新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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2020年秋アニメ簡易感想 その20

 

 

[#1]デッドプール:SAMURAI - 笠間三四郎/植杉光 | 少年ジャンプ+

 

 デッドプールがジャンプ+でまさかの連載を勝ち取ってびっくり。読み切りの時点で大概だったのに、連載版になってから余計凄まじいメタネタが炸裂するようになって笑いが止まりせんでした。「料金は講談社にツケといてね」「1話からもう丸被りってなんて脚本だ!!」といったキレッキレのセリフの数々は「日本人のイメージするデッドプール」そのもので作者の理解力に驚かされますね。個人的に『ディスク・ウォーズ』や『フューチャー・アベンジャーズ』が好きなのでその作品に出演した時のデップーとイメージが近いのも素敵だと思っています。

 ダミーのラストで一旦終わらせたと見せかけるお遊びまで1話から仕込んできて(僕は当初このダミーにまんまと騙されました。悔しい・・・・・・)さらに本当のラストには『エンドゲーム』のあのセリフまで・・・・・・このやりたい放題がたまりません。この先のデップーの活躍が楽しみで仕方がないです。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ご注文はウサギですか? BLOOM

第9話「やきもち風味のカモミール

 ついにリゼ=ロゼであることが全員に判明!したもののギリギリまで気付かないココアで笑ってしまいます。と思ったらモカお姉ちゃんの真似をして反撃するなど意外と油断ならない一面を見せてきて感心しちゃいました。声の違和感以外ほぼモカさんそのままというクオリティに愕然とします。(というか3期は本物のモカさんの出番があるのだろうか?)

 本筋で3話以来となる千夜とシャロを中心とした内容。あんこが付けていた王冠のルーツとそれにまつわる2人の過去が判明し、生徒会長になるか迷う千夜の想いに唯一気付くシャロには少し感動します。幼い頃一緒に見た”キラキラしたもの“を変わらず追い続ける2人の変わらぬ友情にほっこりする回でした。

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

第9話「館山故郷奪還作戦!」

 待ちに待った園香復活回。奮闘する周囲の人たちを前に何もできない自分の情けなさに押しつぶされそうになる彼女が如何にして再起を果たすのかと思ったらまさかの「甘えんなバカ」には驚きました。弥生お姉ちゃんの厳しくも優しい叱咤の言葉のおかげでようやく立ち上がる彼女の姿は非常に勇ましかったです。復活してからはこれまでの鬱憤を晴らすのかの如く宮古と共に大暴れしてくれたのでカタルシスが半端なかったですね。

 またヴァルハラでの謎の戦士たち相手に命をかけて立ち向かってくれた勇敢な一般兵士やピラーの足止めに向かうパイロットたち、ピラーに狙われている妊婦を助けるために全力を尽くす避難民と名もなき登場人物たちの活躍が光る回でもありました。絶望的な状況ながら人々が決して希望を捨てず、自分たちが出来る最善を目指す様子を見せてくれるので見ていて何だか勇気づけられます。そしてアズズが掴んだ真実からようやく反撃が始まると思うとワクワクしてきました。

 

 

池袋ウエストゲートパーク

第10話「野獣とリユニオン」

 犯罪の被害者と加害者をどう向き合わせるか、とも言うべきこれまた難しい問題を取り扱った回。犯人を「ケダモノ」と呼ぶ兄妹が彼の抱える問題やそうせざるを得なかった理由を知り、どう受け止めるのか。そして自分のしでかした罪の重さを知った少年がい如何にして償うのか。単純な勧善懲悪では終わらせない内容にとても感心しました。(”一見凶悪な事件も視点を変えればまた違って見える“という話は漫画『ミステリという勿れ』の主人公のセリフ「人は主観でしかものを見られない。それが正しいとしか言えない」「真実は人の数だけある」を思い出します)

 また加害者の少年をケダモノではなく1人の人間として許す展開はベタながら良かったですね。単純に復讐を果たしたところで当人しか救われない中、少年にも救いと更生の道を示す選択は個人的に強く肯定したいところです。どちらか片方に入れ込むのではなく、両者の事情を汲み取ったうえでリユニオン(再生)という最善を目指す今回のラストには素直に感動しましたね。

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

第10話「静夏応答せよ」

 サブタイからして静夏が倒れる展開かと思いきや芳佳も加えて両方倒れることになるとはリハクの目をm(ry

 前半は大型ネウロイを単騎で撃破する大戦果を上げたものの自分のせいで芳佳の残った魔法力を使わせてしまったと自責の念に駆られたであろう静夏が不憫。芳佳は芳佳で聞き分けが良くなったと思ったら結局命令違反してしまう辺り相変わらずだなぁと感じます。(そのおかげでキールを守れましたが)もっさんはともかく短い付き合いで芳佳を言いくるめて帰投させた静夏ってやっぱりすごいのでは・・・・・・?

 本筋はベルリン奪還作戦がいきなり始まって不穏だと思ったら案の定新型ネウロイの攻撃で一時撤退、そこからのキールでの戦いと息つく暇もない展開の連続でこれまで以上の激戦になっていることを実感します。あと余談ですがベルリンを囲った壁型のネウロイベルリンの壁崩壊」をやりたいという感じがプンプンしましたね。

 

 

おそ松さん(3期)

第9話「シェー」「衣装」「家事をやろう」

 前半は久々のイヤミ回。一世を風靡したイヤミの「シェー」について改めて説明されましたが、オムスビのツッコミからシェーが既に過去の遺物になってしまっている事実を認識させられて胸にグサッときました。(まぁ僕は全然シェーが流行った世代ではないんですが)過去の栄光に縋っていたことがわかり旅に出るまでに追い詰められたイヤミの姿も可哀想でしたね。

 間にトト子ちゃんとニャーちゃんのコントを挟みつつ始まった後半は母松代に代わって家事をすることになるというありそうでなかったエピソード。今までやってこなかった家事に戸惑いながらも何とかやっていき、家事の大変さとそれを毎日こなす母の偉大さを知るという物語としてはオーソドックスな流れで結構見入りましたね。松造が吹っ飛ばされるラスト含めて普通に面白かったです。特に一松が最も熱心に家事を行っているように見えました。普段は気だるげだけど何かをやる時は誰よりも愚直となる彼の内面を知れたように思えます。

 

 

 デッドプールといえば実写の3作目についての情報も気になるところ。聞けばマーベルスタジオで製作するみたいな話があるそうですが、ソースがはっきりしないのでいまいち信用出来ません。ただもしそれが本当なら念願のスパイダーマンとの共演をやってほしいところですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。