今回の雑記記事はスーパー戦隊シリーズの情報がメイン。いよいよ明日最終回を迎える『王様戦隊キングオージャー』の後を引き継ぐ新戦隊『爆上戦隊ブンブンジャー』の情報を主に触れていきたいと思います。毎年恒例となる新戦隊への期待と不安が、いざPVを見た時に興奮に変わる点も語っていきたいですね。
というわけで以下、今回のお品書きです。
可能性は無限大!新時代をバクアゲろ!!
というわけで早速新戦隊・ブンブンジャーの情報について。先日18日に行われた発表会見にて主要キャストをはじめとした様々な情報が解禁されました。そして本作に関する空気感と言いますか、「ブンブンジャーとはこういう作品である」といったイメージをわかりやすく叩きつけられた気分になりましたね。如何にも明るくコミカルな戦隊であるイメージを醸し出しながら、要所要所で魅せる車のCMみたいなクールでシックな演出とのギャップも面白いところです。
さてそんなブンブンジャーですが、全体を通して「スタンダードな戦隊」としての印象を押し上げていたのがポイント。近年の戦隊はシリーズの枠組みに囚われない斬新で個性的な作品ばかりで、その濃さに圧倒されることがありました。そんな中でブンブンジャーは昔から戦隊を見ている人たちが抱いている戦隊のイメージに大きく沿っており、実に安心感のある存在感を放っていると言えます。アクションシーンもブンオレンジなどの余裕ある動きが意外とカッコよくて、おかげで最初ビジュアルを見た時のどうなんだこれ?といった印象も一気に吹き飛びましたね。(東映特撮作品恒例の「動くととカッコいい」に本作も当てはまっていたというわけです)主要メンバーに関しても……
- どんな困難も勝負勘で乗り越える発明・改造の天才「範道大也(はんどう・たつや)/ブンレッド」
- 皮肉屋ながら情に厚いスパイにしてチームの頭脳「鳴田射士郎(めいた・いしろう)/ブンブルー」
- 夢と人生を見つめ直す好奇心旺盛なムードーメーカー「志布戸未来(しふと・みら)/ブンピンク」
- ヒーローを目指し邁進する真面目な熱血お巡りさん「阿久瀬錠(あくせ・じょう)/ブンブラック」
- 神出鬼没で正体不明、不敵な笑みを浮かべる調達屋「振騎玄蕃(ぶれき・げんば)/ブンオレンジ」
といった感じでわかりやすく、親しみやすいキャラクターに仕上がっている模様。個人的にはブンブラックは色合いだけでなく序盤追加戦士枠のようなポジションも相まってゴーオンブラックを彷彿とさせ、結構な懐かしさを覚えますね。他にも名は体を表すがごとく、車関連のワードを人名に当てはめるセンスにもニヤリとさせられます。
そしてオタク的にはそれ以上に声優陣の豪華さにも触れておきたいところ。本作に登場する味方ロボットと敵組織「ハシリヤン」の幹部それぞれの声を担当する声優さんたちの錚々たる顔ぶれには驚かされました。
#ブンドリオブンデラス 通称 #ブンブン の声を担当されるのは
— 爆上戦隊ブンブンジャー【東映公式】 (@BoonBoom_toei) 2024年2月18日
なんと #松本梨香 さん🛞
大也の相棒として一緒に戦うブン🛠
カレーを作るのも大得意なんだとか🍛
みんな大好きマツリカさんがブンブンに魂を吹き込んでくれて #バクアゲ🔥
アクセル全開の1年が始まるブン🏎💨#爆上戦隊ブンブンジャー pic.twitter.com/8wZn6eI6Oc
#デコトラーデ の声を演じるのは #諏訪部順一 さん🛞
— 爆上戦隊ブンブンジャー【東映公式】 (@BoonBoom_toei) 2024年2月18日
大宇宙侵略大走力団 #ハシリヤン の一員として地球に襲来🚛
二枚目ぶってるけどズッコケなのが憎めないブン…。
諏訪部さんの爆イケボイスがあれば地球征服も楽勝かも!?
特級ボイスを堪能するブン🏎💨#爆上戦隊ブンブンジャー #ブンブン pic.twitter.com/PQbZIvm5E9
#イターシャ の声を演じるのは #水樹奈々 さん🛞
— 爆上戦隊ブンブンジャー【東映公式】 (@BoonBoom_toei) 2024年2月18日
地球のアレコレに興味津々で、
苦魔獣を生み出しては侵略を目論むブン🐱
水樹さんが満を辞してニチアサ特撮に登場🔥
諏訪部さんとの漫才のような掛け合いに乞うご期待🏎💨#爆上戦隊ブンブンジャー #ブンブン pic.twitter.com/MeYqyvhu5s
#ヤイヤイヤルカー の声を演じるのは #諸星すみれ さん🛞
— 爆上戦隊ブンブンジャー【東映公式】 (@BoonBoom_toei) 2024年2月18日
ちっこくて可愛いヤルカーは実はとっても毒舌で😈
デコトラーデたちもタジタジ🚖
諸星さんの可愛い声と豹変した時の声の違いが楽しいブン!
