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2021年夏アニメ&特撮簡易感想 その11

 

 

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 以前アニメ化が報じられたジョジョ第6部『ストーンオーシャン』 のさらなるPVが先日、発表されました。徐倫のキャラデザと声のみが公開された前回に対し、他のキャラクターも含めたアニメーションがキチンと描かれていて興奮します。

 何と言っても今回初の発表となる徐倫の仲間たちの担当声優さんが良いですね。どのキャラも声が個人的なイメージとほぼ同じで驚きました。中でもエルメェスのドスの利いた声には惚れ惚れします。演じている田村睦心(たむら・むつみ)さんホビーアニメの少年役をやることが多い人ですが、こうしたカッコいい女性キャラもよく似合います。(今季だと『メイドラゴン』の小林さんをやっていますし)

 無論徐倫も負けてはいません。以前のファイルーズあいさんの演技にも感動しましたが、今回のPVのラストで見せた「オラオララッシュ」の勢いにさらに圧倒されました。この徐倫を早く見てみたい!という欲求に駆られますね。放送は来年の1月(ネトフリでは12月に先行配信するそうですが)からまだまだ先なのですが、今から楽しみです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

※今週の『ポケットモンスター』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

 

 

ひぐらしのなく頃に

第7話「祟明し編 その壱」

 『業』の出題編で最も謎の多い祟騙し編の解答がついに始まりました。案の定沙都子が鉄平と梨花をそれぞれ騙して片や「雛見沢の住人から村八分にされている哀れな少女」、片や「意地悪な叔父から虐待を受けている哀れな少女」という2つの立場を獲得する手腕を見せつけて戦慄しました。いつにも増して手の込んだ手段を用いていますが、これは虐待してきた叔父、ひいては自分と兄を迫害してきた雛見沢そのものへの復讐も兼ねているのだと思います。村人の沙都子を心配する声から沙都子を嫌っている大人はいないことがよくわかる分見ていて心苦しくなりますね。

 また沙都子が自身の境遇に嘆く梨花に対し説得染みた騙りをしてみせた前半も印象的でした。あれほど仲間たちにひどい仕打ちをしてきていけしゃあしゃあとオヤシロ様の祟りを騙る姿は真相を知っている側から見るとあまりにもシュールです。梨花に「雛見沢の良いところ(敵を前にして村が一致団結で立ち向かう、など)」を勧めておきながら自分はそれを悪い方向に利用させるのがまた憎たらしいです。

 そのように順調に事を進めている沙都子ですが、エウアから「梨花より先に死んだら“梨花のいない世界”に行ってしまう」という可能性を教えられたのが不穏ですね。祟騙し編のラストから考えるに何かしらのトラブルが起きたのではないか?と予想しますが果たして・・・・・・

 

 

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASOON -覚醒前夜-

第2話「あなたとは少しも似てなんかない」

 前回のラストに続いてやちよさんのパートからスタートした今回。(前回が本家キャラたちのゲスト回と考えるとここからが本編と言えますね)いろはを失ったことから完全なる復讐者と化して1人進み続けるやちよさんにちょっとビビりました。変身シーンや超絶作画の戦闘シーンでの鬼気迫る表情と威圧感に圧倒されます。またマギウスに憎悪をぶつけている一方で、自分自身に怒りを覚えているのが興味深かったです。いろはたちを失っても平然としている自分の“強さ”を許せないやちよさんの複雑な心境が感じ取れました。

 一方で自分たちの“弱さ”を嘆くみふゆも印象的でした。残酷な運命に晒されてしまったからこそ、藁にも縋る思いでマギウスに頼るしかなかった少女たちの無力さがよく出ていました。ウワサのために無関係な人々を巻き込んでいる点は容認出来ませんが、裏を返せば他人のことを気にかけることが出来ないほどに自分たちを守る他ない事情が見えてきます。

 だからこそ当人の強さ弱さに関係なく、他人のために行動出来るいろはが物語の鍵となるのかもしれません。しかし不穏なラストのせいで一気に不安が膨らんできたので次回どうなるのか気になります。

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第6話「Salvatio-疑問-」

 これまで何だかんだでやってきていたヴァニタスのノエのコンビですが、今回その関係に大きなメスが入り驚きました。互いの考えの違いを今一度見直すことが出来、コンビとして一歩前進した回でもありましたね。ヴァニタスのことを何も知らないまま理想を押し付けていたからこそ、彼を知ったうえで判断したいと考えるノエは実に真面目でほっこりします。見るからに偉い立場の人っぽいルスヴン卿に真っ向から意見する若さも見ていて気持ちがいいです。

 またヴァニタスなりの慈悲を感じさせる要素もありました。元に戻せなくなった少女をその場で消したヴァニタスには驚愕したものの(彼にとって吸血鬼の救済は復讐の手段でしかないことを考えると納得と言えますが)、これは当人の意思に反することなくある意味で少女を救ってみせたとも取れます。ノエも劇中で触れていましたが、この「わからなさ」こそがヴァニタスの魅力なのでしょう。果たして彼の本心はどこにあるのか、それが明かされるのか楽しみです。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・X

