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デュエル・マスターズ!! 第38話「帰ってきた相棒!ジョニーとジョーの決闘ジョー!」感想

恐れを胸に、前に進む覚悟

文明を混ぜるのは・・・・・・確かに危険だな(ボルバルザークを見ながら)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 恐怖を認めるということ

 以前から帰還フラグを建てていたジョーの最初の切り札・ジョニーが今回ようやくジョーカーズ星に到着!いつもよりテンションが高くなっていた気がするジョニーもそうですが、ジョーも頼れる相棒の帰還を記念して仲間たち(I amさんはわかるとしてなんでど・真ん中太郎がいるの?)を集めてパーティーをするなど喜びに舞い上がっているのがわかります。ジョー編が好きな身としても、新章のデュエマを象徴する存在でもあるジョニーが三度ジョーの切り札に加わるのは本当に嬉しいです。兄ジョルネードとのやり取りでカナヅチがバラされたことにキレるなど今まで見せたことのない一面が明らかになったのも面白いです。

 そんなお祭りムードとは裏腹に、前回ゲジスキーとの真のデュエルの際に暴走してしまったことを気にするジョラゴン。そしてジョラゴンの暴走を危惧してジョーにゼーロと戦うことを禁じようとするジョニーとのデュエマが始まってしまいましたが、『ズ(2017)』の最終回でのジョーVSジョニーの時のようにジョニーがジョラゴンを試していることが容易にわかるのでそれほど殺伐とした雰囲気ではないのが良かったです。また今回のキモはジョーが暴走を恐れるジョラゴンの気持ちを十分に理解してくれるところにあります。もしかしたらみんなを傷つけてしまうかもしれない、と躊躇うジョラゴンに対し、「怖いよね」から始まり、「俺たちはどんなに怖くって前に進んできた」「2人で全部超えちゃおう!」と恐怖を否定することなく認めたうえで激励する流れをかましてきたジョーの姿に感動しました。これまでの戦いでも恐怖を感じながらも大切なもののために戦ってきたジョーだからこそ言える台詞であり、その気持ちを仲間を鼓舞するために使うまでになったことに対して彼の成長を感じずにはいられません。また今回のデュエマのシーンでジョギラゴンの攻撃で自身のシールドをブレイクした際、トリガーで出てきたゲラッチョ男爵によって再度攻撃が可能になるという暴発戦術を繰り出すなどデメリット能力を上手く利用する描写を入れることで暴走を克服したことをわかりやすく伝えていて感心しましたね。総じてジョーとジョラゴンの絆の深さがよくわかる良い展開だったと言えるでしょう。

 

 

  • 3つの力を束ねるとき

 こうしてジョラゴンの力をコントロールすることに成功し、ジョニーにも勝利したものの、これからゼーロと戦うためにジョラゴンを守る存在が必要だということでジョニーとジョルネードをこれまでの文明の力ごと合体させるというとんでもない提案をしてきました。しかしデッキー曰く「文明を混ぜるのは禁断の技であり、世界のバランスが崩れる恐れがある」とのことで猛反対されてしまいます。確かに文明を混ぜたもの、つまり多色(レインボー)カードは過去の背景ストーリーにおいても様々な厄災を引き起こした原因になってきたので、デッキーが必死に止めようとするのも理解出来ます。それに多色カード中心のエキスパンションはパワーカードが多くて環境がぶっ壊れたこともあるのでカード的にもおいそれと多色を作れないんだろうなぁ、と変な想像をしてしまいます。聞いてるか聖拳編と極神編と革命ファイナル!

 そんなデッキーの訴えを無視し、誕生したのが3文明の力を合体させた竜騎士ジョギラスタ・ザ・ジョニー」!!ジョギラゴンを支える存在としてデザインの所々にドラゴンの意匠がある騎士というテイストが非常にカッコいいです。(『FF4』をプレイしたことがある人なら竜騎士のカッコよさをわかってくれるはず)ジョルネードも一緒に合体の素材になってしまったのでこれからジョルネードの出番がないであろうことは残念ですが、最終決戦に向けてジョギラゴンとジョギラスタという2大切り札が揃ったことに興奮を隠せません。

 

 

 次回は手に入れたジョギラスタの力を早速試したいのかジョーが色々な相手にデュエマを挑む模様。本筋とは関係ないギャグ回のようですが、つい最近までキラを失ったショックでデュエマをやめるとまで言っていたジョーがまた純粋にデュエマを楽しむようになったことを考えるとちょっと涙が出てきてしまいます。また久しぶりにシャチョーたち3人組やウサギ団、そして研究所を爆破されて以来音沙汰なしだったハカセたちが登場するようなのでその点含めて楽しみですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。