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2022年春アニメ簡易感想 その16

 

 

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 先日沖縄北谷町にてピカチュウが大量発生するイベントが行われていた模様。「めんそーれ沖縄!ポケんちゅ集合チュウin北谷」と題したこのイベントは沖縄の魅力を国内外へ発信する「そらとぶピカチュウプロジェクト」の一環で、約50匹ものピカチュウが集結するピカチュウ好きにはたまらない内容となっていました。

 上の動画ではその時のイベントの様子が撮影されていますが、大量のピカチュウが軽快に踊る光景がまず目に焼き付きます。着ぐるみのピカチュウだらけの絵面は正直怖いという感想を当初抱いてしまいましたが、それを純粋に喜ぶ子どもたちを見ているとそう思うのも馬鹿馬鹿しくなってきました。(動画の00:57辺りの左下、ピカチュウを前に踊る女の子が特に可愛らしいです)目の前の大好きなものをありのまま受け入れ、楽しむことの大切さをこのニュースと動画の子どもたちに教えてもらった気分です。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第109話「VSキバナ!マスターズエイトをかけた戦い!!」

 ついにやってきたキバナとのバトル。ドラゴンタイプ使いということでサトシも様々な手を講じてきたものの、それを実力でねじ伏せるキバナに早速惚れ惚れしました。しかしサトシたちも負けておらず、特にゲンガーがヌメルゴンと相打ちに持っていくまで粘ってみせたことに感激させられましたね。

 極めつけはルカリオが前回ゲッコウガとの特訓で編み出した元気玉特大はどうだんを繰り出すシーン。かつてない落ち着きを手に入れたことで冷静に戦況を見て、キョダイマックスジュラルドンを倒してみせた瞬間は爽快感抜群でした。サイトウ戦に続いてルカリオが大金星をあげたことに興奮が止まりません。

 またサトシとキバナのバトル中の会話も印象的。ダンデと戦いだけでなく、勝ちたいという意志をしっかりと確認しあう関係に思わず惹かれてしまいます。前回のキバナの描写もあって、ハングリー精神の大切さを確認させられますね。

 

 

まちカドまぞく 2丁目

第5話「かちこめ! 桃色のシャミ子奪還作戦!」

 情報の濁流に呑みこまれそうになった今回。前回知り合いになった白澤店長たちから桜さんがコアになっていることを筆頭に、次々と新事実が明かされていく前半は実に慌ただしかったです。(それらをわかりやすくまとめてくれた良ちゃんGJ)

 シャミ子が自身の記憶の中で手がかりを探す後半パートはシャミ子のトラウマ描写が目に留まりました。リリスが言っていたようにこれほど辛い過去を幼少の頃に経験していたのにも関わらず、真っ当に育ったシャミ子に改めて驚かされます。1期での桃の過去のメンタルケアのことも考えると、シャミ子は案外強かな子なのかもしれません。

 そしてラストには桃の姉である「千代田桜(ちよだ・さくら)」がついに登場!シャミ子の記憶の中から出てきたということは、10年前にコア(猫)になった桜がシャミ子と同化したということでしょうか。いよいよその辺りの謎にも触れられるようでワクワクしてきますね。

 

 

かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

第5話「藤原千花は刻みたい」「早坂愛は話したい」「四条眞妃は頼りたい」

 毎度おなじみ会長と藤原書記の特訓エピソードが3期でもやってきました。今回は以前問題視されていた会長のラップの特訓をする内容でしたが、最初に藤原が会長からラップの真髄を教えてもらう流れのおかげで今までとは異なる新鮮さがありましたね。教える側と教えられる側が逆転したかと思ったら、それでいて最終的にはいつも通りの関係に収まるのもまた安心感があります。

 そして早坂の問いに答えるラップパートは異様に力の入った演出に驚愕しました。映像の暴力で殴りつけつつ、カオスな空間を形成していくやり方には愕然とする他ありません。何より原作でも印象深い「甘酸っぱい青春に憧れる早坂の本音」のシーンは、彼女の抑えつけていた感情が爆発している様を的確に表現していて感動しましたね。特殊EDもこれまた凄まじいクオリティでしたし、制作側のラップ回の思い入れの深さを感じ取ったような気がします。

 落ち着いてラストはマキちゃんの相談回その2。告白出来ないヘタレ3人があーだこーだ言いあう中で、彼女らの間に親近感が湧いてくる様子が伝わってきました。気の許し合える男友達を得たマキちゃんのウキウキ姿を見て大変癒されましたね。

 

 

