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2025年冬アニメ簡易感想 その4

 

 

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 昨年情報が公開されたガンダムシリーズ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』の劇場版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』本予告が先日公開。テレビシリーズとして放送予定の本編序盤を映画用に構成した先行公開版とも言える内容らしく、それが今月の17日にもう公開されるというのですから驚きです。割と謎に包まれている新作ガンダムを、早くも映画で体感出来ると思うとワクワクせずにはいられません。

 

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↑ジークアクス初報時の感想については上の記事を参照。

 

 そして劇場先行版の主題歌を務めるのがあの米津玄師さんであることも判明し、これまた大きな話題を呼びました。米津さんといえば数々の名曲を輩出していることで有名で、アニソンも多く手掛けています。ちょうど当ブログで感想を書いている『メダリスト』のOPも担当していますね。(米津さんがメダリストの大ファンで自分から主題歌のオファーをしてきた話にはびっくりしましたねマジで……)

 恐らくは『シン・ウルトラマン』からの繋がりで今回参加したのかと思われますが、米津さんがついにガンダムにも携わる事実は中々に衝撃的です。彼が歌う主題歌「Plazma」も、「飛び出していけ宇宙の彼方」といった歌詞にガンダム(「銀河へ向かって翔べよガンダム」)へのリスペクトを込めているのが伝わってくるので胸が熱くなってきますね。ジークアクスの映画が公開した際には、この主題歌にも注目してみたいところです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター レックウザライジング

第79話「オーバー・ザ・トップ」

 新年最初のアニポケは、いきなりオモダカさんとのバトルからスタート。エンテイを探してパルデアの大穴こと「エリアゼロ」に入ろうとするリコたちが、自分の実力を示すためにトップチャンピオンと戦うことになる展開は中々に面白かったですね。オモダカさんの戦いぶりも意外と容赦がなく、どくびし&ベノムショックのコンボは嫌らしくも効果的でトップとしての余裕が感じられました。また彼女が繰り出してきたキラフロルキラーメ×2の組み合わせですが、2体のキラーメがさながらキラフロルのファンネルのような役割を果たしていたのが興味深いです。

 そんな強敵に対して様々な工夫で立ち向かうリコたちの姿が今回の注目ポイント。何と言ってもアチゲータにふいうちすることで、じだんだの威力を上げる作戦をリコが咄嗟に立てたことには面食らいましたね。(ニードルガードを無駄打ちさせて成功率を下げている点もグッド)時として味方をも欺く発想を、即座に実行する胆力には恐れ入ります。ロイもそんなリコの思惑を即座に理解するのが素敵で、彼ら3人がこれまでの旅で得た経験を存分に活かしていると感じました。最後のテラスタルとしんりょくによる大逆転にも、説得力のある展開としては十分です。

(ちなみに今回の面接官チリちゃんやオモダカさんの発言からして、本作では原作ゲームの出来事は既に解決されていることが仄めかされていましたね。ボタンがしれっとエリアゼロのゲートを開けてくれたのも、彼女がゲーム本編後の成長した姿だからでしょう)

 

 

Dr.STONE(4期)

第1話「RYUSUI VS. SENKU」

 長く続く科学クラフトアニメもいよいよ本章(最終章)に突入!トウモロコシを求めてアメリカ大陸に向かう途中で、タイトルにもある通り千空と龍水が対立するのが今回のメインとなっていました。時間のロスを狭める大圏航路と船員の安全第一の等角航路、どちらで進むべきかという両者の言い分は良い具合に白熱していたと言えますね。後述のタネ明かしもあって仕込みありきの演技でも、しっかり千空たちの言葉に芯が通っていたと感じました。

 ともかく航路を決めるためのポーカー対決では、割と真っ当な頭脳戦が繰り広げられていたのが最大の見どころですね。大胆で堂々とした龍水とイカサマが大得意のゲンのコンビに対して、千空は科学の知識で勝利してみせるので実に本作らしいバトルだったと思います。個人的には作中何度も描かれてきた千空の漆かぶれを、カードを見抜くための細工として使用してみせたシーンがかなりのお気に入りです。(ゲンの「勝ちたかった」というセリフもここすきポイント)その後の福利厚生もしっかり用意する展開も含め、過酷な旅ながら楽しそうに乗り越えていく様子が微笑ましい回でもありました。

(それはそれとして本作からOP&EDの雰囲気がガラリと変わったのには驚きましたね。特にOPの謎にダンスが始まった時は、これまでのOPと比べても大分異質で困惑が止まらなかったですハイ

