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2024年冬アニメ&特撮簡易感想 その1

 

 

 2024年になって1週間以上が経過し、同時に様々な新作アニメの放送が始まった今日この頃。皆様は果たしてどの作品を見ているでしょうか。僕の方はいつものように今季のアニメはどんなものがあるのかと楽しみにしつつ、いつものようにチェックしている次第です。

 そういったわけで今回から2024年冬アニメの感想を書いていくのですが、例によってはじめは前季から続いている作品が多くなっています。今回書く『ダンジョン飯』以外ではどの作品を見るのかはまだ未定ですが、お付き合いしていただければ幸いです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『ポケットモンスター テラパゴスのかがやき』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

ダンジョン飯

第1話「水炊き/タルト」

 早速今季の新作アニメの1作。タイトルからしてかなりの飯テロアニメだと覚悟していましたが、調理&食事シーンが予想以上に美味しそうで仰天しました。実在しない魔物を使って作っているのに、出来上がりが見たことのあるような料理だといった印象を受けるのは結構衝撃的です。(人喰い植物からタルトが作られる過程は特に二度見してしまいます)それを食す様子も妙に気合が入っており、見ていて不思議とお腹が空いてくる作品であることが大いに伝わってきましたね。

 それでいてストーリーの深刻さや登場人物のズレた感覚には若干引くことに。主人公の「ライオス」は妹を助けるという目的を持っているのですが、それはそれとして魔物で作る料理に興味津々とワクワクしている様子が何とも怖いです。普段の淡々とした口調とのテンションの違いも相まって、妹の救出よりもそっち優先になってないか?とつい疑ってしまいます。悔しい……でも美味しい……している「マルシル」の方がまだ感覚的には理解出来たり。

 また全体的に殺伐とした要素が散見されましたね。後半の人喰い植物から出てきた死体をどうするかといったブラックジョークといい、死んだら全て肉の塊といった感覚を覚えました。劇中のセリフから何度も死ねる世界観であることが示唆されてますし、本作の命は人・魔物問わず軽いのだと理解した方が良さそうです。

 

 

葬送のフリーレン

第17話「じゃあ元気で」

 ザインが離脱するのかという話を年が明ける前からずっと待っていた中、想像していた通りの展開にちょっとショックを受けてしまいました。サブタイなどもあってある程度覚悟していたものの、貴重な大人要員だった彼と別れる瞬間はやはり切なくなってしまいます。悩んだ時間に反してあっさりした別れ際や、「1人だとこんなに静かなんだな」といったセリフの淡々とした雰囲気も胸にきますね。そのため自分がいつの間にか、ザインというキャラクターをこんなにも好きになっていたことを実感させられるイベントとなりました。それはそれとしてフェルシュタのイチャイチャに対しての「もう付き合っちゃえよ!!」には笑いつつもめちゃくちゃ同意させられましたねはい。

 その他はフェルンが風邪をひくエピソードが挿入されましたが、全体を通してフェルンの複雑な乙女心が見え隠れてしていたのが興味深かったです。シュタルクの男の力に恐怖を感じたり、手を握ってもらうことを恥ずかしがったりする様子が何とも可愛らしく感じました。(それが上述のザインの叫びに繋がるわけですが)また「誰かに心の支えになる」ことへのこそばゆさを語りつつ、「支えてもらって悪い気になる人はいない」という風に肯定的に捉えるのが素敵でしたね。フリーレンもそうして貰った経験がある過去にニヤリとしつつ、1人ではない旅の温かさを魅せてくれたと思います。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第91話「スパイニハシヲ」

 ベルギャー人消滅の危機に立ち向かおうとする遊飛たち。解決の糸口としてダマスやカマスたちシャポー星人に白羽の矢が立った時点で意外でしたが、彼らの脳内ラッシュデュエルと「スパイスは塩」発言に全て持っていかれてしまいました。なるほど予知能力持ちならわざわざデュエルせずとも勝敗はわかるというわけですが、それで楽しいのか?→ラッシュデュエルだから楽しいよ!と有無を言わせぬ圧には笑ってしまいますね。さらに遊飛たちが集会に忍び込むこともあらかじめ知っていた事実も印象的で、ラッシュデュエルの逆転ゲームとしての可能性をユウディアスたちの未来を重ね合わせるヒントには唸らされました。

