新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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ご注文はうさぎですか?? 第6羽 「木組みの街攻略完了(みっしょんこんぷりーと)」 感想

私の大好きな/お姉ちゃん
モカ姉の強キャラ感ハンパねぇ






















・ココアがお姉ちゃんぶる理由
 冒頭モカ姉から昔のココアについての話を聞くところから始まった今回。姉と兄2人の周りで育った末っ子故かお姉ちゃんの真似ばかりをしていたらしく、「お姉ちゃんに任せなさい!」もモカ姉を真似したものだとわかりました。ココアがお姉ちゃんぶるのは末っ子扱いされることにコンプレックスを感じているからだと思っていたのですが、この話を聞く限りだとココアは単に「お姉ちゃんが好きなだけ」みたいですね。良くも悪くもココアらしいです。でもお兄ちゃんに「素数数えよう」とか「六法全書読んで」とか言い出してくる幼女とかある意味怖いwwww
 そして朝早くから始まったパン焼き対決も姉妹の中の良さがあってこそなんだとわかります。またチノを賭けた戦いというのが何ともほほえましい…………

 チノ「わ、私の為に2人が…」
 ティッピー「わしの為に争わないでー」

 じじいお前じゃねえ座ってろ。


モカ姉を超えろ!
 朝のパン焼き対決の結果大量に作られたパンを消費するためそのままみんなでピクニックに。千夜と鬼畜っぷりで意気投合したりシャロをモフモフしたりして次々と妹を量産していくモカ姉が恐ろしい。
 その後ボートを発見し3組に分かれて競争することに。割とガチな学園生活部チノ&モカ姉チーム、勝負にこだわらずに楽しむリゼ&千夜チーム、シャロのコーヒーブースト頼みのココア&シャロチームに分かれてそれぞれ好き勝手やってますが、モカ姉に勝てないことで落ち込むココアに対して深刻な勘違いから激励してくれるシャロがいい意味でお人よしで可愛い。
 その激励から奮起し、見事ココアがモカ姉を追いつくまでは良かったのですが(地味にこのシーンの作画と構図がすごいと思う)、最後に千夜の火事場の馬鹿力によってリゼ&千夜チームが勝利する展開には笑ってしまいました。ヘトヘトになりながらもモカ姉にモフモフをお願いできた千夜が可愛い。


モカ姉の弱点
 ここまでココアに対して圧倒的な実力差を見せつけてくるモカ姉ですが、ここで意外な弱点が判明。いつも甘えてばかりだからモカ姉に勝てないことに(ようやく)気付いたココアが冷たい態度をとってきたことにショックを受け、ミルクで泣き崩れるモカ姉が妙に可愛い。やっぱりというかなんというか、彼女の弱点はココアでした。(ようするにシスコンである)
 チマメと一緒に部屋に閉じこもるココアにすら嘆く姿からは普段の頼もしさは微塵も感じられません。リゼやシャロをいじっていく内にいつもの調子を取り戻したと思ったら千夜の出してきたアイスココアでまた落ち込んだりと忙しい。風呂場でチノに「グレてブラックココアになったらどうしよう」とか言い出してきた時には笑いが止まりませんでした。


・自分なりのお姉ちゃん
 モカ姉が実家に帰る朝、ココアたちによってサプライズパーティーが決行されました。そこでもマヤとメグまでも妹にし、青山先生がきた途端挙動不審になって綿棒にサインをお願いしたりとモカ姉のキャラの強烈さが滲み出ていました。
 そして駅での見送りではモカ姉がココアとチノのやり取りを見てココアが自分の真似ではなく自分なりのお姉ちゃんになっていることに喜びを感じている様子が印象的でした。単なる姉離れではない成長を感じ取ってくれたのは作品の積み重ねがわかっていいですね。しかしただでは転ばず、素晴らしい出来のラテアートを残していくモカ姉はやっぱりすごかった。


 今回は前回から続くモカ姉登場編の完結編(?)でした。モカ姉がただの完璧超人ではなく妹という弱点を抱えて悶えるギャップ萌えも兼ね備えていて、この作品の中でもかなり完成度の高いキャラクターではないかと思います。一方でココアが少しずつ成長していることを姉視点でしっかりと描写するのもよかったですね。あと最後の次回予告で「お父さんに任せなさい!」を披露したタカヒロさんに笑いながらも萌えてしまったww


 ではまた、次の機会に。