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カードと錬金術が交差する時、ガッチャードの冒険が始まる。(雑記 2023.7.21)

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www.kamen-rider-official.com

 

仮面ライダーシリーズ最新作

仮面ライダーガッチャード

2023年9月3日より放送スタート!!

 

 

 というわけでついに9月から始まる新ライダーの情報が発表されました。しかしここ数年の中では事前告知なし、かつ他のイベントとの兼ね合いもない状況での急な発表だったので最初Twitterなどで見た時は面食らってしまいましたね。しかし落ち着いて眺めてみると、この令和5人目のライダーの姿や要素に惹かれるものを感じます。

 

 何といっても基本形態のカラーリングが水色である点にまず目が留まります。近年の主役ライダーにして珍しい清涼感溢れる色合いで、猛暑が続くここ最近にこの涼し気な水色を見ると熱さが少しだけ紛れそうです。他にもバッタの頭部を模したマスクのデザインですが、バッタの複眼をゴーグルの意匠で再現しているのが面白いところ。白いマフラーと相まって、爽やかな冒険者としてのイメージを抱きますね。(キービジュアルのガッチャードのポーズが「やんちゃ小僧」といった具合なのも、後述の高校生主人公の設定と相まってここすきポイント)ちなみにこの姿はバッタとSL(蒸気機関車)の力を組み合わせた「スチームホッパー」というフォームとのことで、ちょっとレトロなチョイスに懐かしさを覚えました。

 デザインの話はここまでにして、内容としては「カード」と「錬金術」という2つの要素を組み合わせているが特徴的です。カードを使うライダーは『ディケイド』以来ですが、錬金術というのは今までにない試みで興味が湧いてきますね。*1そして人口生命体「ケミー」をカードに封じ、そのカードを使って変身・戦闘を繰り広げるというアイテム収集を目的としたストーリーになる模様。大量の小物を出しがちなライダーの玩具展開に対して、作品の内容もキーとなるアイテムを集めさせるものにするのはベタながら上手いと思います。

 

 

 他には主人公「一ノ瀬宝太郎」が高校生というフレッシュな設定も面白いですが、彼の相棒となり得るケミー「ホッパー1」の存在も気になるところ。上のリンク先にある仮面ライダーWEBの左上に存在を確認出来るのですが、バッタをそのまんまデフォルメした見た目にはかえって新鮮さを覚えました。(ほぼそのままのバッタが主人公の相棒枠となるのは『J』のベリーを思い浮かべます)そんな宝太郎とホッパー1には気安い関係を築いてほしいところで、もっと言えば若い少年を主人公にしている点を大切にして、明るい物語を見せてほしいと思っています。(あとカードを使う主人公のうえ口癖が「ガッチャ!」ということで、『遊☆戯☆王GX』の遊城十代を思い浮かべる人がたくさんいるのが面白いですね)

 

animeanime.jp

 

 そして多くのライダーオタクが注目しているであろうスタッフ情報に関してもこれまた興味深いです。監督にライダーシリーズでお馴染み田崎竜太を中心に据え、脚本は長谷川圭一氏と内田裕基氏の2人がメインになるとのこと。長谷川氏は『セイバー』などで何度も執筆していましたが、ライダーのメインライターになるのは本作が初ということで驚きと感動を覚えます。そして内田氏はセイバーの特別編や『リバイス』の総集編などを手掛けた人ですね。他にもウルトラマンでは『X』や『オーブ』もいくつか担当しており、個人的にはXでも印象深い12話を書いた事実に驚かされました。そんな氏が書いてくれるガッチャードの世界はどのようなものなのか、非常に気になります。

 監督と脚本以外だとアクション監督として説明不要の福沢博文、『アバレンジャー』や『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』などスーパー戦隊シリーズで音楽担当をしていた高木洋豪華な面々が揃っていることにワクワクが止まりません。他には『ドンブラザーズ』でプロデューサー補佐を担当、そして東映公式サイトでドンブラの各話紹介ブログを執筆していた湊陽祐氏がメインプロデューサーに昇格いるのが感慨深いですね。様々なスタッフが織りなす本作にますます期待がかかります。

 

 そんなガッチャードですが、来週公開を控えた『仮面ライダーギーツ』の映画に先行登場することも報道されました。ほぼ毎年恒例となっている夏映画でのゲスト出演ということで、いち早くガッチャードの活躍を見てみたいところ。そして続く冬映画でギーツとの本格的な共演を果たすかと思うと、今から興奮で胸が高鳴りそうになります。あと令和5作目ということで、冬映画には令和主役ライダー勢揃いとかやってくれないかな~、なんて思ったり……

 あとはカードを使うライダーということで、歴代のカードライダーとの共演もつい期待してしまいます。中でも『仮面ライダー剣(ブレイド)』は「怪人をカードに封印する」「そのカードを組み合わせて戦う」「それぞれ平成と令和5番目のライダー」と共通点が多いので、何らかの形で関わる可能性が高いと思われます。ブレイドの出演者はみんな呼べばゲスト出演してくれそうな雰囲気(偏見)があるので、出来れば椿さんや天野さんの活躍を見てみたいところです。

 

 

 というわけで新ライダー・ガッチャードの発表に関する所感でした。毎年恒例となっているこの時期の新仮面ライダーですが、今回は今までよりも爽やかなイメージが先行しているのが魅力的に感じます。久々のカードライダーにして高校生主人公という要素が如何にして本作を彩ってくれるのか、ファンとしてはそういったところに注目してしまいますね。

 一方で現在放送中のギーツがもうすぐ終わることに一抹の寂しさを覚えますが、これままた恒例のことなので少々慣れていることではあります。どうせなら寂しがるより、いちファンとして完結を迎えるギーツを快く送り出してガッチャードを出迎える準備をしておきたいですね。いずれにしても毎年ライダーを楽しんで視聴している身としては、ガッチャードも全力で楽しむつもりです。そんな想いを抱きつつ、今回はここで筆を置きたいと思います。ここまで長々と書いた文章に付き合っていただき、ありがとうございました!!

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

*1:一応『OOO(オーズ)』にも錬金術の要素があるが、まぁ劇中ではそこまで重要ではなかった。