 

 

チ。-地球の運動について-

第16話「行動を開始する」

 前回から一気に25年の月日が流れ、次なる物語は「異端解放戦線」なる集団から始まりました。権威を失いつつある教会正統派の打倒を目指す革命戦士、あるいはテロ組織とも捉えられる連中といったところでしょうか。教会に仇なす存在としてはスカッとさせられる反面、そのやり口には不安を覚えるものがあります。ともあれ本作における宗教改革の展開と密接に関わっていくのは間違いないでしょう。

 その一部隊の隊長「シュミット」も中々に印象的。落ち着いた物腰で理知的と見せかけて、自然主義という異質な人物として出てきたのでインパクトは抜群でした。他の宗教や神を否定し、自然物だけを信仰する姿勢は本作の基準では相当に狂っているとも言えますね。入隊出来なかった異端に何もしなかった点は良しとしても、この作品の登場人物の中でもトップクラスにヤバい人物なのではないか?と感じずにはいられなかったです。

 そんなシュミットの少年時代と思われる回想シーンは別の意味で衝撃的でした。教会への怒りを抱いた父の弟が父を殺す光景は、彼にとってショックが大きかったことは言うまでもありません。同時に違う考えの相手を排除することに躊躇が無くなったのもこの辺りのようになってきていると感じますね。「勘違い」への嫌悪に対して「寛容」の精神は育たなかったのだろうか、と少し考えてしまいました。

 

 

メダリスト

第2話「初級バッジテスト」

 うぉぉぉ初級テストに受かるぞぉぉぉ!!→ビクビクシオシオ顔のギャップが激しすぎる件。順調にステップアップしていって楽しそうだったいのりが、スト会場の陰湿な描写と奇人変人たちに気圧されていく様子は可哀想ながらもおかしかったです。今回の新キャラもスマホ投げ男や暴言メガネ男子と強烈なものばかりで、彼女が縮み上がってしまうのも無理はないと納得してしまうのがこれまた絶妙でした。そのメガネくんも後述の光に速攻でビンタされていますし、本作のクセの強さをこれでもかと堪能した気分です。

 その中でも「狼嵜光(かみさき・ひかる)」の眩いまでのスター的キャラクターは鮮烈な印象を残していきました。全日本ノービスBで結果を残している実力者であること以上に、いのりを引っ張ってくれるサッパリとした性格が魅力的。周囲の雑音にも負けないメンタルも相まって、劇中のいのり共々惚れ惚れせずにはいられません。フィギュアに全力をかける、まさに主人公にとっての理想像にして目指すべきライバルに相応しい存在と言えるでしょう。

 そんな光に触発されてか、いのりもドンドン貪欲になっていくのが見ていて心地よかったですね。同年代で自分よりはるか高みにいる相手に、素直に悔しさを吐露出来る辺りに彼女のフィギュアにかけた本気が伺えます。他の全てを犠牲にしてでも上手くなりたい!という気持ちを司にも伝えることが出来ましたし、2人が着実に過酷でシビアな世界に挑み始めていることを実感しました。

 

 

 ところで上のガンダムジークアクスですが、密かに「宇宙世紀との関連性」が囁かれかれているのを耳にしています。上の本予告映像でもザクらしき機体が確認出来るほか、主人公のマチュがテム・レイ製の回路らしき物体を持っていたので気付いた時は思わず吹き出してしまいました。これが初代ガンダムへのオマージュなのか、はたまた何か重要なフラグなのか……いずれにしても、あまり深く詮索せずにいようかなと思います。全ては公開した時に判明することでしょうし、個人的にも映画館で確かめていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

カラー×サンライズ 夢が、交わる。(雑記 2024.12.4)

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ガンダムシリーズ最新作

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』

2025年、始動。

 

 

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 というわけで新作ガンダム『GQuuuuuuX(ジークアクス)』の情報が本日公開されました。朝っぱらからいきなりの情報解禁に驚き、その内容やスタッフ情報に面食らった人も多いことかと思います。かくいう僕もサンライズとカラーという全体未聞の組み合わせには度肝を抜かれましたね。『新世紀エヴァンゲリオン』で知られるスタジオカラーが本格的にガンダムに関わるのは、ロボットアニメの歴史の中でも貴重な流れ。なのでこれには思わず胸躍らせずにはいられません。それにしても上のタイトル、やたら“u”が多いな……

