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2021年夏アニメ簡易感想 その7

 

 

※冒頭が少々ネガティブな話題になっているので閲覧注意

 

 

 

 

 

 再来週の8月に発売を控えている20thクロニクルデッキの収録カードが順次公開されていき、そのカードに一喜一憂している今日この頃。(昨日公開された上記の新カード《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》は中々いいですね。呪文側のネーミングが「スーパーヒーロータイム」からきているのも素敵です。)僕も以前から楽しみにしていたクロニクルの情報に心躍らせていますが、一方でボルシャック側の収録カードに少々不満を感じ始めてきました。

 

metared19.hatenablog.com

↑クロニクルデッキへの期待の感情に関してはこちらの記事を参照。

 

 アウトレイジ側との明らかなカードパワーの差もありますが、それよりも気になるのがボルシャックデッキのコンセプトが予想とは異なっているかもしれない点。過去のボルシャックを軒並みツインパクト化したり、ボルシャックの名前を持った潤滑油的カードが次々と明らかになってきますが、肝心の切り札となるボルシャックの存在が不在ということにどうしても引っかかってしまいます。コロコロで能力が判明した《ボルシャック・決闘・ドラゴン》に関してもさらなるボルシャックを展開するためのカードであって、切り札らしいかと言われるとちょっと首を傾げます。

 ボルシャックにはそういった切り札へと繋ぐ存在が必要だというのはわかりますが、個人的にはそれ以上に強力なフィニッシャーになりえるボルシャックがほしいと常日頃から思っています。大量にボルシャックを展開していくのもいいですが、出した瞬間勝負を決してくれる、そんなヒーロー性溢れるボルシャックがほしいと思ってしまいます。新規のほとんどが判明したであろう現状、《ボルシャックライシス・NEX》のような大型ボルシャックの再録に期待したいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第74話「ダークライ 真夏の夜の夢

 待ちに待ったヒカリ回がついにやってきました。かつての彼女を見てきた身としては相棒のポッチャマ共々非常に懐かしいです。大雑把でやや楽観的なところは相変わらずながら、旅に慣れないコハルを引っ張ってくれるしっかり者の一面も見せるようになったことに感動してしまいました。ポッチャマも変わらずおっちょこちょいで可愛かったですね。

 今回のもう1人の主役であるコハルに関しては、家族と一緒ではない旅行に対する気持ちが印象的でした。イーブイと2人だけで進むワクワク感と、どうすればいいのか迷う戸惑いの両方が描かれており、知らない世界に足を踏み入れる子どもの繊細な感情がよく表れていましたね。寄り道ばかりするヒカリに怒る生真面目さも誰も頼ることの出来ない状況からくる焦りと責任感からきているものだと思いました。ヒカリとのやり取りを経て肩の力を抜いていけるといいですね。

 そしてダークライを追うサトシ&ゴウのパートでは2人が見た「サクラギ団」の悪夢に爆笑してしまいました。ロケット団の名乗りを丸々再現するキクナとレンジ(あとそれぞれニャースソーナンス枠に収まっているワンパチとバリヤード)だけでじわじわくるのに、サクラギ博士の悪人顔の破壊力のせいで腹筋が痛くて仕方ありません。ダークライに関しては自身の能力のせいで周囲に悪夢を見せてしまっているだけで、故意に行っているわけではないのだろうなぁ、と思いましたね。

 

 

ひぐらしのなく頃に

第5話「綿明し編 その弐」

 旧作からずっと気になっていた「魅音雛見沢症候群を発症するとどうなるのか」をはっきりと描いてくれた今回。圭一へのほのかな恋心をきっかけに徐々にメンタルが崩れていって、少しずつ彼を脅かす敵の存在を疑うようになる様子を見せられて戦慄しました。水面下で淡々と狂っていくかのような描写は怖かったのですが、愛する人への感情が暴走する中での発症という点ではちょっと可愛らしかったですね。この辺りは詩音とそっくりです。

 そんな詩音を絞殺するシーンにも驚愕しました。魅音にとって圭一を危険に晒した張本人ではあるのですが、本人も知らず知らずのうちに絞め殺してしまった、という結果が生々しくて恐怖を覚えます。(それでいて殺してしまった相手への責任感を持って動く辺りが面白いです)詩音に関しては目明し編などで大暴れしていた頃とは異なり非常に弱々しかったのが意外でしたが、案外魅音の前ではこういった気弱な面を見せる時もあったのでそこまで違和感はありませんでしたね。

 あとはやはり富竹と鷹野の逃走劇がはっきりと描かれた件が面白かったですね。去年話題になった「富竹トラック」の真相がここにきて明らかになって驚きました。理由付けも納得するのですが、2人が堂々と軽トラを盗むという絵面だけで不思議と笑いが零れてしまいます。

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第4話「Bal masque-仮面が嗤う夜-」

 この手の作品における「吸血鬼の吸血シーン」ってどうしてこう、色っぽいんだろうな・・・・・・今回はドミニクの血を吸うノエやヴァニタスの血を吸うジャンヌなどに若干気恥ずかしさを感じてしまいました。血の誘惑に逆らえずに思わず吸ってしまうような描写が多いことから、吸血衝動こそ彼らを人とは異なる吸血鬼たらしめる要素なのだと考えられますね。

