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2021年夏アニメ簡易感想 その9

 

 

 

 まさかのガイソーケンがMEMORIAL EDITIONになると聞いてびっくり。『リュウソウジャー』完結直後にリュウソウケンのMEMORIAL EDITIONが公開されましたが、あれからしばらく経ってガイソーケンまで同じ仕様で出てくるとは思っていませんでした。カナエソウル付属に加え、多くのファンが望んだ“あの名乗り”まで収録されている豪華仕様に驚かされます。

 これはやはりガイソーグ、というよりはナダの人気からきたものでしょうか。僕もナダがとても好きなので、こういった形で他にも好きな人がたくさんいることを知れてとても嬉しいです。リュウソウジャーが終わって既に1年以上が経ちましたが、作品の人気は未だにあることがわかる喜ばしいニュースでした。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第75話「クレセリア 真夏の夜の光」

 ヒカリゲスト回の後編。コハルとヒカリの2人旅が引き続き展開されましたが、迷い続けるコハルとイーブイに助言するヒカリに心打たれました。かつて自分の進むべき道について迷走を続け、最終的にポッチャマと共に答えを出したヒカリだからこそ、“迷い続けることの意義”を教えてくれる展開に感動を覚えます。そんな彼女だからこそ「大丈夫」という言葉が強く響きますね。

 そしてクレセリアダークライに関しては、案の定仲が悪いと疑われていたのが少々可哀想でした。本人の意思とは無関係に周囲の人々に悪夢を見せてしまうダークライはアブソルとは別ベクトルで気の毒なポケモンと言えます。だからこそクレセリアとの関係が彼にとって救いになっており、彼女を救おうとするダークライの健気さがよく出ていると思いましたね。

 他に印象的な要素としてはバトルシーンの作画があります。本部のロケット団が襲来してからのバトルは妙に動く作画でバトルが繰り広げられたのもあって見応え抜群でした。(全体的にまとまっていた前後編で楽しかったのですが、どうせならコハルとヒカリのストーリーとダークライたちのストーリーを別々にしてそれぞれをじっくりやってほしかったかなぁ、とも思ってしまいましたね)

 

 

 

ひぐらしのなく頃に

第6話「綿明し編 その参」

 発症した魅音の恐ろしさが存分に発揮された回。鬼婆をうっかり殺してしまってからはタガが外れたように次々と御三家関係者を殺害していく様子が描かれて戦慄しました。前回の感想で「殺してしまった相手への責任感を持って動く辺りが面白い」と書きましたが、それが悪い方向へとどんどん暴走していくかのようでした。

 「本当はこんなことしたくない」と泣くものの躊躇なく惨殺出来る手腕に恐怖を覚えます。「自分がやらなければならない」という強迫観念で殺人を行うというのは結構タチが悪いですね。(「自分は鬼になったんだ」と開き直っていた詩音の方がまだ可愛げがあります)何かとネタにされていた死後遺体を便槽に落とされる梨花のシーンの悲惨さもあって何とも言えない気持ちにさせられます。

 他には沙都子との相打ちが実際は一方的に殺されただけだったこと、遺体近くの拳銃の種類が違ったのは沙都子が持ち出したものだったからなどの新事実が明かされたのが印象的でした。中でも興味深かったのは謎の作業着の男たちが警察だったことですね。大石たちの思惑を考えれば当然の答えなのですが、“沙都子と同じタイミングで現れた謎の男=山狗”という認識で見ていたのでこの事実にはかなり驚かされました。なまじ旧作の知識がある分かえって誤認してしまったようで面白い体験でした。

 

 

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASOON -覚醒前夜-

第1話「みんなでなら魔法少女になれる気がしたの」

 待ちに待ったマギレコ第2期(タイトルがムチャクチャ長い)がついに来ました。あの1期の終わりからどうなっていくのかずっとやきもきしていたので、ようやく見れて本当に嬉しいです。

 そうして始まった第2期ですが、マギレコというよりもまどマギ本編が展開されて少々びっくりしました。まどかやほむら、さやかたちの苦悩、そして忌々しいキュゥべぇとのやり取りもあって久々に本家の雰囲気を存分に味わった気分です。まだ幼い少女たちが背負うにはあまりにも重い魔法少女の宿命、それに押し潰されそうになるさやかたちの姿は懐かしくもあり、同時にかなり辛く感じました。キュゥべぇの憎たらしい口調も相まってマギウス側に与する魔法少女たちに深い共感を覚えてしまいます。

 それだけにまどかとほむらの心の強さには救われましたね。特に前者は本編でも見せたここぞという時のメンタルを発揮してさやかをも動かす辺りが流石主人公といったところ。おどおどしているようでいて誰よりも芯の強いまどかに感動しました。後者のほむらに関しては本編と同じようにまどかを救うために行動しているのもあって安定感があります。珍しくメガネほむら状態ですが、精神的にはメガネを外した後であるような描写も興味深いですね。

 そして肝心の外伝主人公たちに関しては怒れるやちよさんに驚かされました。いろはの件を考えるとマギウスに対する敵意にも納得いくのですが、ここまで荒んでしまった彼女を見ていると心が痛いです。早くいろはに帰ってきてほしいです本当に・・・・・・