 

 

 さてそんな2代巨頭が制作するジークアクスですが、現在判明している情報ではまず「クランバトル」なる設定が目を引きますね。MS(モビルスーツ)によるルールに基づいた決闘は、直近の『水星の魔女』や『Gガンダム』を彷彿とさせるものがあります。(「相手の機体の頭部を破壊したら勝ち」という点もGガンっぽい)ただし過去作に対してクランバトルは賭け試合、つまりは非合法の地下闘技場のような立ち位置にあるのが面白いところです。コロニーを治安を守る側の監視を逃れながら、荒稼ぎするために戦う連中を描く……かつてないほどアングラテイストに満ちたガンダムになりそうな予感がしてきます。

 

 

 登場人物に関しては前作から続いて女性主人公である点など注目ですが、他にも現在判明している面々が若い少年少女ばかりなのが目を引きます。上のクランバトルが非合法であるため、それに敢えて参加する彼女たちは何者なのか?どんな理由でクランバトルに臨むのか?そういった疑問がまず浮かび上がってきました。ただ主人公のマチュこと「アマテ・ユズリハ」は、平和なコロニー暮らしに何かしらの不満を持っているようですし、本作では“若者たちの漠然とした不安や葛藤”に対して向き合っていくように見えてきます。

 また主要キャストの中に「シュウジ・イトウ」を演じる土屋神葉さんの名前があったのが目に留まりました。土屋太鳳さんの弟としても有名な声優ですが、特オタ的には『ウルトラマントリガー』にてウルトラマンリブット(人間態)として顔出し出演をしたことが印象深い人です。それだけについにガンダムでメインを張ることになったことに、不思議と感慨深い気持ちになってきますね。土屋さんのシュウジにも注目していく所存です。

 

 

 そしてガンダムでは外せない作品に登場する機体の情報。こちらはやはり主人公機である「GQuuuuuuX(ジークアクス)」のデザインについて触れたいところ。『鉄血のオルフェンズ』のガンダム・バルバトスにも似た頭部ながら、そのアンテナはカブトムシのツノのように大きく角ばっています。他にも全体的にスラッとしたシルエット、シカの蹄とスケート靴を掛け合わせたような異質な足などが特徴的です。(他にもザクらしき機体がコロニーの警備側という、主人公が非合法だからこその配置が興味深いです)

 またこのジークアクスですが、ガンダムに見せかけてガンダムではない疑惑が立っているのが面白いポイント。というのも動画やストーリーを確認する限り、本作におけるガンダムはシュウジが乗っているらしく、マチュが駆るジークアクスとは別に存在している模様。それはそれで面白そうですが、ならこのジークアクスはどういうポジションになるのかが気になります。(何よりシュウジのガンダムも早く見たいです)

 

 

 最後にスタッフ情報。株式会社カラーとの共同であるため当然ですが、多くがカラー所属の面々ですね。監督の鶴巻和哉氏はカラーの取締役であり、近年の監督作としては『龍の歯医者』を手掛けています。それ以上にオタク的に見逃せないのが庵野秀明氏の存在。監督でもシリーズ構成でもないのかと思いながらスタッフ欄を眺めていたら、脚本に小さく名前が書かれていることに気付いて吹き出してしまいました。(敢えてメイン脚本ではなくサブくらいのポジションな辺りに理性を感じる……)ゴジラやライダーやウルトラマン、今度はヤマトもやる予定の庵野氏がガンダムでどんな脚本を書くのかにも目が離せません。

 

 

 そんなこんなで来年始まる予定の新作ガンダム、ジークアクスが楽しみになってきました。水星の魔女が放送終了してから1年以上経過していますが、ここまで早くテレビシリーズで放送されるとは思っていなかったので嬉しい限り。それにカラーの参戦がどのような化学反応を生むのか、それらに対する期待も湧いてきます。何だかんだで毎年新しい展開でファンを飽きさせない、そんなガンダムが好きであることを実感した次第です。(視聴に関しても、テレビ放送に先駆けて来年1月に劇場版として先行公開するとのことなのでこちらで早いところチェックしておきたいですね)来年からの新たなガンダムに胸を高鳴らせながら、今回はここで筆を置かせていただきます。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

最近のオタク系ニュースについて軽くコメントするだけの記事 その39(雑記 2024.11.21)

 

 

