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デュエル・マスターズ!! 第43話「闇の独壇ジョー!ゼーロとジョーの最終決戦!」感想

その一発が、を撃ち抜く

 ED映像の変化が不穏すぎて夜しか眠れない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 仲間とともに、いざ決戦

 前回のラストで零龍が卍誕し、絶体絶命に陥ったジョー。そんな中ジョーが「頼もしい仲間がいる限り絶対に諦めない」と闘志を失わなずにいることに感動を覚えました。ジョー編当初ではピンチに涙目になり、その度にジョーカーズといった仲間たちに激励されて再起してきたジョーが、今やそういった言葉がなくても仲間の存在を感じて自分の意思で戦えるようになったという事実はリアルタイムで追っていた身としては我が子の成長のようにも思えて涙が出てきてしまいます。また再びバトルゾーンに舞い戻り零龍に立ち向かうものの、ドラゴンの本能を抑えきれないジョギラゴンに「本能のままに暴れまくろうぜ!」と暴走を否定することなく共に戦ってくれることを宣言してくれるジョニーはこれまでジョーを支えてきた相棒としての貫禄が漂っていました。

 他にも闇文明の侵攻が始まり、キラの母率いる光文明が苦戦する中ボルツとキャップが加勢に入りましたが、今回はさらにももちゃんとガイアハザードら自然文明の精鋭も参戦するという展開はかなり熱かったです。前作で闇文明に煮え湯を飲まされ続けた彼らがこれまでの鬱憤を晴らすかの如く大暴れするのは見ていてかなりスカッとしました。そしてももちゃんやミノマル(マッチョから元の可愛い姿に戻っていて安心した)が出てくるだけでその可愛さに癒されます。こうしてかつての仲間たちが総動員してくれるとこれまでジョーが築いてきた仲間たちとの絆がここにきてジョーを支えてくれているように思えて嬉しくなりますね。

 

 

  • 暴れ龍最強弾丸

 

 

引き金は二度引かねぇ・・・・・・

一発がすべてだ!

 

喰らいやがれ、俺たちの魂の弾丸を!!

 

ジョギライド・ファイナルフィーバー!!

 

 

ジョギライド・ファイナルフィーバー 火/自然文明(ジョーカーズ) (3)
呪文:ジョーカーズ
▪️相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、バトルゾーンに自分の《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》があれば、この呪文をコストを支払わずに唱えても良い。
▪️クリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを+2000する。
▪️自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選び、その2体をバトルさせる。

 ゼーロとの最終決戦の前にジョーが描いた絵を元にデッキーが生み出した最終必殺呪文。今月号(※2020年2月3日現在)のコロコロコミックの付録にもなっているカードです。

 敵味方問わずクリーチャー1体に2000のパンプアップを行い、自分と相手のクリーチャーによる効果バトルを発生させる効果に加え、自分の≪ジョギラスタ・ザ・ジョニー≫が場にいる状態で相手クリーチャーが自分を攻撃する際にタダで唱えられるという疑似「革命0トリガー」とも言うべきカウンター効果が備わっています。このカードを唱える場合、まず確実にジョギラスタが存在するであろうことが想定されるので普通に使うだけでもパワー15000、ジョギラスタにパンプアップをすれば17000以下のクリーチャーを確実に除去出来るのは強力の一言。革命0トリガーとは違いカウンター効果の条件にシールドの有無が存在しないため、カウンターのタイミングを自分で調節することが可能なのも素晴らしい点です。