デコイタヤルは3人合わせて #サンシーター⛽️
よろしくブン!#爆上戦隊ブンブンジャー #ブンブン pic.twitter.com/SLcZ5j5DGE
松本梨香さんと諏訪部順一さん、水樹奈々さんに諸星すみれさんと、プリキュアといったニチアサにもかつて関わったことのある方々ばかり。中でも松本さんといえばアニメ『ポケットモンスター』のサトシ役で有名ですが、戦隊として見た場合は『地球戦隊ファイブマン』のサポートロボ・アーサー以来の本格出演です。(『非公認戦隊アキバレンジャー』にも出演していましたが)アニポケを卒業したことで、久々に出られるようになったということでしょう。他にも変身アイテムの音声やEDも担当しており、この1年は松本さんの声を特に楽しめそうです。
そんな松本さんが演じるブンブンこと「ブンドリオ・ブンデラス」が劇中の巨大ロボ「ブンブンジャーロボ」本人という設定も興味深いですね。普段は等身大サイズの宇宙人としてブンブンジャーの仲間たちを支え、巨大戦の時はトレーラーから変形・巨大化することでブンブンジャーロボになるようです。これはメインターゲットである子どもたちへの販促になるよう、ロボットそのものを愛着のあるキャラクターとして描くという考えがあるのかもしれません。別世界のロボが変身してロボットに合体するゼンカイジャーから始まったロボットのキャラクター化も、ここにきて極まったことを感じさせてくれます。
さてまとめるとブンブンジャーは、予告の時点でワクワクさせてくれる戦隊だと思いましたね。ファンとしては「そうそうこれこれこんな感じ」と、よく知る戦隊のノリをそのまま継承してくれているので上述の通り安心感が凄まじいです。何より『カーレンジャー』や『ゴーオンジャー』といった車モチーフの戦隊に見られる「底抜けの明るさ」も仄かに漂っており、トンチキながら熱い作風に期待出来ます。キングーオージャーなど実験的な作品が続いていた分、ブンブンジャーで心機一転して楽しんでいく所存です。
ブラックホールに消えた奴がいる~♪(デレデレデレデレデッ
続けては同じくスーパー戦隊シリーズから、今年30周年を迎えた『忍者戦隊カクレンジャー』についても触れていきたいと思います。以前30周年記念に何かあるという予感をさせる情報が届き気になっていましたが、ブンブンジャーと同じ日に発表されるというのが面白かったですね。
↑初報の時の反応については上の記事を参照。
そして来たる18日に上の動画が公開。カクレンジャーを愛する有名人から印象深いエピソードを教えてもらうという短いながらも濃い内容となっていました。半分くらいモノマネ芸人が尺を取っていたのはちょっとどうかと思いましたが……またこの動画のナレーションはカクレンジャー本編でサイゾウ/ニンジャブルー役のハネジロー土田大さんと、貴公子ジュニア役の遠藤憲一さんという点も素敵でしたね。極めつけは最後のカクレンジャー全員が語った思い出話で、「学校のような気持ち」や「家族のようなもの」とそれぞれの作品への思い入れが感じられて非常に好みです。(ケイン・コスギさんのバリバリ肉体派な話もここすきポイント)
ただまぁ30周年ということで大きなニュースがあるかと期待していたのですが、1話と2話のYouTube配信や円盤の廉価版発売、最後のファンミーティングの情報などで終わってしまったのが残念なところ。てっきりVシネで続編をやってくれるとばかり思っていたので少々肩透かしを食らってしまった気分です。とはいえ今回の動画は特別企画の第1弾であること、動画のラストに「つづく」の文字が表示されたことからまだまだ何かあると見てよさそうですね。高望みになってしまいそうですが、その時こそカクレンジャー総登場に期待したいです。
1997年、X-MENの物語が再動する
ディズニープラスにて新たに配信される予定の『X-Men(エックスメン)』の新作アニメ、その名も『X-Men '97』の新情報も先日キャッチしました。こちらは1992年から1996年まで放送されたアニメシリーズの正統続編として制作されたもので、タイトルの97も「1997年以降もアニメが放映されていたら」という意味合いが込められているのでしょう。アニメのビジュアルも当時を強く意識したものになっているのが特徴的。それでいて動きの作画などはしっかりと現代のアニメらしく洗練されており、技術力の高さを感じさせます。当時のアニメを見た人ならノスタルジーに浸りながら楽しめそうです。
あとはストーリーに関してですが、当時のアニメのラストで亡くなったチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーXの遺志を受け継いだエックスメンの活躍が楽しみな一方、宿敵であるマグニートーにチームを乗っ取られる展開に胸がザワザワさせられます。実質チーム解体の可能性もあるのでは!?という危機感を覚えますが、こうした急展開もマーベルアニメの醍醐味と言えましょう。(『アベンジャーズ・アッセンブル』とか世界の危機がしょっちゅう訪れますし)アニメということでサクッと楽しめそうなエックスメンの新アニメ、こちらもチェックしておきたいです。
SEEDシリーズの人気キャラ&機体は?
