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2022年夏アニメ簡易感想 その15

 

 

 

 今年の1月に日本で公開され大ヒットを記録した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。そんな本作をファンがより楽しめるようにしたスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION』という特別版が来月限定公開されるとのことです。既に映画館で数度本作を観た身としては、また映画館のスクリーンであの興奮を味わえることに喜びを覚えます。どのような追加要素があるのかはまだ不明ですが、より良いものになっているだろうという確信は何となく感じられますね。

 また上のツイートにある新ポスターのビジュアルも素敵ですね。3人のピーターを正面にしつつ、MJといった仲間たちを中心に配置した構図にどこかウルっときます。(あとタイトルの真上にいるエレクトロの大ボス感がすごい)1月に観た時の興奮がよみがえりそうです。上映館が限られているのが残念なところですが、機会があれば観に行ってみようかなと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『ポケットモンスター』はお休みだったため感想はありません。

 

 

ラブライブ!スーパースター!!(2期)

第6話「DEKKAIDOW!」

 きな子たち1年生組の悩みが描かれた前回に対し、今回は夏美の問題の解決が描かれるという意外な展開が待っていました。夏美が動画広告に執着する理由が自分の才能の無さにあることが明らかになっていく前半では、彼女の複雑な心境が読み取れます。お金稼ぎも自分がそれしか出来ないからしているに過ぎず、むしろ夢のためにひたむきになれる人に憧れているという背景には驚きつつも共感させられました。きな子の問題が先送りになっていることには困惑させられたものの、夏美のキャラクターに一気に惹かれましたね。

 そんな夏美がLiella!に加入するまでに前半はきな子、後半はかのんという過程で「一緒に夢を叶えていく」ことについて語られたのも大きなポイントでした。憧れの先輩たちを目標にいつか超えていきたいと明確な道を見据えていくきな子と、そんな後輩たちとも共に何かを成し遂げていく喜びを分かち合いたいかのんの違いは中々に印象に残ります。それでもみんなと一緒なら成し遂げられるという共通点が夏美の心に響いたことにも納得がいきますね。9人揃って初めてのライブシーン含め、ようやく足並みが揃いつつあることを実感させられる回でした。

 

 

Engage Kiss

第8話「望んでなかった真実」

 サブタイトルの通り、シュウにとって望んでいなかった真実が露になった今回。情報屋と仲介屋それぞれの正体を追っている途中で三上刑事が殺されただけでもショッキングなのに、マイルズが犯人だと判明するラストにはさらに驚愕させられました。どちらもシュウにとって良き理解者だっただけに、そんな仲間を失うことになってしまった彼の心情は察するに余りあります。三上刑事の死体を前にシュウが崩れるシーンは、見ていて胸が痛みましたね。

 一方で2話から登場していた変人生徒会長「蜂須賀ミハイル(はちすか・ミハイル)」の正体には別の意味で衝撃的。父親と同じ天然かと思いきや、警察長官と情報屋という結構濃い事実はあまりにも予想外です。とはいえナルシストな部分は素のようですし、そのキャラのおかげで三上刑事の死のショックが幾分か和らぎましたね。

 とはいえベイロンシティが超監視社会であることが判明するなど黒い部分も多く見られました。「個人の自由を尊重するが、行動に責任を取ってもらう」というミハイルの言葉通りに、制限された自由を敷く体制にはゾッとするばかりです。

 

 

リコリス・リコイル

第8話「Another day, another dollar」

 たきなの経営者としての手腕が明らかになった今回。赤字が続く喫茶リコリコを救うためにあの手この手で節約とお金稼ぎをこなしていく様子は、非常にテンポが良く見やすかったです。千束の扱いも大分わかってきたようですし、終盤の彼女にプレゼントを贈るシーンからも彼女のことを想っているのが伝わってきます。若干束縛が強いですが、千束の良き相棒になりつつあると感じましたね。でもどう見てもウ〇コにしか見えないデザインのスイーツを出すセンスはどうかしていると思う。

 そして後半は真島が千束の家に侵入するというまさかの展開のおかげで一転して緊張が走りました。ただ千束と映画の話で盛り上がったりと、共通の趣味を抱えているほんわかした絵面だった辺りに苦笑いしてしまいます。この描写から見るに、千束と真島は根本的には相容れないだけで性格的には気が合うということでしょうか。(あと真島の能力が「聴力」だという点も、千束との対照として描かれているように感じます)

 何気に例のタワー事件からかかわりのある2人とアラン機関との関係、そういった因縁が次々と明らかになっていく興味深い回でもありました。それだけにラストの千束の危機にハラハラしてしまいますね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第91話「バーンの真実」 

 長いこと引っ張ったミストバーンの正体……凍れる時間の秘宝によって仮死状態にした本物のバーンの肉体に霧状の魔物ミストが憑依することで完成した姿であることにようやく説明が入りました。そうして復活した真バーンの声の凛々しさも印象に残ります。(また真バーンの声が子安さんで、ミスト本来の姿は古川登志夫さんが声を担当していたのが興味深かったですね)ついに本来の姿となったバーンの登場によって、本当の戦いがこれからだということを強く感じさせられます。

 他にもミスト自身の目的や心境が語られたのもポイントでした。強い相手の体を乗っ取れば簡単に強くなれるミストが、自らを鍛えて強くなっていく者たちにあこがれを抱いていた事実に驚かされます。ハドラーのようなストイックな戦士たちに敬意を払っていたのも納得の理由ですし、そうすることが出来ない自分にコンプレックスを感じているミストに悲哀を覚えます。とはいえマァムを乗っ取ってその体で暴れたり、果てはスペアボディとしてヒュンケルを狙うなど悪辣さは十分に残っていますが。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第21話「侵入者ルール破ってルルルルル」

 前回の敗北に対する責任感に駆られてしまったユウディアスがどうなるのか不安になって今回のエピソードを見たところ、シャツと一体化していた光景に唖然となりました。こんなど根性ガエルよろしくな方法で敵に捕まるというのはあまり見たことがありません。今回のユウディアスは終始暗い表情を見せていただけに、この仕打ちには結構くるものがありますね。

 そんなユウディアスを助けるために再び地下に向かう遊飛たちが後半描かれましたが、ジャージデビル星人の義理堅さが個人的にはグッときましたね。他にもヘソ81号だけ逃げ出して遊歩たちに助けを求める須海(エンディングのキャスト欄には笑った)など、宇宙人キャラがここにきていい感じに活躍してきているのが微笑ましいです。

 そしてラストに登場した盗賊団の首領「霧島ロヴィアン(きりしま・ロヴィアン)」にも驚愕しました。噂に反して優雅な見た目をしているのもそうですが、前作のロミンや今作のロンドンと同じ霧島姓だったのはかなりの予想外です。行方をくらましたロンドンとの関係性含め、今回の事件の全容が気になるばかりです。

 

 

 スパイダーマンと言えば、ピーター3もとい『アメイジングスパイダーマン』でのピーターを演じたアンドリュー・ガーフィールド氏が先日20日に誕生日を迎えたとのこと。おめでとうございます!

 

 

 映画シリーズとしては2作で終わってしまったアメスパから約10年、アンドリュー氏のピーターがまた見られるとは思ってもみませんでした。そういった意味でもノー・ウェイ・ホームは本当に素晴らしい作品ですね。せっかくなのでアメスパなどを再度見て、来月の特別版上映に備えていきたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。