 11月も終わりが近づき、多くの人たちが忙しさの中で2024年の終わりを予感することになるであろう今日この頃。かくいう僕はヘトヘトになりながらも、様々な作品を楽しみながら日々を過ごしている所存です。(年末だからこそ楽しみを追求したいと常々思っています)

 特に疲れていると懐かしの作品などを楽しむことが多くなっている気がしますね。新作アニメはもちろん素敵ですが、時には昔を懐かしむのも大切だと考えます。今回はそんな個人的な昔懐かしの要素を取り上げた雑記記事を上げる予定です。世代でない人にも興味を持ってもらえるよう執筆したつもりなので、是非読んでみてください。

 

 

 というわけで以下、今回のお品書きです。

 

 

 

 

 

 

キン肉マンⅡ世よ、時代はGet you!!

 

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 ジャンプ漫画の一角『キン肉マン』の続編である『キン肉マンⅡ世』。(「前作主人公の子ども世代を描いた作品」という、近年では当たり前の続編スタイルの先駆けとも言われているらしいですね)昔制作されたⅡ世のアニメ版が先日YouTubeにて公式配信が開始されました。来季に放送予定の『完璧超人始祖編』の2クール目の宣伝も兼ねてのことでしょうが、Ⅱ世のアニメをチョイスしてくるとは思ってもみなかったです。

 さてこのⅡ世アニメに関してですが、2002年当時リアルタイムで視聴していたことがあったので個人的には凄く思い入れが深いです。僕が最初に知ったキン肉マンであり、僕にとってのキン肉マンと言えばやはり2世アニメが思い浮かびますね。主人公の万太郎が色ボケでお調子者ながら、決める時はきちんと決めるキャラクターなのも昔から気に入っています。他にもケビンマスクをはじめとした新世代(ニュージェネレーションズ)も印象的で、今回アニメを久しぶりに視聴したことで彼らの活躍を思い出すことが出来ました。これを機に万太郎たちの勇姿を久々に拝みつつ、父親世代の次なる戦いのアニメを心待ちにしたいと思います。

 

 

8位→志村新八「人気投票って、必要ですか……?」

 

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 大江戸人情コメディ漫画『銀魂』が生誕20周年を迎え、それを記念して様々な企画が現在進行中。その1つである20周年記念キャラクター人気投票の結果がつい先日発表されました。銀魂で人気投票と言えば約1か月以上に渡り展開された人気投票篇を思い出しますが、こちらの結果はどうなのか?それを上の動画で確認してみましたが……

 

第1位:坂田銀時

第2位:土方十四郎

第3位:高杉晋助

第4位:桂小太郎

第5位:沖田総悟

第6位:神楽

第7位:神威

第8位:志村新八

第9位:月詠

第10位:坂本辰馬

第11位:山崎退

第12位:吉田松陽

第13位:近藤勲

第14位:志村妙

第15位:伊藤鴨太郎

第16位:今井信女

第17位:阿伏兎

第18位:柳生九兵衛

第19位:陸奥

第20位:猿飛あやめ

 

 という結果が明らかに。主役の銀さんがまたもや1位なのが地味にすごいですが、他にもイケメン上位陣が10位以内に全員は言っていたり神楽と神威の兄妹が並んでいたり見どころの多い投票結果となりました。銀魂はジャンプ作品の中では珍しい、主人公陣営の強さが顕著に表れている人気投票になることが多いと改めて実感しますね。

 っていうかそれはいいんですよ!!問題の新八が8位という結果が今回も守られたことですよ!!これまで銀魂の人気投票が行われるたび、新八は第8位という主人公側にしては微妙な順位をキープしてきました。上述の人気投票篇でもそのことがネタにされ、ファンの間で「新八といえば8位」のイメージが今もなお定着しています。(5回目の投票で7位になった時はかえって残念がる声が多かったですね)そんな新八が久々の人気投票でまたもや第8位になったのは、ある意味で他の順位よりも快挙といえるでしょう。

 ここまでくると公式が票の操作をしているのではないか?といった邪推も出てくるレベルですが、ひとまずはこの順位を祝ってやりたいところです。

 第8位おめでとうぱっつぁん!!

