※最終再臨絵&メインストーリーなどのネタバレ注意
2022年のバレンタインイベントが終了して早数日、皆様推しの礼装の交換は済みましたでしょうか?僕もある程度片付け終わったところです。
今回のバレイベは「礼装の一括受け取り」や「バディランク」といった新要素を実装してくれたおかげで例年とはまた違った感覚でプレイすることが出来ました。中でもバディランクは面白いシステムで、攻略のために連れ回すか、ただ推しのランクを上げるために控えに入れるかなど、色々考えることが多くて楽しかったです。イベント終了後にベストバディを見せてくれるサプライズも嬉しかったですね。(ちなみに僕のベストバディは上の画像の通りキャストリア。まぁ周回ですごい連れ回しましたからね・・・・・・)
イベントのストーリーに関しては『hollow ataraxia』を思いっきり意識したような内容が面白かったですね。サーヴァントになっても相変わらずネガティブ&豆腐メンタルなバゼットさんが、自分を肯定して新しい一歩を踏み出すまでを丁寧に描いていたのが素晴らしかったです。あちらの記憶はないものの、クー・フーリンの兄貴としっかり会えたエピローグには感動しました。
また彼女と合体しているマナナン・マク・リールとのやり取りも印象深いです。世話焼きお姉さん的キャラクター(また姉を名乗るものか・・・・・・)のマナナンさんに引っ掻き回される意固地なバゼットさんには見ていて癒されましたね。
カレンは例によって紙袋&ベイビィカレンとやりたい放題だった一方、バゼットを見守ってくれる存在としてしっかりシリアスもこなしてくれたのが嬉しかったところ。数少ない友人のために動いてくれる様子にはちょっぴりニヤニヤしてしまいます。
そしてどっかの復讐者さんも良い働きっぷりでしたよ!ありがとう!
そんなこんなでメインストーリーが楽しかったバレンタインでしたが、各サーヴァントのシナリオの方も見逃せません。というわけで例年通り、我がカルデアの(2021年3月から2022年2月までの)新規追加サーヴァントの中から、個人的に気に入ったシナリオ5つについて語っていきたいと思います。相変わらず文章が少し暴走気味ですので、ご注意下さい。
- 妖精騎士ガウェイン(バーゲスト)の「一口チョコマウンテン」
- パーシヴァルの「美しくも儚い花」
- ドブルイニャ・ニキチッチの「ダマスク鋼の短剣」
- エリザベート・バートリー(シンデレラ)の「ハロウィン・パーティーナイト!」
- 出雲阿国の「出雲キセルチョコ」
妖精騎士ガウェイン(バーゲスト)の「一口チョコマウンテン」
大きな大きなバゲ子のバレンタインは、予想通りものすごく・・・・・・大きいです・・・・・・。料理上手なだけあって普通に美味しそうなチョコを、オロオロしながらも渡してくれるバーゲストの姿が印象的でした。妖精騎士として毅然と振る舞う一方、奥手な乙女としての一面を見せてくれるいじらしさがたまりません。
また彼女のシナリオではキャストリアが出てきたのが意外でしたね。チョコ作りにおいて先輩であるアルトリアに相談する展開は納得すると同時に、彼女たちのやり取りにほっこりさせられました。(アルトリアの「頭オーロラ」発言はネタ抜きでひどいと思いましたが)2人とも気心の知れた「友達」になれていると思うと、ちょっぴりウルッときてしまいますね。
パーシヴァルの「美しくも儚い花」
円卓の騎士の一角・パーシヴァルの対応はまさに騎士、といったところ。相手の想いを真摯に受け止め、その想いにきちんと応える姿勢は見ていて気持ちがいいものでした。どこまでも他者を尊ぶ優しさは仲間たちからの評判通りです。(それでいて他の円卓勢と同じように、自分に関しては自嘲気味であることが気になりましたね。彼に限らず、円卓勢はもっと自分を許してもいいとつい思ってしまいます)
またその優しさがメリュジーヌ、そして妖精國のパーシヴァルにも向いているのが素晴らしいです。自分とは異なるパーシヴァルを尊重し、そのうえで彼の姉だった少女ときっちり話をしようと進む姿は見ていて応援したくなります。主人公がセッティングしてくれた2人の会話の行方も是非見てみたいところです。なのできのこ先生、このシナリオの続きも書いてくれませんかね?