第6話「ひと夏の冒険をしてしまった・・・」

 久しぶりに幼少期のカタリナたちが見られた回。幼い頃の奔放なカタリナたちに懐かしさを感じました。特に森でせっせと昆虫採集(普通の森にヘラクレスオオカブトがいるこの世界って・・・・・・)に勤しむカタリナの少年ぶりには微笑ましくなります。怪談話をはじめとした楽しい日々を過ごしている様子を見ていると、カタリナの日常はあれからあまり変わっていないことが伺えます。

 しかし現代との比較から周囲の関係は明らかに変わってきていることも感じ取れました。ジオルドとの婚約など無視出来ない将来が待つ中カタリナがどの道に進むのかという問題を提起していたように思えます。

 また幼少期にはなかった要素としてマリアの存在が触れられたのも興味深いですね。昔話に入り込めない悲しさを抱えつつも、その分今をカタリナと共に堪能しようとするマリアの強かさが見られました。個人的に想像の中だけでも幼少のカタリナたちの思い出に加わろうとするマリアにはちょっと感心しましたね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第43話「最強剣激突」

 待ちに待った竜の騎士ダイVS超魔生物ハドラーの初戦。非常に厳つい見た目になったハドラーの戦いぶりに早くも心奪われました。以前のハドラーの戦闘スタイルはそのままに、雄々しさと気高さが一気に増したような印象を受けます。他にも腕から出てくる覇者の剣や肩のスラスターなど、ロボットアニメのようなギミックを連発してきた点にも惚れ惚れしてしまいますね。

 何よりハドラー自身の性格が大きく変化しているのが最大の特徴。保身に走ったかつての自分と決別し、ダイたちとの決着をつけるためだけに自分の全てを捧げる覚悟は何度見ても驚いてしまいます。原作を読んだ当時はあの情けない頃のハドラーがよくここまで成長したなぁ、と感動が止まりませんでしたよえぇ。ここからさらにカッコよくなっていくので今後も楽しみです。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第60話「あたち・おぼえていますか」

 デュエルディスクを使わずテーブルの上で行うデュエルなんて何年振りだろうか・・・・・・そんな遊戯王アニメでは久々となるディスク無しデュエルシーンが描かれた今回のセブンスですが、その懐かしさに応えるかのようにブラック・マジシャンブラック・マジシャン・ガールが使われる展開にも驚きました。(この2枚が貸出デッキに入っているとかすごいなこの図書館)

 デュエルシーンはちょくちょくカットされたものの、グルグルとミミという珍しい組み合わせでの対戦ということもありましたが、ブラマジガールへの恋慕を寄せるグルグルが面白くて見入りました。最初は煙たがっていた他の利用者も盛り上がって応援する様子が描かれ、「勝ち負け以上にデュエルを楽しむことが大事」というメッセージを感じ取れましたね。

 一方メインのドラマパートではユウオウに敗北した遊我が落ち込む・・・・・・なんてことはなく、むしろフュージョンという新たな可能性にワクワクしだす姿を見せてくれたので安心しました。勝ち負けに関係なく楽しめるこの精神は素晴らしいですね。(逆にユウオウが小物っぽくなってきたのが気になりますが)他にもフュージョンのカードはスペースデブリであること、セブンスロードシリーズの元ネタと思われる本が発見されたことなど今後の波乱を予感させてくれる要素が満載で見ている側も非常にワクワクしましたね。

 

 

ウルトラマントリガー

特別総集編①「平和を守る力」

 今回のトリガーは総集編。。YouTube的チャンネルでトリガーたちの活躍を見せてくれる方式でしたが、パーソナリティーがあのマスコット小怪獣 デバンだったことにちょっとびっくりしました。『ティガ』屈指の癒し系の怪獣のまさかの再登場は喜ばしいです。こうした懐かし怪獣の再利用は古参ファンとしてももっとやってほしいと思います。

 内容としてはこれまでのトリガーの内容とGUTS SELECTのメンバー、装備の紹介が行われましたが、どちらかと言えばニュージェネの防衛チーム紹介がメインでしたね。UPGやXio、STORAGEだけでなく、民間企業であるE.G.I.S.もキチンと紹介してくれたのが嬉しかったです。(逆に『オーブ』のビートル隊がなかったのは残念でした。まぁ紹介出来るほどの情報がなかったのでしょうが・・・・・・)他にもUPGに捕獲されたバルキー星人たちが今では窓ふきの仕事に勤しんでいるといった初耳情報も知れて楽しかったですね。

 

 

 しかしジョジョ6部がアニメ化されるにあたって難解な描写がどうなるのかという心配があります。特に承太郎が出てきてからの戦闘シーンは特にわけがわからないのでアニメ初見の人たちはここで脱落してしまうのではないかと不安になってしまいます。(僕自身あれが何だったのか今でもよくわかっていませんし)この辺りはアニメスタッフがどう上手くアレンジしてくれるかが鍵になっていきそうですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。