 そして効果を見ればわかるとおり、パワー0以下である限り無敵である≪零龍≫にパワーを与えることで耐性を消してから効果バトルで確実に倒す、という零龍への徹底したメタカードでもあります。(アニメでこの効果を命を持たない”無”である零龍に生命力を宿す、という解釈で描写したことには思わず感嘆をついてしまいます)こういったラスボスをメタるためのカードは過去にも≪宇宙一のカレーパン≫や≪ジョラゴン・ビッグ100≫といったものがありますが、このカードにはこれらと異なる点として「手元になくても機能する」可能性があります。相手の攻撃に反応して手札から発動する特性上、ジョギラスタを立たせておくだけで相手に「このカードを使ってくるかもしれない」というプレッシャーを与えられます。このカードが手札になかったり、最悪デッキに入れてない場合でも相手に心理的なゆさぶりをかけて攻撃を躊躇わせることが出来るのはこの手のコンバットトリックならではでしょう。

 難点はやはりジョギラスタがカウンター発動の条件になっているため、彼が除去されてしまうと相手の攻撃の際に使用出来なくなることでしょうか。前述のプレッシャーを与えることも踏まえると相手は確実にジョギラスタを先に場から引きはがそうとしてくるので、こちらが如何にしてジョギラスタを長く場に留まらせることが出来るかが重要になってくると思います。またいくら範囲の広い除去を放てるといっても1枚につき1体が限度なので相手クリーチャーが複数存在する状況では厳しいところがあるかもしれまん。しかしジョギラスタは「バトル勝利時にGR召喚する」能力を持っているので、それを活かして防御を固めたり攻め手を整えるために使用するのもありかもしれませんね。

 

 

  • 星に手を伸ばした闇王の最期

  ジョギライド・ファイナルフィーバーの効果により生命を与えられ、ジョギラゴンの一撃によって葬られようとしていた零龍。しかしそこでゼーロが割って入り零龍を庇うという衝撃の行動を取り、そして息絶え絶えの中かつてキラの父との戦いの際、プラネッタに庇われたという記憶を思い出します。大切だった者とその記憶を失い、ただ破壊の限りを尽くすだけだったゼーロ、そんな彼が彼女と同じように誰かを庇うことでようやく失くしていた記憶を取り戻すことが出来たことになったことに壮絶な皮肉を感じます。しかしジョーたちの攻撃によって生命が宿り、その暖かさを知ってようやくプラネッタとひとつになれたゼーロは、ドラゴンでも世界の破滅でもない、本当に欲しかったものを最期の最期で手に入れることが出来たのでしょう。

 

 しかしプラネッタ関連の描写が少なすぎてアニメだけだと唐突に感じてしまうのは正直残念でした。この辺りは以前からゼーロの方にもうちょっと尺を割いて掘り下げるべきだったと感じましたね。(またプラネッタのことも含めたゼーロの過去が漫画と微妙に異なっていますが、この点に関しては個人的にはこういった違いもまた面白いと考えています)

 

 

 ゼーロと零龍を打ち倒し、残ったギニョールもかつてゲジスキーを封印していたものとを同型だと思われる炊飯ジャー闇ホイホイ」で封じたため闇文明との戦いもこれに手一件落着。(まさかあの炊飯ジャーをここで回収するとは思わんかった・・・・・・)

 そしてゼーロを倒した影響なのか、かつてゼーロに消されていた住民と共にキラがついに復活!!復活した理屈とか服を残して消滅したはずなのになんで服を着た状態で復活してるのかとかキラの父も復活したのかとか気になることは山ほどありますが、キラが帰って来てくれたことがただただ嬉しいので細かいことはこの際置いておきます。しかしそう簡単にハッピーエンドにはならないようで、次回はなんと記憶を失ってしまったキラから如何にしてかつての記憶を呼び起こすかが焦点になる模様。光使いのライバル・・・・・・記憶喪失・・・・・・白凰・・・・・・うっ頭が

 また今回EDの映像の一部に変化が入っていて衝撃を受けました。かつてシルバーに乗ってジョギラゴンと並走していたジョギラスタが今度は零龍と戦った時のようにジョギラゴンに乗って去って行く形に変更されていました。この変化が意味するものとは果たして・・・・・・?

 

 

 ではまた、次の機会に。