 

 

キラ・ヤマトたちが「自由の戦い」に挑む前の物語

 

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 今年の1月に劇場公開され話題を博した『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の前日譚となる作品の制作が決定。機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZEROと題した本作は、SEED FREEDOMの企画中に故・両澤千晶氏と森田繁氏によって執筆されたシナリオを元にしているとのこと。あの激闘に続く内容がどんなものなのか、非常に気になってきます。(個人的にはコンパスの結成秘話などをやりそうな予感がします)

 というわけで上の特報映像を眺めていたわけですが、やはりキラをはじめとした登場人物たちの朗らかな様子が目に留まりますね。特にキラはラクスやカガリに笑顔を見せている辺り、まだ気持ちに余裕がある頃なのかもしれません。何だかんだで慣れ親しんだキャラクターには笑顔でいてほしいので、掛け値の無い和気あいあいとした空気を味わえそうなのが嬉しい限りですそれだけに映画本編の曇りきった状態になる過程を見ることになりそうで怖いですが……

 他にもイザークとムウさんが握手しているシーンや、シンとルナマリアが掃除をさせられているシーンなど興味深い光景が次々と出てくるのが面白いです。これだけでどんな経緯があったのかを妄想するのが楽しくなってきます。(戦闘シーンではギャンシュトロームを誰が操縦するのかも楽しみなポイント)映画になるのかまだわかりませんが、続報を気長に待っていたいと思います。

 

 

 最近の作品はリメイクも非常に多いことで有名。『うる星やつら』の新アニメなども記憶に新しいですし、僕も今現在『ウイングマン』のドラマ版を楽しんでいる真っ最中です。これらの作品に関しては世代ではないものの、十二分に楽しめているのが個人的には驚くべきポイントだと考えます。現代に合わせた改変もあるのでしょうが、それ以上に時代を超えた面白さというものを感じる時があります。ノスタルジーと今の空気両方を味わいながら、今後もそんなリメイクを堪能していきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

2024年秋アニメ簡易感想 その4

 

 

 

 今年45周年を迎える『機動戦士ガンダム』シリーズとボカロ文化を定着させたバーチャルシンガー「初音ミク」の意外なコラボレーション企画が発表されました。ガンダム45周年ということで何かしらの催しが行われるだろうとは予想していましたが、初音ミクとの組み合わせは思ってもみなかったです。ただ一見すると雰囲気が違いすぎて困惑しそうに反して、案外華やかなコラボとして似合いそうとも感じますね。(そもそもハローキティともコラボしたガンダムに今さら怖いものはないぜ……!

 

 

 そんなコラボ第1弾となるのがガンダムメタバース内での初音ミクLIVE。去年から大々的に宣伝されていたガンダムメタバースをライブ会場にするのはなるほどヴァーチャル世界にいるミクにピッタリと言えるでしょう。他にも次々と施策を繰り出してくるようですし、このコラボがどんな化学反応を生み出すのか気になるところです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

BLEACH 千年血戦篇ー相剋譚

第28話「KILL THE KING」

 霊王宮にて早速始まった一護VSユーハバッハの対決。原作にはなかった戦闘シーンがこれでもかと描かれており、そのド派手な絵面に初っ端からテンションが爆上がりしました。また2振りの斬月を手に入れた一護の強さに関しても、全知全能を使わない状態のユーハバッハなら圧倒出来ることがハッキリとわかったのが嬉しいポイント。再び放たれた月牙十字衝の威力には惚れ惚れしましたよえぇ。

 一方で一護によって霊王にトドメがさされる展開は中々にショッキング。ここまでが全てユーハバッハの手のひらの上というのが原作通りながら衝撃的で、無慈悲な罠に顔を覆ってしまいたくなります。何より力があるなしではなく世界を守ろうとする一護に、彼にしか出来ない凶行へと導かせるのがエゲつないですね。裏で何かを企んでいる和尚といい、いいように利用されがちな一護が何とも不憫に思てきます。

 あとは上述の戦闘以外のアニオリ要素も気になるところ。何と言っても霊王の名前「アドナイェウス」がしれっと明かされた時は度肝を抜かれました。(この名前が既に聖別の詠唱に出ていたという話にもびっくりしましたね)一護が見たという「万事万端万世不朽の記憶と釈解」といい、霊王についての詳細が新たにわかりそうで目が離せません。

 

 

ラブライブ!スーパースター!!(3期)

第2話「トマカノーテ」

 マルガレーテが創設した新スクールアイドル部での活動が描かれた第2話は、早くも可愛くなっていくマルガレーテにフフッとくることに。一緒に練習に励んだりかのん宅で下宿したりする中で、ツンケンした態度以外のキャラクターが見えてきたのが興味深かったです。姉へのコンプレックスもありますが、個人的には歌を楽しいと思える感情を見せてくれたのが喜ばしいところですね。過去の暴言で生まれたアンチに対して向き合う可能性にも、見ていて期待が持ててきます。