 それでいて血を吸う以外に関しては人間と特に変わりない点が面白いですね。冒頭語られたノエの先生らしき人物の説明からしても、本作における吸血鬼は「恐ろしい怪物」ではなく、「別種の人間」ということがよくわかります。

 また今回ようやくヴァニタスの目的が明らかになったシーンが印象的でした。彼にとって吸血鬼たちの救済は“目的”ではなく“手段”、全ての吸血鬼を憎む蒼月の吸血鬼(本来のヴァニタス)への“復讐”の道具でしかないという情報には驚かされます。果たしてヴァニタスは先代ヴァニタスにどのような恨みを持っているのか、そしてそんな復讐心を抱きながらどのような心情で“ヴァニタスの名”を名乗っているのか、主人公の抱える闇の深さに興味津々です。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・X

第4話「色っぽい執事と仲良くお茶をしてしまった・・・」

 何かと一緒にいる相手を攻略してしまうことに定評のあるカタリナですが、今回は何と自分を攫った首謀者とも仲良くなってしまいました。誘拐された身でありながら、黒幕の手先と徐々に打ち解けていく様子は中々に面白かったです。

 ルーファス(ソラ)の壮絶な少年時代(この世界カタリナの周辺以外は割と悲劇的な話多いよね)に「カッコいい」という感想を抱くカタリナと、そんな彼女に絆されていくルーファスが印象的でした。カタリナからすれば周囲に縛られない生き方カッケーといったところなのでしょうが、ルーファスにとってはかつて様々なことを教えてくれた男と同じように、自分の存在を肯定してくれるに等しい言葉だったのかと思います。カタリナに対して好感を抱くのも納得がいきますね。

 そんな新たなライバルが出現したことに焦ったジオルドがカタリナにキスするラストには衝撃を受けました。公衆の面前でいきなり唇を奪うのはどうかと思いますが、ここまでカタリナ関連で不遇気味だったことを考えると個人的にはジオルドを応援したくなりますね。あと驚愕する周囲の中で若干むっつりスケベ的反応を示したソフィア(手で顔を隠しているようで隠してないのはスケベポイント高い)が地味にここすきポイントだったりします。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第41話「最強の剣」

 ついに来ましたダイの最強武器「ダイの剣」のお披露目回。着飾らないストレートな名前、いざという時にしか鞘から抜けない仕様、そして圧倒的なパワーなど、素敵な要素満載で実にカッコよかったです。(名前に関しては昔は色々不満もありましたが、今となってはかなりカッコいいと思えますね)鬼岩城とのバトルでも内部から破壊するシーンのド迫力な構図に胸打たれながら、瓦礫の中から勇ましい姿で現れるダイに惚れ惚れしました。前回に続く超作画も相まって大興奮で見ることが出来ましたね。

 他にも素顔を見られたことに関してブチギレるミストバーンが面白かったですね。顔を見ていないポップに対しても八つ当たり気味に痛めつける激昂ぶりはこれまでの寡黙なイメージとは真逆の様相を呈していました。特にヒュンケルを相手にしている時の怒りと愛着が入れ混じったかのような態度が興味深いです。意外と激情家な面があるミストが見られて良かったです。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第58話「交差する運命」

 以前から怪しく暗躍していた「ゴーハ・ユウオウ」とのデュエルがついにスタート。劇団モチーフのカードを使ってくることから『ARC-V』がモチーフのようですが、他人は全て自分の劇を盛り上げるための道具として見ているかのようなユウオウのキャラクターが元ネタ以上にヴィランらしくて面白かったです。(遊矢というよりもデニスっぽいです)それでいて逆転の女神といった懐かしカードまで使ってくるのがまた興味深いですね。

 そしてそんなイメージを全て吹き飛ばしたのが「フュージョン召喚」。OCGの融合召喚にあたる新召喚法が出てきて度肝を抜かれました。(「フュージョン」とカタカナ表記なのはシンクロやエクシーズを意識してのことでしょうか)モンスター同士を融合させて誕生したメタリオン・アシュラスターが「サイボーグ族」なる新種族まで引っ提げてきた点も驚きです。この新召喚に遊我たちがどう立ち向かうのか、はたまた彼らもフュージョンを習得するのか今後が楽しみになってきました。

 他にはラッシュデュエルロボが取れた腕を付け直すシーンが印象的でしたね。これまでひたすら突っ立っているか無理矢理踊らされているかしていなかったロボが自力で動いた時には驚きました。何より心を持たないロボットが自分の意志を見せるようなシチュエーションが大好物なのでちょっと感動しながら見てしまいましたよえぇ。

 

 

 クロニクルデッキに関しては今日発表された情報は衝撃的でしたね。

 

 

 墓地ソの切り札である《暴走龍 5000GT》がまさかの再録枠。過去何度か再録されてきたのですが、ついにデッキに収録されるというのは中々にすごい事態です。墓地ソを組んでみたいけど5000GTが高くて手が出せなかった人にとって朗報と言えるのではないでしょうか。

 そしてこのおかげでボルシャック側にもこういった高額カード、上記でも触れたボルシャックライシス辺りが収録される可能性が高まったのも嬉しいところ。収録されないかもしれないという一抹の不安もありますが、一緒に発売してくれるならアウトレイジに負けないくらい豪華な内容になるはずだ!と期待したいです。マジで頼むぞタカトミ&ウィザーズ・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。