『#シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』始動!
— 映画『シン・ウルトラマン』公式アカウント (@shin_ultraman) 2022年2月14日
『#シン・ゴジラ』『#シン・エヴァンゲリオン劇場版』『#シン・ウルトラマン』『#シン・仮面ライダー』
日本を代表する4作品がコラボレーションする夢のプロジェクト!
今後の展開にご期待ください。
公式サイト https://t.co/0DXUJvZ3Oc#sjhu pic.twitter.com/mgv0RPJEeN
先日、『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』なる新プロジェクトが発表されました。何でも『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』の4作品の夢のコラボレーションを見せてくれるという企画だそうで、僕も思わず驚きの声を出してしまいました。
こういった版権を越えたヒーローたちの共演は「コンパチヒーローシリーズ」が真っ先に思い浮かびますが、公開が控えている後者2作品も含め、全て庵野秀明氏が手掛けている作品というのが面白いところです。庵野監督のオタク心をくすぐる作品がこのようにコラボするにまで至ったかと思うと、何だか不思議な気分になってきます。現時点ではどのような内容になるかはまだわかりませんが、夢のある企画なだけにワクワクしてきますね。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ポケットモンスター
第97話「ヤドキング!カレーなる遭遇!!」
26話に登場したヤドンたちの島がまさかの再登場。しかも今度はガラルヤドンまで登場し、いつになく緩い空間が形成されていました。ガラルヤドランやガラルヤドキング(あばれる君さんの演技が結構好きです)とどれも見た目は原種と大きく異なっているものの、元は同じヤドン系統であることを感じさせるのんびり具合が特徴的です。
彼らのやり取りはシュールギャグそのものな一方、触れ合うことの難しさがいくつか見られたのが興味深かったです。自分たちとは異なる姿や食べ物に困惑し距離を置くヤドンたちの様子は、ある意味で異文化交流における壁の高さを感じさせてくれます。仲良くなりたいガラル側との温度差は少々キツかったですね。
その問題をカオス展開で解決していくものだからまたシュール。ガラルサトキングVSゴウキングのラップバトルが始まったかと思えば、カレーうどんが誕生するなど頭に疑問符が浮かびっぱなしでした。ヤドンたちのゆっくりとしたペースを、ヤドキングたち(の頭のシェルダー)が力技で進めたように思えます。
スローループ
第6話「難しい」
船に乗ってのシイラ釣りが描かれた今回は、何と小春が真っ先に釣り上げる展開が待っていました。登場人物はおろか釣った本人が一番驚きを隠せない様子だったのが微笑ましかったです。自分で成し遂げたことで釣りの楽しさを感じ取っているのが伝わってきました。他にも船に乗ってから即ダウンするわ謎の実況を始めるわと、いつにも増して小春のワチャワチャぶりが見られてほっこりさせられましたね。(釣れた者と釣れなかった者の「明暗」の構図もまた面白い)
さらに後半は一花の友人である「宮野楓(みやの・かえで)」が登場。ちゃらんぽらんな一花をたしなめる一方、彼女に助けられたこともある関係が可愛らしいです。狩猟で手にした獲物をお店で調理して出すジビエスタイルにも思わず見入ってしまいました。また劇中でひよりが触れていたように、狩りも釣りも「自然に寄り添っているもの」として捉えていく描写が印象的でしたね。似たような趣味を持つ者同士で通じ合っていくような、優しい空気感に大いに癒されます。
ヴァニタスの手記(カルテ)
第17話「Vengeance-悪夢に触れる手-」
前回に引き続き驚きの内容がてんこ盛りだった今回。何と言ってもネーニアの正体が女王だったことに衝撃を受けました。以前からヴァニタスの発言からして無関係ではないと思っていたものの、ストレートな答えを出してきましたね。ボロボロの影のような姿が美しい女性へと変化するシーンの鮮烈さと合わせて、目に焼き付くシーンでした。(それにしてもルカの兄がしれっと出てきましたね・・・・・・)
女王の正体判明でとんでもないことになった中、ヴァニタスとノエのいつも通りのやり取りが見られたのは個人的なここすきポイント。ひねくれ者と正直者がぶつかり合いながら、力を合わせて事件解決に向かう様子は見ていてテンションが上がります。ローランの助けも来てクライマックスが近づく中、まずはジャンヌの方を助けに行くのも気になるところです。「道具」として壮絶な過去を過ごしてきたことが明かされた彼女を、ヴァニタスは如何にして救うのでしょうか。
ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン
第6話「エルメェスのシール」
今回は徐倫の出番はお休みで、代わりに1話で登場した「エルメェス・コステロ」が主役となったエピソードでした。シールを貼ったものを2つに増やすスタンド「キッス」を発現させた彼女の戦いが展開されましたが、非常にコミカルな内容に笑ってしまいましたね。当人にとって死の危険が迫っている緊迫したシーンが多数存在しているものの、全体的に緩急が激しく見ていてクスッとくる要素が多かったです。
エルメェスに関してはやはり「強か」あるいは「タフ」といった言葉が似合う印象を受けました。突然手に入れた能力を受け入れたうえで使いこなし、さらには不幸に振り回されながらも果敢に立ち向かう・・・・・・そういったポジティブな姿勢は見ていて勇気づけられます。(「毎日が月曜日ってわけじゃあない」の言葉が彼女のスタンスをわかりやすく示していますね)今回の敵「サンダー・マックイイーン」がひたすらネガティブで身勝手なキャラだった分、エルメェスの心の強さが光っていたと思います。
上述でも触れましたが、庵野監督の作品の内ウルトラマンと仮面ライダーは公開までまだ時間があるのがちょっと気になるところ。前者は今年の5月に公開するのでまだわかりますが、後者は公開が来年ということもあって先に上のプロジェクトの方が始動するのではないか?などと邪推してしまいます。本編よりも先にコラボで登場するライダーというのもそれはそれで面白そうですが、出来れば映画本編で先にライダー像を把握させてほしいところです。
ではまた、次の機会に。