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2023年夏アニメ&特撮簡易感想 その13

 

 

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 先日配信されたPokémon Presents(ポケモンプレゼンツ)の後に、ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の追加DLCである『ゼロの秘宝』についての新情報が公開。新たな技やポケモンなどがお披露目される映像は、例によって見ているだけでワクワクさせられるものばかりでした。(首の長いライコウタケルライコ」のビジュアルには吹き出してしまいましたが)

 中でも注目したのがゲームで最初に選ばれる3匹、通称「御三家」が総登場するという情報。歴代ゲームで最初の相棒となった面々が全員SVに登場するというのはかなり嬉しい情報です。昔からゲームで遊んでいる身としては、過去に選んだ御三家たちをまた連れて行けるというだけでテンションが上がりますね。

 加えて映像からし御三家たちがそれぞれ野生で出現するかのようなシーンもあり、新しく捕まえられる可能性が新たに出てきたことに心躍ります。初めて遊んだ『ルビー』で相棒にしたキモリをはじめとした、僕にとっての思い出の御三家を早くSVの世界にお迎えしたいと思いつつ、はやる気持ちを抑えて待っていく所存です。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『TIGER & BUNNY 2』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

ポケットモンスター リコとロイの旅立ち

第17話「カイデンとホゲータ 秘密の大特訓!」

 前回少しだけ描かれたカイデンとホゲータの問題が今回続けて取りざたされることに。いつも日の光を遮るホゲータにイライラするカイデンと、本人的には仲良くしているつもりのホゲータのすれ違いが微笑ましくもあり、やっぱり心配にさせられました。そんな2匹の仲を取り持とうとロイが奮闘するのが今回のメインでしたが、キャップにバトルで勝つための特訓内容が何ともおかしかったです。恐らくはカイデンの特性・ふうりょくでんきを活かした作戦なのでしょうが、1人と2匹で肩車する絵面のトンチキぶりはある意味でサトシを彷彿とさせます。バトルを通して成長していく過程といい、ロイは従来のアニポケらしさも残していることがわかりますね。

 一方リコはドット=ぐるみんだと理解してからの挙動不審な態度がこれまた愉快でした。推しが身近にいることに緊張するあまり、思考や言動がやや支離滅裂になりつつあることに妙な共感を覚えます。自分が会っていいのかと悩みつつ、いざドットの部屋にお邪魔してからのリコの行動とモノローグの全てが面白おかしかったです。ロイと比べてバトルに関心がない分、身近な発見や日常にフォーカスを当てたリコのストーリーは毎回本当に楽しそうで顔がほころびっぱなしになります。

 

 

呪術廻戦(2期)

「閑話前編」

 五条と夏油の過去編もひと段落ついたため、次章に繋げるための総集編が始まりました。今回は壊玉・玉折と一昨年公開された劇場版をまとめたもので、時系列順になっているのが地味にありがたかったですね。まず前半は夏油が如何にして闇堕ちに至ったのかを10分くらいで見やすくなっているのが大変良き。中でもEDが流れる演出が強化されているのが印象的で、曲がピッタリ終わった直後に理子が撃たれて死亡する流れに本編以上の悪質さを感じずにはいられなかったです。

 後半の劇場版の振り返りも五条と夏油の関係をメインにしており(もちろん乙骨たち主役の振り返りも忘れてはいません)、当時観た時以上に2人の関係に見入ることになりました。死に際に親友から貰った言葉に微笑む夏油には胸が締め付けられますし、その後の五条先生の「僕の親友だよ、たった1人のね」には涙が止まらなかったです。世相と状況に振り回されてきた2人ですが、この友情だけは決して揺るがなかったのだと改めて感じることが出来ましたね。

 

 

スパイ教室

第17話「File 《氷刃》のモニカ」

 マティルダの一件も解決し、物語も1話完結のパートに再び突入。またもや時系列が戻った今回はモニカにスポットが当たり、彼女の背景と抱えているコンプレックスが明かされることになりました。芸術家の家系というのは意外だった反面、家でもスパイの養成学校でも情熱を持てなかったドライな一面には深く納得しましたね。何でも人並み以上にこなせる優等生であるものの、本物の天才には決して勝てない事実が彼女の心を腐らせてしまった原因と言えるでしょう。(あと特技が「盗撮」であることが判明しましたが、まぁ1クール目のOPとかで既に読み取れていたのでそこまで驚きはしなかったです
 そんなモニカが灯のメンバーたちの懸命さに影響を受けていく過程が何とも素敵でした。スパイとして正しい判断をしているつもりだった自分を捨て、目の前の状況から“諦めず”に立ち向かう……その行動が彼女に情熱を取り戻させていく展開は中々にスカッとさせられます。そこからの敵国のスパイを撃破するため、クラウスの技を模倣する活躍っぷりもまた華麗でカッコいいです。モニカにとって灯は家族以上に自分を取り戻させてくれた恩人であり、ティアと争ってでも存続にこだわっていた理由がよくわかりましたね。あとやっぱりモニカが好きなのはリリィなのではないでしょうかね……?

