怒りが繋げる進化
クリスマス前に不穏すぎる･･････
- 怒りの連鎖
前回滅亡迅雷.netの本拠地がデイブレイクタウンと判明したため、早くもA.I.M.Sと滅亡迅雷.netの全面対決が勃発した今回のゼロワン。唯阿の制止も無視して滅たちに猛攻を加える不破や、滅VSゼロワンの直接対決など序盤からクライマックスでしたが、それ以上に印象に残ったのが今回の殺伐とした空気です。以前から滅亡迅雷への怒りが天元突破している不破がその怒りのままに迅を庇った滅を打ち倒し、迅は滅を失ったショックと怒りからイズ（なんで唐突に迅の前に現れて畜生発言したの？）を攻撃し、その瞬間を間近で目撃した或人はイズを傷つけた迅に対して怒りを爆発させる･･････敵に対する怒りが新たな怒りを呼んでいく怒りの連鎖とも言うべき状況に陥っています。
そして面白いのが各々がその怒りをぶつける理由も見ている側としてはよくわかる点です。不破は過去からくるヒューマギアに対する怒りの描写から以前からあったので言わずもがな、迅は今回の冒頭で暗殺ちゃんや雷の墓を立てたり、自分を庇った滅を見て衝撃を受けるなど仲間想いの優しい一面を覗かせますし、或人はこれまで共に行動してきたイズが倒れたことに対してコミカルな面をほとんど見せず時には声を荒げてしまう動揺していることが伝わってきます。各陣営のキャラクターそれぞれに対して深く感情移入できてしまうからこそ、どちらか一方を素直に応援できない複雑な感情にさせられます。それぞれ同じように大切なものを傷つけられたことに対する怒りを持っているのに決してわかりあえない状況にどこかもどかしさを感じてしまいますね。本作の掲げるテーマである「人間とAIの共存」の難しさを表しているようにも見えて中々興味深い点でもあります。
- 大いなる覚醒
ハイパージャンプ！
オーバーライズ！
プログライズ！
Warning, warning.
This is not a test!
ハイブリットライズ！
シャイニングアサルトホッパー！！
No chace of surving this shot.
前述の通りかつてない怒りを見せる或人がシャイニングホッパーキーとアサルトウルフキーのアサルトグリップを合体させたことで誕生した新フォーム。シャイニングホッパーの従来のデザインにアサルトウルフのデザインが所々に散りばめられた組み合わせになっており、元々マッシブだったシャイニングホッパーがより逞しく見えるようになってます。
今回のラストで変身してまだ戦闘シーンを見せていないのでどのようなことになるのかはまだ想像が出来ませんが、ただでさえ戦闘後のバックファイアが心配なシャイニングホッパーに前回不破に重大な負荷をかけていたアサルトウルフの力が加わったことに一抹の不安を覚えます。それだけでなく、今回流れた変身音の「Warning, warning.This is not a test!」の部分や変身時に衛星ゼアとアークが共鳴しているような描写が挟まれるなど不穏な要素が満載で心配するなという方が無理です。果たしてこのフォームの力は或人にどのような影響を及ぼすのでしょうか･･････
今回何かと怒りというワードを連発してきましたが、それ以外にも未だ解決されない飛電インテリジェンスの信用問題や、今や1000％おじさんと化した垓など気になる要素が多かったですね。次回は迅との対決も一応の決着を見せるようですが、果たしてそれで終わるのか気になります。何かと年末に衝撃展開を持ち込むと話題の最近の仮面ライダーですが、ゼロワンはどのような展開が待っているのでしょうか。
ではまた、次の機会に。