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第5話「Reminiscence-友-」

 舞踏会会場で発生した事件はさておき、今回はノエの過去が描かれました。以前から気になっていた親友の「ルイ」との過去などがようやく見られたのですが、あまりの重さにちょっとげんなりしてしまいました。幸せな日々が呪いによって少しずつ侵され、仲間たちの死で以て終わりを告げる展開が非常にしんどかったです。何よりルイの死後に見つかる“杭の束”には絶句しましたね。家族のことや呪い持ちとなった自分の生に絶望したが故に、ノエに殺してほしかったという願いを持っていたことが明かされる瞬間はあまりにも辛かったです。親友の願いを叶えることが出来なかったノエの心情も察するに余りあります。(ドミニクのノエに対する献身ぶりも兄の死からきているのでしょうね)

 その過去を憐れむシャルラタンに憤りを覚える一方、こうした過去を引き起こしたとも言えるノエの“先生”についても怒りを覚えます。あくまで観察していたに過ぎないのですが、ルイの末路をわかっていながらあえて何もしなかった姿勢はある意味でタチが悪いと思えてなりません。ノエの目の前で彼の首を飛ばすシーンもかえって悪辣に見えました。ここまでくるとノエにヴァニタスの書の捜索を命じたのも絶対にろくでもない理由があると勘ぐってしまいます。もうラストにカッコよく登場したヴァニタスしか信用出来ないです・・・・・・

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・X

第5話「弟たちへの愛が溢れてしまった・・・」

 今回はジオルドたち兄弟の物語が描かれましたが、彼らの兄ジェフリーのブラコンっぷりにいきなり唖然となりました。初登場時の馴れ馴れしさから怪しいと思いきや、普通に弟たちが大好きなお兄ちゃんだったのはちょっと意外です。それ自体はいいものの、壁一面に敷き詰められた兄弟たちの写真にはちょっと引いてしまいます。

 しかしその兄弟愛が幼少の頃から発揮されていたのが面白かったですね。ジオルドやアランの問題に首を突っ込み過ぎず、あくまで話しかける程度で留めて見守る様子は実に出来たお兄さんでした。彼ら兄弟の心を救ったのは間違いなくカタリナですが、それは裏側で支えてくれたジェフリーの存在もあってこそであることがわかって良かったです。

 そんなジェフリーの愛情に感動した一方、カタリナ親衛隊の暴走ぶりに笑いが止まりませんでした。いくらジオルドの行動が性急すぎたからとはいえみんな焦りまくりで非常に愉快です。中でもジオルドへの攻撃を行おうとする仲間に対して「治せる程度の怪我で留めて下さい」と注意するマリアには思わず爆笑してしまいました。マリア・・・・・・君だけはこの面子の良心だと思っていたのに・・・・・・(余談ですがCパートに突然登場したあっちゃんにちょっとホロリときてしまいましたよえぇ)

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第42話「死の大地」

 魔王軍の本拠地である「死の大地」での戦いはキルバーンの策士ぶりがよく出ていました。ポップの危険性を誰よりも認識し、彼を煽って誘い出す見事な手腕が描かれ感嘆します。(アニオリでポップへの煽りがパワーアップしているのがポイント)また死神の鎌を使った戦術も侮りがたく、「狡猾」という言葉がよく似合う活躍を見せてくれたかと思います。「暗殺が仕事」と言う割には堂々と姿を見せていますけど。

 そしてついに登場した超魔生物ハドラーには大興奮しました。これまでの情けなかった様子から一転、かつてない強敵であることが見た目と声だけでわかってくるのが素晴らしいです。関さんの演技力が実に輝いていますね。ここからハドラーとの怒涛の戦いが展開されていくかと思うと次回が待ち遠しいです。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第59話「注文ぼたん」

 今回は久々にデュエルがなかった回。いわゆる総集編だったのですが、6小生徒会のキャラの濃さとロミン&蘭世の暴走ぶりがミックスされたカオスが展開されて見ていて非常に楽しかったです。特に副会長のぼたんの恐るべき食欲と食べっぷりには唖然となりましたね。ドロー欠乏症のジャンゴも相変わらずでしたし、6小のメンバーも中々に面白いです。

 総集編の内容については1話から前回までの物語を若干不規則に並べた内容でしたが、その分各キャラの反応が見どころでした。中でもネイルとの戦いで度々活躍したカイゾー(サドル)を見た現在のカイゾーの反応には笑ってしまいます。自分がサドルだった頃の記憶に衝撃を受けるのは当たり前と言えますね。ただカイゾーには悪いのですが、こうして見返してみるとサドルだった頃が一番有能だった気がしますね・・・・・・

 

 

 特撮と言えば以前アニメ化されることが決定した『風都探偵』について新情報が発表されましたね。

 

 

 衝撃的であるライダーのアニメ。製作会社に加えて来年放送されることも決定しいよいよ実感が湧いてきました。翔太郎の声に関してはどうするのかという疑問はありますが(やはり『memory of heroez』の声優を起用するのですかね?)、それ以上に期待と興奮が勝ってきているので特に不安はありませんね。Wの正統続編と言うこともあって実に楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。