 しかしデュッディ・デュッカスの半数消滅といった耳を疑う深刻な情報を聞くとどうしても焦ってしまいますね。前回の時点でショッキングな事実だったのですが、いざ実害が出た後だとやはり重くのしかかってくるものがあります。他にも今回着ぐるみを制作してくれたプリ崎さんに何やら意味深な描写が挟まるなど、例によって本作の絶妙な伏線が貼られている予感がしてきました。割と宇宙規模で洒落にならない事態になりつつある展開に、ユウディアスや遊飛たちが如何にして解決策を見つけていくのか俄然気になってきました。

 

 

トランスフォーマー アーススパーク

第14話「ひみつのいずみ」

 姿をくらましたツウィッチたちを捜索する今回は、テラン2体の奇妙な生態が新たに判明することに。トランスフォーマーのエネルギー源であるエネルゴンについて触れられた時点から感じていた謎が、サブタイにある秘密の泉によって解決していく展開には色々な意味で驚かされました。謎とはいえ水をエネルギーとするトランスフォーマーは前代未聞で、古くからのシリーズを知っている人ほど新鮮に感じるものかと思います。ロビーたちの遺伝子を持っている点といい、彼女らは人間に近い生命体なのかもしれませんね。(古代のトランスフォーマーの遺跡も気になるところ)

 そして前回ザワザワさせられたロビーとモーの交友関係の問題もあっさり片付いて一安心。家族の時間を大事にするだけでなく、友達の誘いもしっかり受けることを選ぶ様子は何とも素敵でしたね。スラッシュたちが自分以外の友達を受け入れる姿も相まって、実にほっこりさせられるラストになっていました。

 その傍らで彼らを守っていたバンブルビーも面白かったです。先輩戦士らしく振る舞って上手くいかなくなったかと思ったら、自分の教えをみんなが守ってくれる形で報われる展開にどこか心が暖かくなりました。あと途中で遮られてしまったサウンドウェーブの話がすっごく気になるんですけど!?

 

 

ウルトラマンブレーザー

特別総集編③「パグのウルトラ談義」

 本作3度目の総集編では再びの電脳世界に暮らすパグが主役。正月太りしていたげ〜どすくん&もぐ〜じょんちゃんも含めいつも通りで、データ収集の傍ら繰り広げるドタバタ劇に思わず顔が綻んでしまいました。中でもブレーザーに限らずアースガロンについて触れてくれたことなど、本作の主役がウルトラマンだけではないことを語ってくれるのは嬉しかったですね。スパイラルバレード大喜利「クレーンバレード」や「スパイラルバレードエンブレイス」と言った技名があったことも知れましたし、何だかんだで色々見られて楽しい幕間でした。(ザンギルたちが省かれたのはちょっと残念)

 そうした情報に見入る一方で、ブレーザーの出身地やV99案件などについてはわからずじまいで終わったのが何とも面白いところ。特にブレーザーが戦う理由やゲント隊長と一体化した経緯までは調べられても、肝心の彼個人の意志は不明なままになっているミステリアスな部分に惹かれます。一応M421という出身地の設定はされているもののそれがどんなところなのかや、ファードランとの関係などもハッキリ語られていませんし、何よりパグたちにもわからないことは多いとわかっただけでも親しみが持てましたね。それにしても以前から流れていたナレーションの正体があの太陽だったという事実にはびっくり。

 

 

 新作アニメを楽しみにしつつ、フリーレンをはじめとした前季からの続きモノも楽しみな冬アニメ。どちらも自分の思う通りに楽しんで視聴し、感想を書いていければいいなぁと考えています。何だかんだでアニメはどの時期も面白い!と感じる身としては、この「いつも通り」を謳歌したいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。