ドブルイニャ・ニキチッチの「ダマスク鋼の短剣」
去年の年末イベントで登場したニキチッチのシナリオは、個人的に衝撃度の高いダークホースでした。人理のために戦い続ける主人公に激励を送ってくれるだけでなく、逃げる選択肢も用意してくれる献身ぶりに驚かされます。「生きることは戦い」だと教えてくれる一方で、主人公を戦わせる今の状況を快く思っていない点は去年見た一ちゃんのシナリオに通じるものがありますね。とはいえ彼ほど湿っぽく感じないのは、ニキチッチの快活な性格故でしょうか。
それでいてヤースカヤ(コヤンスカヤ)たちのことについて聞いてくる様子が素敵でした。保護者気質な彼(彼女)でも、娘相手にはどこか及び腰になってしまうのが可愛らしいです。彼女たちを誰よりも大切に想っているからこその自信無さげな態度を見ていると、これまた気持ちが暖かくなりますね。不器用な父親の愛情が娘2人に届くことを願うばかりです。
エリザベート・バートリー(シンデレラ)の「ハロウィン・パーティーナイト!」
何度も出てきて恥ずかしくないんですか?なエリちゃんシリーズ最新作、シンデレラエリちゃんは例によってカオスな光景を見せてくれました。バレンタインのチョコを子イヌ(主人公)と一緒に作るというありそうでなかったシチュエーションは新鮮でしたが、その後のドタバタっぷりは相変わらず。キッチンの守護者や味見役にされた緑茶さんたちなど、多くの人たちを巻き込みながら突き進んでいく様子は実にエリちゃんらしかったです。
そんな中で面白かったのが後半繰り広げられた他のエリちゃんたちとの会話。何気に勢揃いしたエリちゃんシリーズ相手にリードしていることをアピールし、火花をバチバチさせるシーンには少しだけハラハラさせられました。しかし作ったチョコをみんなで食べようと誘うラストにはびっくりしましたね。誰かと喜びを共有するようになったエリザベートを見ていると、こちらも自然と顔が綻んできます。そういった意味で彼女の成長を感じさせるシナリオでした。
出雲阿国の「出雲キセルチョコ」
今年のマイベストバレンタインはこちら、出雲阿国。いつものように演者としての派手派手な姿を見せつけてきたかと思いきや、主人公に照れる初心な一面を見せてきた時はキュンときてしまいました。常に明るく陽気な姿を演じている阿国さんですが、年頃の少女らしさも兼ね備えているとは何とも凄まじいです。
何と言っても主人公の部屋を後にしてからのシーン全てが可愛い!自分でも予想だにしなかったこそばゆさに戸惑う様子は破壊力抜群です。そのうえで洒落っ気な態度を崩さず、自分の感情を受け入れていく辺り、彼女の根っこの強さが感じられます。斬ザブローとのコントのようなやり取りも見ていてどこか楽しくなってきます。レベルの高い可愛らしさ・愛らしさを見せてくれた阿国さんを引いて本当に良かったと、改めて思いましたね。
というわけで今回紹介する推しは出雲阿国です。
去年のぐだぐだイベントで突如登場した新たなサーヴァントで、当初見た時から妙な魅力を感じていました。ハキハキとした軽快な喋り方をしながら、その実聡明で理知的な面も併せ持つそのキャラクターにすぐに惹かれたので、こうして引き当てることが出来て良かったです。他にも初登場のイベントで語られた「お花ちゃん」との過去、それを胸に抱きながら友のことを想う姿など、かなり味わい深い傾奇者といった印象を抱かせてくれます。
バトルに関してはキャスターとして史上初である単体クイック宝具持ちという点も特徴的。ウチのカルデアにはイリヤや三蔵ちゃんがいるので出番はなしかと思っていたら、異様にアタックの数値が高いことに気付いて驚きました。宝具威力はもちろんのこと、「スターを集めてクリティカルで殴る」戦法も出来るので、キャスターとは思えないほどの高火力を叩きだしてくれます。そのうえ魔性属性持ち相手にはさらに火力が上がるのが恐ろしいところ。今度同じ魔性特攻持ちの式部さんと合わせて活躍させてみたいと思います。
さてバレンタインイベントの次は当然ホワイトデーのイベントですが、こちらは本日配信されたサテライトステーションで様々な情報が公開されましたね。まさかまさかの「メガネ」にスポットを当てたイベントになるそうで驚きました。
【カルデア広報局より】
— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject) 2022年2月27日
期間限定イベント「15人の理知的なメガネたち」開催決定!お知らせ内では、「15人の理知的なメガネたち」で登場する霊衣のイラストやイベントの情報を先行してお届け!詳しくは→https://t.co/UJwL3xbvH7 #FGO pic.twitter.com/tGc6x6De3T
しかも既存のサーヴァントの内の13騎に「メガネ霊衣」を実装するというのですからこれまたとんでもないです。メガネを愛する人たち(某『氷室の天地』の作者とか)にとってたまらないイベントになることは間違いないでしょう。僕もエルキドゥやネモ辺りのメガネ姿に目が留まってしまいます。
そして一部公開されたイベントシーンで姿を見せた「マイケル」なる人物も気になります。実にメガネが似合う正統派のイケメンキャラですが、彼は果たしてサーヴァントなのか、だとすればどんな英霊なのかで疑問が湧いてきます。マイケルという名前はサラザールの件を考えると偽名の可能性もありますが、もし真名だとすればどんな英霊なのでしょうかね。(マイケルというと真っ先に思い浮かぶのは「マイケル・ジャクソン」ですが・・・・・・まぁこれはないですよね)彼が何者なのかを考えつつ、イベントが開始する水曜を待っていたいと思います。
ではまた、次の機会に。