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2023年夏アニメ簡易感想 その5

 

 

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 人気シリーズであるSAOこと『ソードアート・オンライン』のスピンオフ作品、GGOこと『ソードアート・オンラインオルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のアニメ2期の制作が先日発表されました。アニメ1期が2018年に放送されてから実に5年経っての2期は中々にとんでもない情報です。これには予想外と驚いた人もいるのではないでしょうか。(かくいう僕もかなりびっくりしています)

 SAOは昨年アニメ10周年を迎えて様々な記念企画が行われていましたが、その後にGGOにもスポットを当ててくれるのは嬉しいところ。GGOは現実の本人のゲーム内のアバターの違いを活かしたストーリー展開が魅力的で、個人的にもその辺りが好きな作品なのでアニメ2期にはやはりテンションが上がりますね。(他にも『キノの旅』でお馴染み時雨沢恵一氏特有の銃への造詣の深さが面白いです)いつ放送するかはわかりませんが、早く見てみたいものです。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター リコとロイの旅立ち

第13話「ピクニックは突然に」

 久々のアニポケは行くぞガラル地方……とはいかずパルデア地方でピクニックをすることに。原作ゲームでもおなじみサンドイッチ作りに挑戦し、のんびりとした時間を過ごすリコたちの様子に癒されました。ゲームのサンドイッチもアニメと同じ仕様にしろゲーフリィ!そんな中、リコがお留守番しているドットとランドウにもピクニックの楽しさを味わってもらおうとするのが素敵でしたね。無理に外に連れ出すのではなく、ドットが無理のない範囲で楽しめるように配慮してくれた優しさにも胸打たれます。でもぐるみん=ドットには未だに結びつかない模様。

 一方ロイの方はサンドイッチを奪ったカイデンとのやり取りが印象的。ホゲータのためのサンドイッチを取られながらも分け合おうとするロイにキュンとすると同時に、全部横取りするカイデンの容赦のなさに情緒が色々と揺さぶられます。そんなカイデンも飛べないという悩みを抱えているようですが……?ライジンボルテッカーズを追ってきた謎の敵キャラといい、次なる波乱の展開への布石がしっかりと貼られていることを感じました。

 

 

呪術廻戦(2期)

第26話「懐玉-弐-」

 天元の星漿体(せいしょうたい)として選ばれた「天内理子(あまない・りこ)」の可愛さに癒された今回。何やら尊大な口調で話すのじゃロリ系キャラなのかと最初は思っていましたが、序盤から演技が剥がれて普通の女子中学生としての一面を覗かせていく様子が何とも微笑ましかったです。五条と夏油に振り回される展開も、はたから見るとさながら親戚の男子にからかわれる女子のようです。さらに如何にも強敵染みた敵キャラがバンバン出てくる中、それらを問題なく一蹴する五条たちの頼もしさが半端なかったです。おかげで呪詛師たちの襲撃がありながらも、2人の強さもあって危機感無く楽しめましたね。

 その一方で不穏なものを発していたのが「伏黒甚爾(ふしぐろ・とうじ)」。ギャンブルの片手間で仕事をしているダメ男ながら、上述の呪詛師たちをぶつけてくる策士ぶりには油断ならないものを感じます。というか息子の恵の名前を忘れるなど、人間として最低だということが節々から伝わってきましたね。(これはあのいい子が父親を蛇蝎の如く嫌うわけだわ……)食べ物を粗末に踏みつけるなど不快感を誘う演出も相まって、本作の敵である伏黒父へのヘイトがかなり高まった気がします。

 

 

スパイ教室

第13話「MISSION 《忘我》I」

 3ヶ月ぶりであるスパイ教室も、第2期という名の後半2クール目がついにスタート。冒頭から選抜組の屍打倒作戦が展開されていましたがというかクラウスにあっさりやられている屍ェ……作戦開始前のティアの視点の物語が展開されていました。連携が取れない残りメンバーとの対話を図りながらも上手くいかず打ちのめされるティアの様子にまずクスっときましたね。リリィたちに見せなかった悔しがる様子といい、これまでの計算高いまとめ役のイメージとは異なる彼女の意外な内面が知れて興味深かったです。

 そんな彼女が「目を合わせた相手の感情を読む」というこれまた超能力染みた特技でエルナに姉妹プレイを敢行するシーンは笑ってしまいましたが、その結果結束は多少深まった模様。相変わらずの単独プレーながら確実な成果を出すモニカに、心が読めないアネットそして爆破されるリリィの部屋など不安要素は多いものの、ティアなりの奮闘が見れて面白かったですね。そんなアクの強い面々が行方を断った理由、そしてラストに突然現れたアネットの母を名乗る人物と、例によって怒涛の展開が待っていそうでかなり楽しみです。

 

 

ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~

第3話「思い出の香り」

 島の人々からの依頼を受けて素材を回収・錬成していくという、大まかな話の流れが決まってきたことを感じた回。顔なじみの「バーバラ」さんがの思い出にある花の香りを探す展開には何ともほっこりさせられました。香りの元である「パッド」さんの話も含め、知っている老人たちの若からし頃の思い出に今のライザたちを重ねていくのがオシャレでしたね。落ち着いた雰囲気を見せているバーバラさんたちにも「悪ガキ」と呼ばれる日々があったのは何とも感慨深いです。ライザが元となった素材について考察していく過程もあり、まさしく「懐かしい思い出を呼び起こしていく」ストーリーに心が暖かくなります。