 そんなマルガレーテを宥めながら支えたかのんがこれまた見事。クセの強いメンバーをまとめあげ引っ張っていくリーダーとしての資質を発揮しつつ、マルガレーテに楽しむ気持ちを呼び起こさせる辺りに感嘆を覚えます。何より上述の周囲の批判を受けても、彼女たちの背中を押す姿に胸打たれました。マイナスからのスタートでここまで来た主人公としての風格をこれでもかと魅せてくれたと思います。

 そしてグループに加わった3人目「鬼塚冬毬(おにづか・とまり)」についても見逃せません。オニナッツこと夏美の妹で、冷静な無表情キャラの対照的な面は定番ながら惹かれるものがありますね。利益損得を第一にしているものの聞き分けは良いですし、何より既に姉への好意が見え隠れしているので彼女の掘り下げも楽しみになってきました。

 

 

ぷにるはかわいいスライム

第2話「友達でもなくスライムでもなく」

 コタロー憧れの先輩「雲母麻美(きらら・まみ)」の恐るべき本性が明らかになった今回。前回の時点で仄めかされていた子ども好きっぷりは常軌を逸しており、まさに劇中の「母性を内なる野性扱いする人」に相応しかったです。しかもアニメで人外染みた動きまで披露しており、原作以上に怪物のイメージが強くなっていたと思います。後半で「ワルイプニル」に変身したぷにるに対しても、そのママになりたい欲望で圧倒する様子に笑いが止まりませんでした。(こんなヤベー奴な先輩を見ても憧れるコタローにもドン引きしましたね。恋は盲目と言っても限度があるだろう……

 そしてコタローとぷにるの絶妙な関係性も今回の大きな見どころ。些細なことをきっかけにケンカ別れする展開から、ぷにるが帰ってこないことで徐々に不安を募らせていくコタローの心情までベタながら丁寧に描かれていました。勝手な行動に怒りながらも、本気で心配してくれる関係はまさに家族のそれで微笑ましいものを覚えますね。会費滞納で学会追放された「間戸博士(まど・ひろし)」先生の件は割と有耶無耶になってしまいましたが、その過程でコタローのぶっきらぼうな優しさが垣間見える過程にどこか胸が暖かくなってきました

 

 

来世は他人がいい

第2話「誠意を見せたい。あわよくば少し好きになってほしい」

 ドンドンヤベー一面が明らかになっていく霧島にビビりっぱなしだった件。吉乃のストーカーと化している点はまだ良いとして、彼女への愛着が異常な形で放たれている様子があまりにも怖かったです。特に吉乃を傷つけた半グレへの制裁といい、この男には暴力に関するブレーキが存在しないことが嫌でも伝わってきます。(彼女の身を案じるより先に攻撃に転ずる辺りもぶっ壊れていますね)しかも総長の「深山萼(みやま・がく)」との関係も歪で、家族としての愛情も何もないドライな態度を双方共に見せてくるのが恐ろしかったです。

 それ故霧島にドン引きしながらも、彼を静止してみせる吉乃には感心するばかり。一方的な向こうとのやり取りもコント染みており、彼女の暴言のおかげで不思議と笑えてくるのが興味深かったです。何より上述の暴力的な霧島を殴って止めたり、果ては半グレに啖呵を切るシーンには頼もしさすら感じますね。ヤクザの世界には不釣り合いな未熟さですが、それでも必死に食いついてくる吉乃に好印象が湧いてきます。霧島のブレーキ役になるという意味でも、ある意味でお似合いかつ必要な存在なのが読み取れた次第です。

 

 

ちびゴジラの逆襲

第42話「怪獣王ゲーム

 平日朝の時間帯に合コンのノリを持っていくスタイル。怪獣王ゲームという名前から最初は連想しにくかったものの、要は王様ゲームだと判明した時は大いにギョッとしました。ちびガイガンが「男子が足りない」と数合わせのために呼ばれるくだりなども完全に意識しており、こんな作品が朝に放送されている事実に改めてドギマギしてしまいますね。それでいてちびモスラがちびメカゴジラのことを意識している描写など、ニヤニヤ出来る要素もあるので見ていて飽きなかったです。

