今月も書くことになりました雑記記事。今回は「Nintendo Direct 2023.6.21」にて発表されたゲームの内、まさかのFateのゲームが紹介されたのもあってそちらに触れていきたいと思います。Fateがいつの間にかニンテンドーダイレクトで紹介されるようになるとは……とちょっとしたことに感動しつつ、他の気になるニュースにもついても触れていく予定です。例によって雑多な趣味全開ですがよろしくお願いします。
というわけで以下、今回のお品書きです。
江戸の世にて新たなるサーヴァントの戦争が始まる
まずは新しいFateシリーズについて。FGOこと『Fate/Grand Order』も続いているシリーズの新作ゲームである『Fate/Samurai Remnant』の情報が任天度ダイレクト内で先日公開されました。去年のTYPE-MOON大晦日特番のラストに告知された作品の詳細がついに届いたわけですね。上でも書きましたが、任天堂の告知に堂々とFate名前が出てくるようになったことにまず感慨深いものを覚えます。
それはともかくゲーム本編そのものは慶安四年の江戸を舞台にして繰り広げられる聖杯戦争を描くとのこと。公式ホームページの解説によると聖杯は「盈月(えいげつ)」、聖杯戦争を「盈月の儀(えいげつのぎ)」と呼ぶようです。これまで過去の日本での戦いはFGOでも度々描かれてきましたが、それらとは独立した作品として描くのは中々に挑戦的だと思います。しかも主人公が宮本武蔵の養子兼弟子である宮本伊織（2019年のFGO水着イベで武蔵ちゃんが使っていた偽名の元ネタですね）という、史実の人物をマスターにしている点も面白いです。江戸時代ならではの聖杯戦争に早速興味が湧いてきます。
そんなゲームに登場するサーヴァントたちの真名についても気になるところ。まず主人公の伊織と契約したセイバーは男子とも女子とも取れる中性的な容姿ですが、果たして何者なのでしょうか。型月のことだからまた女体化しているかもしれませんが、案外そのまま男の英雄をセイバーにしている可能性もありそうです。他にも武蔵ちゃんがバーサーカーをやっていたり、ジャンヌオルタらしきランサーや平安関係っぽいロボ鎧姿のアーチャーなど誰なのかと考えてしまうサーヴァントばかり。FGOで真名を隠すことが久しくなった最近のFateで、こうした「登場サーヴァントの真名を探る楽しみ」を久々に味わうことが出来てちょっと嬉しかったりします。*1久々となる完全新作のFate、まずはこれらのサーヴァントの予想をしていきたいですね。
“狩人”は本能のままに“蜘蛛”をも喰らう
スパイダーマンのヴィランを主役にした「スパイダーマン・ユニバース」の新作『クレイヴン・ザ・ハンター』の予告が先日公開されました。原作のアメコミでも有名なスパイディの宿敵の一角とのことで僕も以前から期待していた作品で、主人公のセルゲイ・クラヴィノフ／クレイヴンの驚異的な身体能力と狩りの技術で戦うワイルドなスタイルには惹かれるものがあります。
そういった注目と共に上の予告を見てみたのですが、予想よりもずっとバイオレンスな映像に面食らってしまいました。流血描写はほんの少しですがさりげなく挿入されていますし、クレイヴンの敵の顔を嚙み千切ったり斧で頭をかち割ったりする殺し方は正直グロかったの一言『ヴェノム』の時のグロ描写が限界な身としては、今回の映画は見る際に覚悟をしておいた方が良さそうです。
とはいえ作品の内容そのものはクレイヴンが大暴れしてくれそうな雰囲気が良いですね。父親が用意した敵をバッタバッタと倒していく中で彼は如何なる道に進むのか……狩人として気に入らないものを片っ端から消していく乱暴者のアクションには期待が持てます。他にもラストにライノの登場を仄めかしているのが注目ポイント。『モービウス』でバルチャーが合流しましたし、近いうちにシニスター・シックスが結成されるのかもしれません。かつて頓挫した打倒スパイディのヴィランチームが見れることに希望を抱きつつ、そのきっかけになるであろう本作の公開も楽しみにしておきます。
カビゴン？あなたカビゴンって言うのね！
ポケモンの中でも初代世代から登場しているいねむりポケモンのカビゴン。そんな大きく恐ろしくも、どこか愛らしいカビゴンを応援する「プロジェクトカビゴン」なるものが始動しました。様々な形でカビゴンの魅力をアピールしていくようですが、まず上のコンセプト映像みたいな動画が素敵でしたね。（後述の内容もあって『となりのトトロ』ならぬ『となりのカビゴン』だなとか思ってしまったり）
とある田舎の家に訪れた女性が、突然出てきたカビゴンと日常を過ごす内容には何ともほっこりさせられるものがあります。いきなり家に現れたカビゴンに最初は驚きつつも、何事もなく受け入れて一緒にいてあげるお姉さんの器の大きさも素晴らしいです。カビゴンもカビゴンで食べ物を前にした時だけ俊敏になったり、家の柱にぶつかって倒れて地鳴りが起こるなど、我々がよく知るカビゴンのイメージをキチンと見せてくれているのが好印象。この光景を見ていると、こちらもカビゴンと一緒にのんびりとやっていきたいという感情を抱きますね。カビゴンがどういうポケモンなのかを知ってもらうのに、これほど相応しい映像はそうそうないでしょう。
さらにゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の追加コンテンツ『ゼロの秘宝』でカビゴンが登場することもプロジェクトの一環として報じられていました。追加でゲームに登場するポケモンの内カビゴンが出てくれるだけでも地味に嬉しいですし、トレーナーの後ろを一生懸命ついていったりする辺りが何とも可愛くて癒されます。またSVの独自要素であるテラスタル化した姿も公開。カビゴンのフカフカしてそうな見た目が若干損なわれている気がしますが、これはこれで悪くはないかもしれません。これらの情報以外でも他にはどのような形でカビゴンを魅せてくれるのか俄然楽しみになってきましたね。
Fateシリーズと言えば来月頭にアニメ『Fate/strange Fake-Whispers of Dawn-』がいよいよ放送されることも忘れてはいけません。本来は大晦日特番で放送される予定だったのがここまで延期になってしまったので、上のサムライレムナントとはまた別に待ちわびた作品となっています。江戸時代の日本とは対照的な現代アメリカを舞台とした聖杯戦争のアニメ化、絶対に見逃さないようにしたいです。
ではまた、次の機会に。