 また今回はライザとクラウディアのやり取りも大きな見どころ。奥手なクラウディアがライザに引っ張られ、彼女に触発されていく様子が実に可愛らしかったです。そしてクラウディアがやりたいフルートのついては、これまたライザとの日々が背中を押してくれていたのが見事。自分のやりたいことに真っ直ぐな悪ガキグループに入ったことで、クラウディアも少しだけ正直になれたのだと感じましたね。最初は遠慮していたフルートの演奏をライザに見せるラストは実に綺麗でした。

 

 

TIGER & BUNNY 2

第16話「A friend in need is a friend indeed.(まさかの友こそ真の友)」

 2期当初からずっとギクシャクしていたMr.トーマスの2人。彼らがついに本当のバディとして絆を深めていったことに感動させられました。何といってもトーマスの妹の「ルビー」の登場が衝撃的で、前回ラストに昴が出会った彼女こそそうだと判明した時は度肝を抜かれましたね。彼女を兄に合わせようとする昴のひた向きさ、そして今度こそ自分の力で妹を守り切った経験もあって、トーマスがようやく心を開いてくれたようで何よりです。兄妹の再会に突然号泣した昴の姿には、思わず見ている側としても笑いつつ泣いてしまいましたね。

 そんな素敵な展開とは裏腹に、周囲の状況はどんどん悪くなっていく点も見逃せません。またまた起こったNEXT暴走事件でNEXT差別が起こりつつあるだけでも厄介なのに、ここ最近のバーナビーの足の不調の問題も表面化してきて胸のザワザワが止まらなかったです。中でもバーナビーの件は1期の虎徹の能力減衰を彷彿とさせるため、彼とのバディの関係にヒビが入りそうな予感がして気が気でありません。1期序盤の余裕のなかった頃を思い起こさせるバーナビーの姿がこれまた見ていて辛かったです。

 

 

幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-

第3話「団結Are you ready?」

 あれ?突然変身ヒロイン&ヒーローものが始まった?となった今回。前回ラストで見せたチカたち三姉妹はまだいいとして、ダイヤがバイクに乗った変身ヒーローと化した時は思わず唖然となりました。(そして「ルビー」がバイクと一体化したのも衝撃的)どちらもノリノリで暴走したシカたちを救おうとするので変な笑いが出てきます。しかしチカとダイヤのいがみ合いから始まり、ヨハネの説得で協力する流れは素直に興奮しましたね。アクションシーンとBGMも噛み合っており、絵面はカオスでしたが何だかんだでカッコよかったです。

 さらに後半では魔王の「マリ」が登場。本編の陽気なキャラはどうしたとばかりのアンニュイな態度でしたが(でも本編のマリーも本質は内気なのかも)、ヨハネの無自覚な褒めっぷりに赤面していくシーンが何ともチョロ可愛かったです。自分のコンプレックスを正直に「良い」と言ってくれるのがどれだけ嬉しいことかがよく伝わってきます。肝心なことはまだまだわからずじまいですが、上述の件も含めてヨハネのポジティブなコミュ力が多くの仲間たちの心を開いていっていることは確かだと感じました。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第67話「蒼月のツナガリ

 マナブが例の如く調子に乗っているのはまだいい、跡取りに競りにかけられていたマグロを選ぶ蒼月流はどうなっているんだ!?それだけ突如現れた「蒼月マグト(そうげつ・マグト)」は衝撃的でした。どうせマナブの父親がマグロの被り物をしているだけでしょ?と最初はタカをくくっていただけに、本当にマグロが跡取りをやっていた事実に思考が追い付きません。マグトは言っていることはマトモだしきちんとマナブを成長させているし素晴らしい師匠キャラですが、マグロがそのまんま人間の服を着ている姿のせいで笑いながら見ることになりましたよえぇ。

 肝心のスタディ総帥を名乗っていたマナブですが、それもこれも「誰かに叱ってほしかった」ということが判明して腑に落ちました。これまでの行動も真面目な彼だからこそと思うと納得がいきますね。だからこそマグトの言う伝統を逃げずに受け止め、自分なりの発展を見せて勝利したことに喜びを覚えます。始まりこそトンチキの極みで混乱しっぱなしでしたが、終わってみれば結構爽やかなラストだったと思います。(余談ですが、カード化された人間が解放されてもマキシマムは残っている事実に別の意味でびっくりしました)

 

 

 そういえば上述の通りGGOの2期が楽しみな反面、それまでの1期を見返しておかなければならないとふと思った今日この頃。大まかな内容は覚えているのですが、やはり細かい要素はおぼろげになっているので一応振り返っておいた方がいいかもしれません。サブスクで視聴するのが最も手っ取り早いですが、せっかくだからテレビで再放送してくれないかな~、とちょっと考えてしまう時もありますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。