 

 

ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~

第7話「クラウディアの勇気」

 以前から過保護な父との関係に悩んでいたクラウディアが大きく動き出した今回。きっかけとなった「ロミィ」さん依頼のファッションショーはドレスの可愛さもさることながら、ノリノリで着こなすリラさんといったインパクもあってクスっとさせられました。(個人的にはいつもとはイメージの異なるドレスを着たクラウディアがめっちゃ綺麗でちょっとドキッとしてしまったり)思えばこの時の「ヨンナ」さんの行動力、そして好きなモノを諦めない姿勢がこの後の父親への反抗に繋がったのかもしれません。

 冒頭から弓の特訓に励んだり君フルートの演奏でバフ掛けたりしてくれる役回りじゃなかったのか、父の反対に意見を出して通そうとするなど、終始自分の意志を揺るがせないクラウディアの姿にはちょっと唖然。父親の娘を想う言い分もわかる分、力を示せという課題に果敢に立ち向かう様子に感動させられます。ライザたちもそんなクラウディアに触発されてやる気になるなど、悪ガキたちが周囲に認められるために一皮剝けつつある過程を眺めているような気分になりました。子どもながらにキチンと考え一致団結している光景には、思わず見ていて応援したくなりますね。

 

 

幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-

第7話「女子会ってなぁに?」

 ついに本家におけるAqours(アクア)の全メンバーが集結した回がやってきました。しかし親交を深めるための女子会を開催する中、実質幹事を任されたヨハネの無理をしがちな様子にまず胸を締め付けられることに。心配するライラプスにも辛く当たるなど、心にもないことを言ってしまうほど追い詰められているのが伝わってきてちょっと胸が痛みましたね。その分倒れてからは無理せずみんなに頼ることを覚えてくれたのでホッとしました。良い子ゆえに空回りもしがちですが、ヨハネなりに一歩ずつ進んでいることがわかります。

 他の女子たちも最初こそ好き勝手に行動していたものの、ヨハネの頑張りを受けて協調性を得ていくのが微笑ましかったです。その後の仲の良さはもちろんのこと、元ネタの学年ごとにグループに分かれてお菓子を作る、といった小ネタにもニヤリとさせられます。あとはルビィが小さな妖精から人間大の姿になって参加したことにビビりましたね。しかも特に何の説明もなく受け入れられていたので頭に疑問符が浮かびっぱなしになりました。ダイヤとの姉妹関係といい、この辺りの謎はきちんと説明してほしいところです。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第71話「家具にかけた夢」

 初っ端から自分語りを始めたザイオンにちょっと笑ってしまった今回。家具屋の社長として頑張っていたものの上手くいかない過去が明かされましたが、古臭いデザインが受けないことや下請け・元請けの関係など、妙に生々しい話が多かったです。なんか終始笑顔のお隣さんがいたのが不可解……またルーグに会社と社員を氷漬けにされたのは同情に値する一方、上城ギアカンパニーへの怒りは完全に逆恨みだったので何とも言えない気分になりましたね。社長としての夢や現実に打ちのめされた件など共感を覚えることもありますが、先にザイオンの高慢ちきな性格に問題があると鼻についてしまいました。

 そんなザイオンが繰り出すディープスペース・ユグドラを如何にして攻略するのかと思って見ていた最中、ユウディアスのデッキにもダークネスカードが出現して驚愕しました。遊歩のようにユウディアスも闇落ちしてしまうのか!?と不安を覚えずにはいられなかったのですが、ユウディアスが闇を振り払ってカードをあっという間に使いこなしたことにさらに驚かされます。それもこれもユウディアス自身のポジティブさがもたらしたのかは定かではないものの、闇落ちフラグを吹っ飛ばして出したダークネス・ギャラクティカオブリビオンのカッコよさには心底惚れ惚れしましたね。一方で今度はエポックが闇に帯びてしまったようなのが心配ですが、果たして……?

 

 

ウルトラマンブレーザー

特別総集編①「巨大生物の正体を追え」

 本編をお休みしてのブレーザー総集編はゲント隊長たちSKaRDではなく、テレビ局に所属する一般人たちが主役。「テラシマヅ・サブロウタ」「ニホンマツ・タクマ」「キヨシマダイラ・レイコ」といった妙に凝った名前の面々が特集番組を組むためにウルトラマンや怪獣を探っていく過程が興味深かったです。本編では中々描かれない一般人たちの反応、彼らには怪獣たちはどのように映っているのか……そういった気になる視点についてフォーカスを当ててくれており見応えがありました。

 何といってもサブさんたちの身も蓋もないツッコミが面白かったです。「生物なのに飛び道具出すなんて」とか「ウルトラマンも釣りするのね」といった言葉の数々がどれもキレッキレで、見ている最中は何度も吹き出しそうになりました。他にも3話で登場した関智一さんが演じた物理学者まで取り上げられており、細かい小ネタを逐一拾ってくれるので終始飽きずに見ることが出来ましたね。それだけでなく「多くの人々に真実を伝える」というサブさんのテレビ屋としての信念に胸打たれるなど、総集編限定の登場人物ながらそれぞれに愛着が湧いてくる内容が素晴らしかったです。でもラストにアニメに枠を取られたのはドンマイ……

 

 

 上の紹介動画で気になっているのがもう1つ、ラストにチラッと映った謎のテラスタル画面には思わず目を剥きました。これまで出てきたタイプのマークのどれとも異なる結晶のような形、そして全てのテラスタイプをまとめたような映像は謎かつ衝撃的です。これは果たして何を意味するのでしょうか。もしや全てのタイプを内包しているとか?なんて考えてしまったりもしましたね。

 またそのテラスタル画面はゼロの秘宝後編に出てくる謎のポケモンテラパゴスの甲羅の形にも見えます。名前と形状からして、やはりテラパゴスはテラスタルの秘密を握っているポケモンということなのでしょうか。ということはアニポケでリコが持っているあのペンダント、そこから現れたテラパゴスの進化前みたいなポケモンは……?様々な謎がアニメ・ゲーム共に襲い掛かってくるポケモンにこれからも目が離せなさそうです。

 

 

 ではまた、次の機会に。