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デュエル・マスターズ WIN 第26話「最強の4人」感想

さぁ、デュエマ人生に繰り出そう

マイハマ学園って大丈夫?変な学園長がいたりしない?(某ディスペクター合体おじさんを思い浮かべながら)

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  • 夢と友情をめぐる青春模様

 カイザとの戦いも一旦決着し、平穏な日常を取り戻したウィン。今回はそんな彼と友人たちのぶつかり合うが繰り広げられました。ボウイに「マイハマ学園」なるデュエマ専門の学園に誘われるものの断ったウィンと、それに憤るランナーたちの様子は中々に見せられましたね。もうすぐ進学する子どもたちが、進路で悩む展開はある意味で定番と言えます。何より夢か友情か、といった風な青春ど真ん中なやり取りは個人的にも大好物です。

 そして本筋はランナーの感情の揺れ幅が魅力的に映りましたね。ウィンとは一緒にいたいけど、彼の夢の邪魔はしたくない……そんなモヤモヤを抱えながら自分でもどうしていいかわからず喚いてしまう辺りが実に微笑ましかったです。モヤモヤを晴らすために山籠もりしたのはビビりましたが。またウィンも明らかに無理している節があり、同じようにモヤモヤを抱えていたのが印象的。こういった自分の感情に振り回される少年たちの青春は、やはり見ていて胸打たれます。(そのためランナーを支えてくれるうんちくといいやん、ウィンに優しいアドバイスをしてくれるパパリンのファインプレーが光りますね)

 そんな両者が一旦落ち着いたうえでデュエマで激突してからの流れは何とも感動的。「ウィンが強い相手とデュエマしている時が何よりも楽しそう」だということに気付いたランナーたちが、ウィンを送り出すシーンにはどこかウルっとさせられます。今回の中盤で明かされたランナーの過去から、「楽しいならそれで良くね?」というセリフを返す演出がまた素敵です。登場初期から度々ウィンとランナーたちの日常回を見てきた身としては、ここまでの積み重ねもあって感極まってしまいました。これで友人3人の出番が終わると思うと寂しくなりますが、彼らには今後もちょくちょく登場してほしいですね。

 

 

  • 未知(?)のマイハマ学園

 さてボウイが語ったマイハマ学園についても色々と気になる点が多かったですね。D4をはじめとしたデュエマのエリートを輩出してきた「デュエリストのための学園」ということで、ありとあらゆることをデュエマで学ぶというぶっ飛びっぷりにちょっとビビってしまいます。国語や数学はまだしも、歴史や科学とかもデュエマで教えるとか出来るのか……?とつい考えてしまいますね。(まぁこの手の突拍子の無い設定はあるあるですが)

 あとデュエマに関する学園というワードから、直近の『キングMAX』で出てきた王来学園のことも思い浮かべてしまいました。あちらとは別世界の話であることは理解しているつもりでも、前作の出来事を思い出してつい身構えてしまいますね。とはいえウィンがデュエマの道を極めるためにマイハマ学園で腕を磨くべきなのは今回しっかりと描かれていたので、劇中のランナーたちのように気持ちよく主人公を送り出していきたいところです。

 …………などと思っていたのですが、うんちくの口から飛び出した「入試は既に終わっている」発言には思わずズッコケてしまいました。ここまで進路の話云々を描いておいてオチがそれかよ!?とツッコまずにはいられません。ボウイもボウイで入試が終わっている学園に誘う意味不明なことをした事実にも笑ってしまいますね。まぁここまできてウィンが入学出来ない展開にはなるわけないので、何かしら他の入学手段があると見ていいでしょう。というかそうじゃないとボウイの行動が意味不明になってしまうし……ここまで来たらウィンには是が非でもマイハマ学園に入学してほしいです。

 

 

 他にも今回のデュエマパートがいつにも増して超豪華だった点も忘れてはいけません。ランナーとうんちく、いいやんの3人がカードを持ち寄って作った混成デッキでウィンに挑む構図にグッとくる中、使ってくるカードのガチっぷりには驚愕させられました。

 予告で使われることが示唆されていた《流星のガイアッシュ・カイザー》や《天災 デドダム》だけでなく、《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》が出てきたことは予想外でしたね。ランナーの切り札である《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》をヴェノミック・ハザードで何度も墓地回収し、何度もEXターンを得る【ヴェノミックガイアッシュ覇道】にカスタマイズしてきたことには舌を巻くばかり。現実の環境でも活躍しているカードを多用してくる辺り、絶対にウィンに勝つというランナーたちの強い意志が伝わってきます。

 対するウィンも《秩序の意志》を使ってきたのでこれまたびっくり。クラッシュ“覇道”を破壊しても止められない状況で、懐かしの封印を使って除去するやり方には膝を打ちましたね。S・バックで手札を捨てることで、《お清めシャラップ》でリセットされた墓地を回復するテクニックがまた上手かったです。上述の友情の戦いがこうした全力勝負で出力されていることに胸が熱くなる、そんなデュエマパートでした。

 

 

 そして次回はウィンがマイハマ学園に入学するため、パパリンが伝説の合格請負人を呼び寄せる模様。ただその請負人がどう見ても22話に登場した桜本先生であることに吹き出してしまいました。おはスタで子どもたちにデュエマを教え、デュエマジ学園でも登場したあの先生がついにアニメ化されたと思うと感慨深いです。おはスタを見ている子どもたちにとっても、こういったゲスト出演は嬉しいでしょうね。

 それどころかデッドマンにイマムー軍曹、チアリにむーちゃんといったデュエチューブメンバーまで出演するというのですから衝撃的です。桜本先生がおはスタ視聴者に向けたファンサービスなら、さしずめこちらはデュエチューブ視聴者に向けたファンサービスといったところなのかもしれません。そんなゲスト出演陣が送るであろうカオス展開に期待が高まります。

 

 

 ではまた、次の機会に。