが兵長と絡んでいる間、サトシサイドでは残りのタイレーツをなだめるといった役割分担が描かれていたのも面白かったです。(ただサブタイにある「ピカチュウ隊長」がいまいち描き切れていなかったように感じたのは残念なポイント)

 他にはコオリッポ異質な存在感を放っていました。本筋とは全く別のところで迷いつつサトシたちの前に姿を現すので唐突感が強かったですね。とはいえ戸惑いながらも流れに身を任せてさまよう様子は非常に緩く、見ていて癒されるので悪い気はしませんでした。このシュールなコオリッポには今後も登場してほしいです。

 

 

ひぐらしのなく頃に

第4話「綿明し編 その壱」

 おかしいな、綿騙し編のアンサーということで魅音の可愛いところを期待していたのに鉄平の顔ばかり浮かんでくるぞ・・・・・・郷壊し編で衝撃の改心を果たした鉄平のその後が描かれましたが、予想以上に丸くなっていて度肝を抜かれました。沙都子以外にはいつも通りであるものの、完全に姪に対して頭が上がらない叔父と化していることに変な笑いが込み上げつつもちょっと感激してしまいました。あの鉄平がこんなにも変われるとは・・・・・・と驚きを隠せません。

 そんな鉄平の変わりように感動しただけに、彼の好意をも平気で利用する沙都子にはまたもやショックを受けましたね。2人の日常シーンが非常に微笑ましかっただけに失望感が半端ないです。如何にして拳銃を手にしたのかが明かされましたが、梨花を屈服させるためなら自分や他人をも使い潰す彼女の恐ろしさを再び垣間見た気分です。

 あとはやはり魅音がこれまで雛見沢症候群を発症しなかったことについて言及されたシーンが興味深かったですね。実際過去のエピソードの全てで発症した例がない魅音ですが、これは大方の事情と真実を知る園崎家次期当主としての立場が上手いこと発症を防いでいたのだと思われます。その分話の主役になることがあまりなく不遇な扱いが多かったのですが疑心暗鬼になりづらい状況と本人のおおらかさが合わさった結果なのだろうなぁと感じました。そんな魅音にH173を打ったらどうなるのか、というのは確かに興味がありますね。とはいえ実際に仲間を発症させる沙都子はさぁ・・・・・・

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第3話「Archiviste-血を暴く牙-」

 1話の時以上にヴァニタスがやりたい放題だった回。自分よりはるかに強い相手に人質を取るのは確かに有効な手ではありますが、脅迫の仕方が完全に悪役で笑ってしまいました。その直前に行った事件の犯人をけしかける作戦と合わせて手段を選ばない彼の非情ぶりがよく出ています。かと思いきやジャンヌに求婚してくる辺りで頭に疑問符が浮かびまくりました。基本的に理知的ではあるものの、ノエに負けず劣らず自分の欲望に忠実なのがヴァニタスという人間なのだと感じましたね。

 後半はノエの幼馴染である「ドミニク」がこれまた強烈なキャラクターで驚きました。(3話の時点でかなりの登場人物が出ていますが、みんなキャラが濃いので不思議と印象に残りますね)社交的なようでいて強引で、かつヴァニタスとの腹の探り合いのような描写から得体の知れない雰囲気を出しているのでこれまた惹かれてしまいます。次回から吸血鬼たちの街がついに描かれるようなのでその辺も含めて楽しみです。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・X

第3話「囚われの身になってしまった・・・」

 前回誘拐されてしまったカタリナですが、案の定のんきに過ごす様子が描かれて笑ってしまいました。ジオルドたちが心配している中、ここぞとばかりにだらだらと食っちゃ寝を貪る姿には脱力してしまいます。彼女の適応力の高さを改めて思い知った気分です。

 しかしそんなだらしない部分だけでなく、彼女らしいポジティブな要素が押し出されていたのも今回の特徴でした。誘拐した張本人であるセリーナの悩みを親身に聞いて励ましてくれる人の良さがよく出ていましたね。他人の良い点を探すことが得意なカタリナの善性が久々に発揮されたと言えます。

 またアランとメアリの関係についてもスポットが当たったのが印象的でした。互いに互いの好意が異なる方向性に向かいながらも婚約者として上手くやっていけているのはひとえに2人の相性が抜群に良いからだろうと思います。どちらもカタリナを想いながら成立する奇妙な協力関係がどこか癖になってきましたね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第40話「闇の師弟対決」

 戦闘シーンの絵がいつにも増して素晴らしかった回。よく動く作画については言わずもがな、今回は迫力満点のカメラワークが多かったのもあって見応えがありました。ポップにマァム、クロコダインとダイ以外の仲間たちの活躍が存分に描かれていたのもあって前半から見ていて楽しかったですね。中でもお互いに「なんだこいつ」と思いながらもいざそれぞれ活躍してみせたら相手を見直すチウとバダックが個人的なここすきポイントだったり。

 そしてメインであるヒュンケルとミストバーンの師弟対決は中々に鮮烈でした。闇の力を使わなくなったことで弱くなったとミストに指摘され再び闇に手を染めようとするものの、マァムの叱咤を経て光を信じるようになる流れはちょっと胸にきます。力を手放したことで弱くなったのでなく、心を手にしたことで強くなったことを証明しようとするヒュンケルの精神的な成長が見られる感動的な回でした。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第57話「第四の刺客どすえ」

 今回は6兄弟の三男「ゴーハ・ユウラン」とガクトの「剣道デュエル」が展開されました。互いのパートナーとの信頼が試されるデュエルとのことでしたが、竹刀を打ち込む役は必要だったのだろうか?と正直首を傾げてしまいます。一方的に仕切る女将の強引さも相まって、ここ最近のデュエルの中でも特に素っ頓狂な印象を受けましたね。

 しかしデュエル内容自体は非常に面白かったです。女将の言いなりと見せかけて、相手を理解したうえで行動する技巧派ユウランの戦術は見てて惚れ惚れしました。ガクトも負けじと対策してくるのがまた素敵で彼が負けたことに関しても格落ちの印象は全くなかったので見ていて気持ちよかったです。(千年の盾がフィニッシャーとなった点にも驚きましたね)互いの手の内を読み合い、一歩上に行った方が勝利するという展開はカードゲームとしては非常に王道を行っていたと思います。

 

 

 

 さて展開に期待不安が入れ混じるテン・ゴーカイジャーですが、本作で登場するという強化フォームに関しても触れておきたいと思います。それがこちら。

 

 

 「クロスアーマーモード」というゴーカイガレオンがアーマーとなった形態のようですが、まさにそのまんま合体したようなビジュアルには少々呆気に取られてしまいます。腕にのみ武器が付いたブルーはともかく、ガレオンがくっついているようなレッドはかなりのインパクトです。(また上半身だけやたらゴツい辺りがパワーレンジャーのバトライザーを彷彿とさせます)若干雑に思えるものの何だかんだで似合っていると感じてしまうのが不思議ですね。

 それにこれまでシルバーしか強化形態がなかったゴーカイジャーようやくレッド専用の強化が貰えたのかと思うと嬉しくなってしまいます。(『スーパー戦隊最強バトル!!』でもゴールドモードの鎧を借りていましたし)せっかく手に入れた強化フォームなので、本編でも是非活躍してほしいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。