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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第1話 「鉄と血と」 感想

いのちの糧は、戦場にある。
火星の大地で少年たちの戦いが始まる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ついに始まりましたガンダム最新作『鉄血のオルフェンズ』。主役機のバルバトスのビジュアルが公開された時はネットで散々なことが書かれてましたが(まぁガンダムではよくあること)個人的にカッコいいガンダムだと思ったので放送を楽しみにしていました。それでは感想を書いていきます。
 
・少年たち
 300年前に起きた「厄祭戦」という戦争の後の話らしく舞台はいきなり火星。主要人物の少年たちはCGSという民間警備会社にこき使われていたという設定で、いきなり少年たちが叩かれたり背中に金属端子が埋め込まれていたりするというハードな場面の連続でした。前作がほんわかした不思議な空気だった分これは新鮮でしたね。しかし割とオルガ率いる面子の中の良さを見ているうちにほんわかしてきました。主要人物同士の仲がいいと見ていてなごみますね。
 主人公の三日月・オーガスは無口でドライ、というのが最初の印象でしたね。とにかく無表情で何を考えているのかわかりませんが一方でオルガの命令を第一にして、淡々と行動しているあたりにどこか狂気を感じます。冒頭の描写からして幼いころにすでに殺人を犯しているっぽいし、相手を躊躇いなく倒せるタイプの主人公になるのかと思います。
 もう1人の主人公ポジションのオルガ・イツカはリーダー格だと一目でわかるようなさっぱり性格で冷めた三日月といい対比ができていると思います。それでいてこいつも枷が外れるとデッドエンドフィンガー暴走しそうな雰囲気で2人揃って見ていて不安になってしまいます。
 
 
ポンコツ(?)お嬢様
 一方主要人物の1人であるクーデリアお嬢様は火星の独立運動のためにCGSの少年たちを護衛につけるのですが…………1話からすでにポンコツ臭が漂っています。特に三日月に握手を求めてくるシーンで「対等な関係になりたい」と言ったら「対等だと思われてないということですね」と返されて呆然となるのは少し笑えて来ました。襲撃が起きた時も死ぬかもしれないという発想に言われるまで気づかないという有様で世間知らずっぽいです。lこれは今まで現実が見えていなかったものの三日月たちと過ごす内に世界の現状を真剣に見つめていく、という成長を遂げるのでしょうか?まぁこの先に期待ですね。
 
 
・戦闘シーン
 後半CGSを攻めてきた地球側の軍事組織ギャラルホルンとの戦闘シーンでMS<モビルスーツ>来るか!と思っていたら待っていたのは本作独自の機械であるMW<モビルワーカー>による戦闘でした。ちょっと拍子抜けしてしまいましたがいざ素早く立ち回っているところを見ると意外と悪くないですね。
 1つ問題があるとすれば操縦するには先ほど書いた背中に埋め込まれた端子を接続しなければならないので必然的に上半身裸でいなければならないことくらいか……と思いきやこの作品『ヤング ブラック・ジャック』並に上半身裸のシーンが多いですねぇ…………。
 それはともかく順調にMW同士の戦闘が進んでいくかと思いきや、突然ギャラルホルンのMS、グレイズが投入されます。いつものザクカラーから一目で量産機だとわかる機体ですが別のアニメなら主役機でも通せそうなスマートなデザインがカッコいいですね。そして…………
 
 
ガンダムバルバトス、大地に立つ
 
 オルガ「このままじゃ…こんなところじゃ…終われねぇ……!!」
 
 だろう………………ミカァッ!!
 
 オルガが追い詰められた瞬間、ついに三日月が操るガンダムバルバトスが登場!!BGMが最高潮に達した瞬間地面から現れてグレイズを叩きのめすシーンがカッコよすぎです!!!
 
 三日月「うん、行こう……。俺たち、みんなで…………」
 
 
 
 そして最後にたたずむバルバトスで本編は終了。前半で世界観や登場人物の説明をしつつ、主人公チームの戦う動機を作り、迫力ある戦闘シーンの最後に主役機の見せ場でしめる、という1話としてはかなり完成度が高かったと思います。個人的にここ最近のガンダムシリーズの中で1番興奮する始まり方でした。作品の泥臭さもあってワクワクしたし、これは2話もすごく楽しみです!(どうでもいいけど次回予告をヒロインの女の子が担当するってVガンみたいですね)
 
 
 ではまた、次の機会に。