『ガンダムSEED』人気投票の中間結果を発表
— ORICON NEWS【アニメ】 (@oricon_anime_) 2024年2月20日
1位はキラ&デスティニーSpecII ズゴック4位https://t.co/Q4L6Yglt93#SEEDGP2024 #SEEDフェス0218
🔹キャラ部門
1位:キラ・ヤマト
2位:カガリ・ユラ・アスハ
3位:アスラン・ザラ
4位:シン・アスカ
5位:ラクス・クライン
6位:イザーク・ジュール… pic.twitter.com/8ep5KEM3uL
映画『ガンダムSEED FREEDOM』が大ヒットを記録している『機動戦士ガンダムSEED』の人気投票が現在開催中。劇中の登場人物や機体をそれぞれ投票する企画で、先日解禁された中間発表で結構意外なランキング結果が貼り出されましたが少々意外な結果に驚きました。キャラクター部門とMS(モビルスーツ)&MA(モビルアーマー)部門それぞれを書き出すと……
キャラランキング1位
1位:キラ・ヤマト
2位:カガリ・ユラ・アスハ
3位:アスラン・ザラ
4位:シン・アスカ
5位:ラクス・クライン
6位:イザーク・ジュール
7位:アーノルド・ノイマン
8位:ムウ・ラ・フラガ
9位:ディアッカ・エルスマン
10位:ステラ・ルーシェ
MS・MA部門
1位:デスティニーガンダムSpecII
2位:フリーダムガンダム
3位:マイティーストライクフリーダムガンダム
4位:ズゴック
5位:ストライクフリーダムガンダム
6位:ストライクルージュ
7位:アカツキ
8位:デスティニーガンダム
9位:インフィニットジャスティスガンダム
10位:ライジングフリーダムガンダム
といった感じ。キャラの方は安定のキラが1位、そこにカガリとアスラン、シンにラクスという割と順当なランキングになっていますが、7位にランクインしているノイマンに目を疑ってしまいました。確かにガンダムシリーズでもとんでもないテクニック持ち操舵手として有名なキャラですが、人気投票という場でここまで評価を受けるレベルとは思ってもみなかったです。『SEED』本編で魅せた数々の回避テクニックなどでマリューさんの無茶ぶりに応えてみせたノイマンに惚れ惚れとした人は意外と多いということでしょうか。
そしてMSとMA部門ではやはりズゴックの存在感が目を引きます。他が軒並みガンダム系統の機体ばかりの中で異彩を放っていますが、これはやはり映画での衝撃的な登場が影響していると見るべきでしょう。実際僕も映画館でアスランがこのズゴックに乗って現れた時は吹き出してしまいましたし、初代ガンダムのオマージュマシマシの演出には内心笑いが止まらなかったです。(個人的に「シャアが来るようで来ない」BGMが特に面白くて好き)ズゴックを除くと概ね予想通りですが、中でも映画に出演していないフリーダムガンダムのランクインが目立ちますね。しかも2位という高さに、ノーマルのフリーダムの人気の根強さが感じられます。実際に初活躍回である「舞い降りる剣」のインパクトは本当にすごかったので、これには納得させられますね。
さてこの人気投票、投票の期日は明日・25日まであるので最終的にどのキャラと機体が上位を飾るかまだまだ予想は尽きません。個人的には映画で活躍したデスティニーSpecIIが1位であることに内心小躍りしつつ、ノーマルのデスティニーももっと上位に入ってほしいので毎日こちらを投票しています。結果発表ではデスティニーがどこまで喰いつけるのか非常に気になるところです。
キングオージャーの完結に対し一抹の寂しさを抱いている今日この頃。シリーズの終わりごとに毎年感じるものですが、キングオージャーはここ数年の中でもトップクラスにハマった戦隊だったので特にロスが激しくなりそうです。とはいえ別れを惜しむばかりではいられないので、その分ブンブンジャーに想いを寄せつつ、キングオージャーの最後の活躍を見届けようと思います。
ではまた、次の機会に。