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2024年春アニメ&特撮簡易感想 その25

 

 

 

 つい先日劇場公開が終了した映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が、何とAmazon Prime Videoにて来月8日に配信されることが発表されました。いつか来るだろうとは思っていましたが、この早さは少々予想外だったので意表を突かれましたね。上のポストで「不可能を可能にしてみました。」とムウさんの十八番を取る言い回しをしていますが、この最速配信を実現させてくれたレベルならならまぁ言ってもいいかもしれません。

 

metared19.hatenablog.com

↑映画の感想については上の記事を参照。

 

 ガンダム映画史上最大のヒット作となったSEED FREEDOMですが、映画館で観た身としても本作は本当に興奮させられるものでした。かつてSEEDを見た人・好きだった人に向けたご褒美のような内容に振り切っているので、かつてないほど穏やかな気分で楽しむことが出来たと思っています。

 そんな本作を早くもアマプラで見れるというのですからテンションが上がらずにはいられません。大スクリーンでの迫力には欠けるものの、気になったシーンを見返せるのがこの手の配信の優れたポイント。この映画は終盤の戦闘シーンほど激しくて何が起こっているのか把握しきれないものが多かった(特にデスティニー無双とか)ので、それを確認出来る機会が来たのは非常に嬉しいところです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ブルーアーカイブ The Animation

第8話「秘密」

 前回のホシノの提案で始まった水族館遊覧。アビドスの生徒たちがきれいな景色にはしゃいだり、魚が可愛いか美味しそうかで議論したりする様子は何とも微笑ましかったです。他勢力との戦闘などで忘れそうになりますが、彼女たちは年相応の女の子たちであることを実感させられますね。前半は劇中の先生と同じく、少女たちを保護者のような目線で見守ることが出来た気分です。あといきなり出てきた「早瀬ユウカ(はやせ・ユウカ)」にギョッとしたり……

 しかしその中でいつも通り明るく振る舞うホシノにはやはり仄暗いものを感じずにはいられませんでした。水族館を後にしてからの表情や翌日に判明した退学届用紙など、不穏なフラグが次々と積み重なってきていることを否が応でも理解してしまいます。それ故ホシノは自分の身を売ることでみんなを守るつもりなのでは?水族館は最後の思い出作りかもしれない?などといった考えがよぎって仕方なかったです。

 そんなホシノの様子をシロコが少なからず察していたのも印象的。先輩がみんなを想っていることに気付いているからこそ、その力になりたいといういじらしさに胸打たれます。(大切なものを隠して無理をするホシノをクジラに例えるくだりは言い得て妙でしたね)今回はその気持ちが逸ってしまった節がありますが、先生との相談も経て次こそはホシノのために行動出来ることを期待したいです。

 

 

終末トレインどこへいく?

第9話「思ってたよりつまんないみたいな」

 本作で最も気になっていた池袋の惨状、葉香の現状がついに判明。これまでの「池袋の魔女」の言及から嫌な予感がしていたものの、ほぼ記憶などを消された状態で祀られている事実に少なからずショックを受けました。自分が何故いるのかもわからない中で、元凶の「ポイズン・ポンタロー」にいいように利用されているのは結構エゲつないですね。しかもポンタローが現状維持にこだわる理由が「責任を取りたくないから」というのがまたしょうもないので頭を抱えてしまいます。こんな小心者に縛られている葉香が不憫でなりません。

 そして7Gで発生した世界の変化が葉香の思考によって支配されていることがほぼ確定。彼女の考えた通りに世界の景色が変化し、彼女が望めば人間も容易く茶碗蒸しに変えられる事実にゾッとさせられました。さらに久々登場の「スワン仙人」によって他の沿線が存在せず閉じたループ状態になっている可能性が示唆されたのも興味深いところ。極めつけはこのまま池袋が膨張し続ければ最後には全て消滅するという話でしょうか。さながらビッグバンによって宇宙が再生する話のようで、西武池袋線はまさに葉香の頭の中の宇宙そのものとして再現されているのかもしれませんね。

 

 

狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF

第9話「甘い蜜と苦い鎧」

 

 【悲報】ロレンス、破産する

 

 前半のホロとのいつも通りのやり取りに癒されたのも束の間、ラトペアロン商会に一杯食わされ多大な借金を背負うことになる展開はわかっていても息をのみました。前回武具を見た門番の微妙な反応の答え合わせがされるなど、この辺りの不安がまとめて的中する瞬間が悪い意味でたまりません。加えて借金返済に走るロレンスが次第にホロとすれ違っていく過程は見ていてかなり辛いものがありますね。

 特に「女性をこれ見よがし連れ回っているから」という理由で憤慨され貸し借りを拒否されてからの、ホロに当たってしまうラストは胸が痛みました。(この理由に関しては中世ヨーロッパに近い劇中世界ならではの価値観と言えるでしょうね)余裕がなくなってきたロレンスの苛立ちもわからなくはないために、どうしようもないやるせなさが襲いかかってきます。今回はそんなロレンスのまだまだ若い部分が悪い形で出てしまったように見えました。

 ただ冷たい人ばかりではなかったのも今回の特徴ですね。何といってもヤコブのロレンスへの厳格さと優しさが見ているこちらの心にも沁みました。組合の長として失敗の責任を取らせる姿勢と、父親代わりとして彼の力になろうとする姿勢両方を見せてくれるヤコブの公平な様子に少しだけ救われた気分です。

 

 

ちびゴジラの逆襲

第22話「店員はちびガバラ

 怪獣島で新たに開店したファストラン(ファミレス)にて働く新キャラ「ちびガバラ」に早くも笑わせられることに。働いてるアピールや夢があるアピールでクレーム回避を狙ったり、客を省みないふてぶてしさには一周回って清々しさすら覚えます。まごうことなきクソアルバイターですが、これくらいのいい加減さの方が上手くやっていけるのかもしれません。(自分が客だったら絶対に相対したくないですが)

 あとはちびゴジラたちがまとめてツッコミに回っているのも面白かったのですが、それ以上にちびガバラ1人に任せるファミレスのワンオペに恐怖を覚えてしまったり。ちびガバラの「週8バイトで年1ライブ」はライブの方に目がいくものの、よくよく考えると週8というワードの意味不明さに目を疑いますね。ちび怪獣たちの世界でもブラック労働が存在するということでしょうか……?

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第18話「完成?セブンガー強化プラン」

 前回のエディオムの助言を受け、セブンガー以外の特空機も振り返ることにしたユカ。以前紹介されたウインダムやキングジョー ストレイジカスタムそれぞれの活躍エピソードを抜粋する中で、各々異なる役割を担っていることが改めて語られました。またM1号を沈めるために踊りまくるギャグパートも選ばれており、装備である以上に人間が操縦していることが表現されていたと思います。

 またストレイジカスタムの元であるキングジョーについても少々掘り下げられていたのが今回のポイント。『R/B』にて登場したキングジョーがバリアを主体とした防御力高めの機体だったことが紹介されており、同じキングジョーでも開発者や使い手によって異なる性能を発揮することが提示されたのは興味深いです。そしてそれらの違いと共通点をマルチバース(平行宇宙)で説明するエディオムにも頷かされました。

 そんなやり取りを経てついにセブンガーの強化プランが完成したのですが……ユカ考案の「パーフェクトセブンガー」の全部乗せには思わず苦笑いせずにはいられなかったです。ロマンに溢れていて個人的には好きなのですが、セブンガーでやることか?とつい首を傾げてしまいますね。果たしてこの案が吉と出るか凶と出るか、気になるところです。

 

 

 SEED FREEDOMといえば劇中機体のガンプラ情報も気になりますね。先日マイティーストライクフリーダムガンダムがついに発売され、他にもブラックナイトスコードカルラなども控えているのでワクワクが止まりません。そしてその中でひと際目を引くのはやはりズゴック……インフィニットジャスティスが入るのか否か、そこら辺にも注目せずにはいられないです。

 

 

 ではまた、次の機会に。