 そんなラブコメ一歩手前の空気でもいつものノリで周囲をかき乱したのが我らがちびゴジラ。どんなトンチキ命令を出してくるのかと思っていた中、まさかのエビラのモノマネ強要に吹き出してしまいました。出演作品を一言一句間違えず説明する辺りからいつにも増してガチ感が強いです。エビラがマイナー扱いなことには首を傾げましたが(まぁ2作品くらいしか出てないならマイナーかなぁ)、ちびゴジラのゴジラ映画オタクっぷりを見られたのは良かったですね。

 

 

 ガンダムといえば本日セブンイレブンにて『SEED FREEDOM』と『水星の魔女』、2つのガンダム作品のコラボキャンペーンが始まりましたね。直近の2作品を並べることに違和感を覚えるものの、何だかんだでファンとしては結構興味深い組み合わせにもなっています。(あとミオリネが本編でも魅せたことのないような穏やかな笑顔を見せていてじわじわきたり……)こういったフットワークの軽さもガンダムの面白いところだとつくづく思う一幕でもありました。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

2024年夏アニメ簡易感想 その25

 

 

 

 今年の1月に公開され、SEEDファンの間で大きな話題と感動を呼んだ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。そんな本作が新規カットなどを追加したアップデート版として、特別上映されることが先日発表されました。ここにきてまさかの追加版が来るとは思ってもみなかったので、これには度肝を抜かれましたね。公開後に描き直したりするほどに、本作が人気を獲得したことを実感させられる情報だったと言えます。(『ゲゲゲの謎』も同じように追加カット付きが特別上映されるようですし、この方式は今後の人気アニメ映画の定番になるかもしれませんね

 

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 また上の特報映像で新規作画などがチラリと確認出来ましたが、一目でクオリティが劇的に上がっているのがわかったのも大きいです。各機体の細やかなディテールなども鮮明になっており、アマプラで何度も本作を見返した身としても見直したいと思えてくるほどに仕上がっていました。(あと余談ですが、動画内で平和にイチャイチャしているキラとラクスにほっこりしたり)ED後に挿入されるエピローグカットが1弾と2弾で異なっていたり、それらが円盤で収録されないなど不穏な情報もありますが、ひとまずは映画館で進化した映像を体感したいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF

第21話「異端の村と司祭の契約」

 何かと怪しかったテレオの村についての現状がある程度判明。前回の時点ではよそ者を警戒する空気を感じていましたが、それはエンベルクとの契約あってのことだったとわかり一気に腑に落ちるパートになっていました。教会からしたら異端となる「蛇の神」を祀っているために重税を課されれていたものの、フランツ司祭のおかげで何とかやってきた村人たちなりに戦っていたことには大いに納得がいきます。またエルサもエヴァンの口ぶりからして、あの時ピリピリしていただけで本来は気の優しい少女であることが伺えました。(とはいえロレンスとの酒を明かす村人の様子は、割とフランクで村そのものにそこまで悪い印象は抱かなかったです

 とまぁそんな村の事情を知ったうえで、敢えて踏み込もうとするロレンスとホロのやり取りも印象に残りました。首を突っ込むのは危険とわかっていながらも、ホロの故郷を知るためにも、というロレンスの姿勢は相変わらず。しかしホロに適宜確認する辺り、以前の失敗から反省しているのがわかります。ホロもそんなロレンスの態度にまんざらでもなさそうですし、2人の結束力が固くなってきたのを感じますね。共に危険な橋を渡るという意味で「甘えたい」と口にするホロのシーンなどは、この2人ならではの洒脱な言い回しで聞いているこちらがこそばゆくなってきます。

 

 

かつて魔法少女と悪は敵対していた。

第8話「クリスマスの前に」

 本作のメニアック枠「ベラトリックス」の妄想が爆発!!同僚たちの言葉に翻弄され、あれよあれよという間に脳内でピンク色の世界を構築していく様には笑いが止まらなかったです。ミラに少なからず気があるものの、表向きのキャラのせいでイマイチ一方通行になっているのが何ともおかしいですね。そのうえ妄想の内容からも読み取れるように、結構ドMのケがあってドンドン明後日の方向に話が進んでいくのも腹筋に悪かったです。(また何かとミラに絡む「アルキオネ」と「スピカ」のコンビも結構お気に入り)

 そして現実の季節感は無視してクリスマスの時期に移行していましたが、白夜がミラをクリスマスの食事に誘うシーンでこれまた悶えてしまいました。火花の「料理は愛情」理論に触発されたのもあって、自分の作ったもので彼を迎えたいと考える様子がいじらしくてたまらなかったです。5話でミラにわがままなところを引き出された反動でしょうか、彼に対する好意を隠さずグイグイくるようになったヒロイン度にニヤニヤが止まらなかったです。