処刑少女の生きる道(バージンロード)

第6話「【回帰:記憶・魂・精神】」

 アカリの豹変、そしてその理由に開いた口が塞がらない・・・・・・突如自分の能力を使いこなすアカリにまずビビり(神官たちを容赦なく消すシーンは中々にショッキング)、彼女にもう1つの記憶が存在していることが判明した回でした。もう1人のアカリはメノウに対する執着が普段よりも強くまるで別人ですが、後述の理由を考えると普段のアカリもこうなる可能性があるということでしょうか。

 その理由こそ「このアカリはメノウが自分を殺せなかった時間軸から来た」という事実。本作がまさかのループものであることがわかったと同時に、アカリのメノウに対する異様な好感度の高さに納得がいきました。他にもこれまでのアカリの言動などもメノウに殺してもらうためのお膳立てだとわかり、過去の違和感も一気に腑に落ちましたね。大好きな人に殺してもらおうと暗躍するアカリの恐ろしさに震えが止まりません。

 また今回はブチギレたモモの暴走ぶりも目に焼き付きました。傍から見ると突然泣きながら怒り出したように見えますが、メノウへのプレゼントを傷つけられたことを思うとこうなるのも仕方ないと言えます。しかしその怒りようはやはり異常で、モモのメノウへの執着もまた異様に強いと感じましたね。アカリに加えモモと、重い感情をぶつけてくる2人に対し、メノウがどのような対応を取っていくのか気になるところです。

 

 

阿波連さんははかれない

第6話「強すぎじゃね?」

 度々行われてきた阿波連さんとライドウの対決がさらに激化していくものの、この作品特有の全体的に緩い雰囲気で進む様子が実に微笑ましい回でした。水泳に卓球、ボウリングと様々な遊びの中でビギナーズラックを発揮していく阿波連さんと、色々策を弄しても勝てずにいるライドウの光景が実におかしかったです。(何かと引き分けを主張してくるライドウはさぁ・・・・・・)そんな阿波連さんもライドウ以外には勝てないのがまた面白いですね。阿波連さんはライドウ特攻なのかな?

 そして記憶を失った阿波連さん・・・・・・ではなく、弟の「れん」くんが登場した後半も印象的。甘えたがりの可愛い男の子ですが、一方で変な勘違いをするライドウをからかう小悪魔的要素も備えているので早速彼に惹かれてしまいました。可愛らしさと油断出来ない部分を持ち合わせている、という点はどこか阿波連さんと似ていて、ある意味で姉弟らしいと思いましたね。

 

 

理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ(ハート)

第6話「理系が恋に落ちたので証明を終了してみた。」

 勝った!第2期完!!リケクマ「もうちょっとだけ続くクマよ」1話と酷似したシチュエーションから始まったかと思ったらかつてないほどラブラブなデートを繰り広げる雪村と氷室にまずびっくり。しかし氷室が「“好き”を決めるのは個人の恣意的条件」であることを雪村に教えるシーンに一気に引き込まれました。視聴者からすれば当然の理屈に気付くのにどれだけかかっているんだ、と思ってしまいそうですが、彼らにとっては青天の霹靂であることは容易に想像出来ますね。

 そして各特徴を列挙していく雪村(『ファ美肉おじさん』で似たようなの見た!)に笑いつつ、互いに相手のことが好きであることを自分なりに証明していく様子には終始ニヤニヤさせられました。実験関係なく好意を隠さなくってきていることはもちろんのこと、恋という不確定なものにも一定の理解を得てきた雪村の変化などが特に微笑ましく思えますね。1期のEDを流しつつ本格的に結ばれたバカップルに思わず祝福を送りたくなる回でした。まぁその直後に次なる“好き”の実験を始めるのですが・・・・・・

 

 

 さてポケモンといえばアニポケがいよいよ大詰めに差し掛かっていることも忘れてはいけません。上述のキバナ戦を勝ち抜き、マスターズエイトにまで登りつめたサトシがいよいよトーナメントに挑むと思うとワクワクが止まりません。

 サトシ以外のマスターズエイトのメンバーも興味深いです。サトシとダンデを除けば各地方のチャンピオンが揃っている(サトシはアローラチャンピオン、ダンデはガラルチャンピオンとして捉えることも出来ます)中、アランが彼らと名を連ねていることに驚かされます。カロスリーグでサトシと覇を競い合った彼がここまで来ているというのが何とも感慨深いです。アニポケシリーズの集大成となるであろうこの戦い、早く見てみたいものです。

 

 

 ではまた、次の機会に。