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デュエル・マスターズ WIN 第10話「激突!異世界デュエマ!!」感想

ゴース!ゴスゴスゴース!!

我々は一体、何を見せられたのだろうか……?

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  • 狂気のザコシショウタイム

 前回ハリウッドザコシショウさんがハリウッドザフクシャチョウを演じたことで(ある意味で)話題になったデュエマWIN。今回はさらにザコシショウ本人が出演した特別編だったのですが…………意味不明としか言えないような……おかしな展開を延々と見せつけられ困惑が止まらなかったです。ウィンがいきなりCGとなり、実写のザコシショウに絡まれる絵面がまず衝撃的で、実写とCGの融合がとにかくシュールでしたね。ザコシンフィールド」なる空間にウィンたちが閉じ込められたという体でしたが、それを差し引いてもよくわからない光景が広がっていました。*1

 何よりとんでもなかったのはザコシショウのギャグの連続。前回のアニメでも少しだけ見せていた持ちネタを、今回は全力でやってみせていた印象です。ファンとしては嬉しかったのかもしれませんが、とにかくやることなすこと全てがバラエティ番組のノリだったのもあって、見ている内は唖然とするしかなかったです。(というかデュエマ中でもギャグを挟むのでテンポがめっちゃ悪かった気がします

 極め付けはザコシンフィールドから脱出したウィンのオチ。ザコシショウがそのままウィンのお面を被った状態で「ザコシショウに乗っ取られたウィン」だと言い張るかのような絵面には本当にビビりました。強引さもここまでくるといっそ清々しいです。このように終始ザコシショウのペースで話が進んでいたので、見ている間はずっと「何、この…………何?」といった感想しか出てこなかったですはい。

 そんな風邪を引いた時に見る夢とも言うべき内容を同時間帯の番組がお休みのタイミングでやったことにも正直ドン引きしてしまう、とにかく理解不能な前半でした。一応ジャシン帝VSボルメテウスという夢のバトルをいつものデュエマのCGで見れるなど、見どころがなかったわけではないのがタチが悪いです。僕自身デュエマアニメを長い期間見続けてきましたが、これまでのカオス展開が可愛く思えるほどの狂気でしたね……

 

 

  • 意外な序盤までの振り返り

 そんなとんでもない前半を乗り越え、後半からは通常の総集編に突入。内容そのものは至って普通の振り返りでしたが、不思議といつものデュエマが見れたことに喜びを覚えましたね。前半はそのありがたみをわからせるためにあんな意味不明な内容を……!?いやないか。

 それはともかく、先ほども言った通り本作『デュエル・マスターズ WIN』のこれまでをおさらいするための総集編でしたが、意外にも1話~3話までの内容のみの振り返りとなっていました。ウィンの解説付きという都合上前回のカイザ関連のエピソードは無いのは仕方ないにしても、3話続いた大会編の話すらされなかったことには驚きを隠せません。尺の都合で話しきれなかったというのもあるのでしょうが、このカットは「ウィンがカイザに挑む」までの流れが本筋であることを意味しているのかもしれない……などとちょっと考えてしまいます。

 改めて序盤を見返してみた結果、ウィンの楽観的なキャラクターの濃さが全面に出ていることを実感しました。邪神くんの登場によって変わった環境をものともせず楽しむ姿勢、カイザのような強敵の存在にワクワクする性格は何度見ても舌を巻きます。恐らくウィンはどんな時でも自分本位どころかデュエマ本位であるのでしょう。それだけにナチュラルに失礼な時もありますが(ボウイが怒った理由がまるでわかっていない辺りそういうところだぞ)、そう言った点も含めて魅力的な主人公と言えます。それ故今後ウィンが苛烈なカイザと如何にして対面するのか、非常に楽しみになりましたね。

 

 

 さて次回からのデュエマWINは本編再開。今度はカイザに続いてボウイにスポットが当たるようです。D4の座を貰いながらウィンとのデュエマ以降、負け続きだったボウイが再起を図るために特訓するとのことで、彼のひた向きさに早速胸を打たれます。初登場してからずっと良いところがなかっただけに、ボウイにはここらで挽回してほしいものです。カイザに厳しい言葉を浴びせかけられるかもしれませんが、頑張れボウイ!!

 他にもD4の残りのメンバーが登場する点も見逃せませんね。彼らは果たしてどのようなキャラなのか、その実力は如何ほどなのか実に気になります。個人的には如何にも水文明を使いそうな飄々とした若者に目が留まりますね。こういったイケメンに限って意外とぶっ飛んでるかもしれない……

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:視聴後に調べてわかったことだが、ザコシショウのYouTubeチャンネルのオマージュネタが多数ある模様