 

 

【推しの子】(2期)

第20話「夢」

 アクアの痛烈な演技に胸が痛くなって仕方がない前半。「演技を楽しむな」という監督の言葉通りだけでなく、あの日の後悔や慚愧の念までも糧にするまさに愛憎の感情演技にはひたすら圧倒されました。鞘姫(あかね)が蘇るシーンの演技も、アイが生きていたら……という叶わない可能性を想像しながらのモノだったので見ていられなかったです。恐らく読者や視聴者が何度も妄想したであろうアイ生存ルートを、アクアは何度も思い描いてきたのでしょうね。そう考えたくなるほど迫真だったアクアに対し、もう何度目かわからないくらい哀しい気持ちにさせられます。

 そして後半はようやくアクアの復讐劇が再開。金田一さんの口を割るために姫川と協力したかと思ったら、本命は姫川自身だったという衝撃のラストで持っていく流れにはゾクゾクしました。アクアと姫川は父親が同じ、という驚くべき事実は何度見ても面食らいますね。共に「欠けた者の演技」と評されるなど、何かと共通点が多かった両者に実際の繋がりが判明し、物語が一気に動いたことを実感させられます

(そして「東京ブレイドの舞台」の演出はエンドロールまで気合いが入っていて見応えがありましたね。最後まで1つの別の作品を体感した気分です。)

 

 

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

第9話「ラブコメのち催眠術」

 この姉妹、催眠術チョロすぎである。前半沙也加の名誉回復を想うアーリャに好感を抱いていた矢先、マーシャと共にあっさり催眠術にかかる後半には困惑が止まらなかったです。定番の脱衣ハプニングまでやってくるので、結構ドギマギさせられましたね。(気が付いたら半裸になっていた当人たちはたまったものではないでしょうが)有希がこれまで以上に暴走しているのがポイントで、ほぼほぼ彼女の悪ノリでここまでの事態に発展していたのがおかしかったです。そのうえアーリャたちが催眠術にかかったとわかった途端本性を出すなど、変わり身の早さがいつも以上に際立っていたのでギョッとすることもありました。

 あとは上述の沙也加の件について、乃々亜の活躍が見られたのも今回の見どころでしょうか。サクラの件をバラして泥を被るやり方には驚きましたが、そこまでして友人の方を取ったというのは中々にエモいですね。そのうえ沙也加との回想で、乃々亜なりに彼女への感謝と友愛を感じているのがわかったのも大きいです。チャラいギャルと生真面目女子の組み合わせは少々ベタですが、本気で怒ってくれた友人の力になろうとした少女の一面をしっかり描いてくれたのは好印象といったところ。

 

 

ちびゴジラの逆襲

第35話「アイドルになりたいの

 「あんたの推しの子になってやる」とばかりに小美人姉妹がアイドルを目指し始めた回。(なおCV高橋李依さんのちびモスラはマネージャの模様)それ自体はまぁいいとして、小美人のアイドルへの偏見に満ちた言動には苦笑いせずにはいられなかったです。せっかく上田麗奈さん&鬼頭明里さんの歌声を聞けるのかと期待していたのに、口パクで押し通した時には割とガッカリしてしまいましたねハイ。

 ただ「モスラの歌」が原曲でちょろっと流れたのはゴジラファンとしては見逃せないポイント。モスラと小美人といえばこの曲なので、しっかりと言及してくれたことにはニヤリときましたね。結局は流れなかったものの、ザ・ピーナッツのオリジナルバージョンにまで触れる小ネタも嬉しかったです。

 

 

 SEED FREEDOM、というかガンダムといえばガンプラの情報も忘れてはいけないもの。特に映画内でアスランが操縦したズゴックがついにキット化される情報には、思わず興奮するほどの衝撃がありました。

 

 

 さて映画の空気を良い意味で一変させたこのズゴック、ガンプラの気合いの入りように慄いてしまいます。充実したオプションパーツも魅力的ですが、それ以上に内部にインフィニットジャスティスガンダム弐式の胴体が入るギミックがとんでもないです。多くのモデラーたちが実現のために奮闘していた劇中の再現を、難なくこなすバンダイ驚異の技術力には舌を巻くばかり。ファンが最も望んでいるであろうことを実装してくれたことも、大いに評価したいところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。